モスクワのファミリーフェスティバル
7月6日〜7日にモスクワのピオネール宮殿で、ミックスシフトというファミリーフェスティバルが行われました。
7日の日曜日に、イベントに行ってきました。
イベントのテーマ「ミックスシフト」が、何を意味するのか分からなかったのですが、あらゆる年齢のモスクワっ子が団結する壮大なイベントということのようです。
イベントの場所、ピオネール宮殿は、広大な敷地です。もしかしたら、ピオネールについて知らない人が今では多いのかもしれません。ソ連邦が崩壊してから、何十年も経ったのですから。。。。。。
ピオネールというと、ピオネールの子供達がしていた赤いネッカチーフが思い浮かびます。ピオネールは、ソ連の共産主義少年団のことです。ボーイスカウトのソ連版のようなものではないかと理解しています。ただし、ボーイスカウトとピオネールには、はっきりした違いがあるようです。
ボーイスカウトは、ネッカチーフは、3つの道――自分自身へ、人々へ、神へ――を象徴していますが、ピオネールでは、3つの角が、社会主義者の3世代、つまりピオネール、青年団「コムソモール」、共産党員とされたようです。(https://jp.rbth.com/soren/88208-soren-pioneru-nekkuchifu)
ソ連邦がなくなり、共産主義ではない現在において、ピオネール宮殿がどのようになったのでしょうか。そのことについて、書いてある記事を見つけました。関心のある方は、ぜひ、記事をご参照ください。
(https://jp.rbth.com/lifestyle/88433-mosukuwa-paionia-kyuden-dou-natte-iru-ka)
さて、横道にそれてしまいました。イベントの話に戻りましょう。
イベントの会場について、驚いたことがあります。イベントの入場料は無料。入口で、今日は暑いから水をもっていくようにとペットボトルのお水をゲストに配っていました。これも無料です。すばらしいホスピタリティです。
イベントの主催者はゲストを飽きさせないよう、豊富なプログラムを用意していました。あいにく動画では取らなかったのですが、ピオネール宮殿にあるスタジアムでは、様々なスポーツイベントが行われていました。
メインステージでは、エアロビダンス、対談、コンサートと盛沢山の内容です。
また、メインステージの脇では、アイスクリームや綿菓子を子供達に配っていました。
広い会場では、屋内だけでなく、屋外でもさまざまなマスタークラスが行われていました。絵をかいたり、ちょっとした工作をしたり。
そんな中で、目を引いたのは、ダンボールで作られた楽器です。テントの中
で、それらの楽器の作り方を教えています。ギター、バイオリン、チェロ等が作れるそうです。また、バイオリンを弾きながら、また、ドラムをたたきながら、ダンボール楽器のオーケストラを紹介してくれた愉快な人達。思わず笑ってしまいました。
13時にコンサートがあるので、ぜひ来てくださいと言われ、定刻に行きました。コンサートの参加者が座る椅子には、ダンボールで作った燕尾服、ダンボールで作った楽器が準備しておいてあります。後ろに見えるのは、ダンボールのパイプオルガンの樣です。なんか本格的です。
コンサートがあるまで、どのようにして楽器の音がでるのかわかりませんでしたが、後で、音は、自分の声で表現することがわかりました。(笑)
最初にリハーサル、そして、指揮者が出てきて、コンサート開始です。
オーケストラの参加者は、大半がフェスティバルに来ていた子供達と親御さんたち。
コンサートの時間があまりにも長くて、用事があるからと途中で中座する大人もいま
した。指揮者の指導の下、コンサートは、面白可笑しく行われていきました。とっても楽しい時間でした。
なお、彼らのインフォメーションサイトを見つけました。
ご参考までに添付いたします。https://theater.cardboardia.info/orchestra
コンサートが終わり、少し、木陰に映った処でも、ミニコンサートが行われていました。弦楽奏と歌です。
歌は、ロシアのフォークソングでしょうか。
子供や大人たちが静かに、歌に合わせて回っています。
今回、イベントには、イベントの写真を撮るために行ったのですが、ダンボールオーケストラが面白くて、動画を撮ってしまいました。
皆様に楽しんで頂ければ嬉しいです。