最も美しく洗練されたされた地下鉄の駅 マヤコフスカヤ
駅は市内中心部の北西部、トヴェルスコイ地区にあり、トヴェルスカヤ通りと凱旋広場近くのサドーヴォエ環状道路の交差点にあります。
駅の名前は、 ソビエトの詩人 V.V. マヤコフスキーに敬意を表して付けられました。
開業日は1938年9月11日です。
駅の建築家はA.N.ドーシキンです。
マヤコフスカヤ駅はモスクワ市の文化遺産です。
1939年にニューヨークで開催された万国博覧会で、この駅のプロジェクトはグランプリを受賞しました。
この駅で電車からホームに降りたと同時に駅の素晴らしさ、美しさを感じます。グランプリの受賞にふさわしい洗練された美しい駅です。
駅の線路の壁の上部はウファリ大理石、下部は灰色の閃緑岩で覆われています。
プラットホームの柱には半貴石であるロードナイトが使われています。
柱の間のアーチは、磨かれた波型のステンレス鋼で仕上げられています。
床はベージュの大理石で、グレーとピンクの花崗岩で作られたストライプと同心円状の正方形のパターンが施されています。
プラットホームの中央のホールのアーチ型天井には、照明が設置された楕円形のニッチ(くぼみ)があり、「ソビエトの1日」をテーマにしたスマートなモザイクパネルで装飾されています。モザイクの作者はアーティストのA.A.デイネカとモザイク画家のV.A.フロロフです。当初は 35枚のモザイクがありましたが、駅出口の再建中に1枚が失われたそうです。
第二次世界大戦中、マヤコフスカヤは防空壕や式典を開催するホールとして使用されました。
ホームからエスカレーターを上って駅のロビーに上がります。
ロビーには、ソ連っぽいデザインの照明があります。
駅舎から外に出ると、凱旋広場に出ます。広場は、以前、マヤコフスキー広場と呼ばれていました。
広場には、ソ連の詩人、マヤコフスキーの銅像が建っています。
動画撮影時は、夏の天気の良い日。広場でブランコをこいで遊んだり、咲いている草花を愛でたり、人々は、それぞれ楽しい時間を過ごしています。
2005年に、駅に2番目の出口が建設されました。
出口は、ピエルバヤトベルスカヤヤムスカヤ通りに面しています。
この出口は、地質学的条件が難しいため、ホームから出口に行く時は、まず下に降り、通路を通り、その後、エスカレーターで上るという珍しいものです。
2番目の出口の作者は建築家の N. シュマコフと G. ムーンです。
ウラジーミル・マヤコフスキーの詩の一節が、モザイクで装飾されています。詩人の胸像がここにあります。
1番目の出口とは、感じが異なっていますが、マヤコフルキーの詩とマッチしたロビーです。
色々な地下鉄の駅を見てきましたが、この駅は、その洗練さ、美しさで一番の駅だと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
私なりの目線で捉えた動画です。ぜひ動画をご覧ください。