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地下鉄の駅 プローシャディ・レボリューチー駅(革命広場駅)
この駅は、モスクワの中心部、クレムリンやグムデパートの近くにあります。
この駅は、付近の革命広場に因んで、ネーミングされた駅だそうです。
現在、モスクワでは、建物の建設や改築工事があちらこちらで行われており、私がこの駅に行った時も、駅が入っている建物も大掛かりな工事が行われていました。
地下鉄駅の重い扉を開け中に入ります。地下鉄駅の扉は、どこも重くて大変です。
やっと開けた扉の中、ロビーは革命広場という駅名にふさわしいロビーでした。
モスクワでいくつか古い地下鉄の駅を見てきましたが、広大なロビーは、ソ連共産党時代の威厳と時代を感じさせるものです。
広々した天井、巨大なシャンデリア、そして、壁には、10月革命 30周年を称賛するモザイクが目に止まります。
緋色の旗には、「1917年」と「1947年」という年号が入っています。
後で知ったのですが、この旗の左右に刻まれている文字は、1943年に採択されたソ連国歌の初版の歌詞だそうです。
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台座のついたフロアランプの間のエスカレーターを降りてホームに向かいます。
ホームの両側には、ソ連の人々を描いたブロンズ像が置かれています。
最初のアーチは、ライフルと手榴弾を持った革命労働者とライフルを持った革命兵士。
2番目のアーチは、靱皮靴を履いて武器を持った農民と、手にリボルバーと手榴弾を持った革命的な水兵。
3番目のアーチは、DOSAAF空挺部隊と戦艦「マラット」の水兵通信員。
4番目のアーチでは、エアライフルを持った「ヴォロシロフ狙撃兵(ソビエト連邦で1932年に導入された射撃の名誉称号および勲章)の少女と、ライフルと犬を持った国境警備隊員。
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5番目のアーチでは、削岩機を持った上半身裸のスタハノフ労働者(高い成果を上げた労働者)と、右手にコンパス、左手に歯車を持った若い技術者。
6番目のアーチには、鶏と雄鶏を連れた、家禽の世話をする農業労働者と農業機械のオペレーター。
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7 番目のアーチ - 膝の上に本を置いた学生と手に本を持った女子学生。
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8番目のアーチ - 円盤投げを持ったアスリートとボールを手に持ったサッカー選手。
9番目のアーチでは、子供を抱いた父親と子供を抱いた母親。
10 壁に囲まれたアーチ - 航空機模型を作っているピオネール(共産主義少年団)と地理学者のピオネール。
ブロンズ像は1941年に中央アジアに疎開され、1944年になり初めて戻ってきました。
輸送中にひどく損傷し、文字通り別々の部品の形でモスクワに戻って来ました。
各像に複数のコピーが保存されていたおかげで、修復することが出来たそうです。
革命広場の駅のブロンズ像は、その一部を触れることによって、幸運が訪れると信じられているようです。
最も有名なのは、犬を連れた国境警備隊です。学生や小学生に大人気です。
犬の顔に触れるだけで十分で、どんな試験やテストも簡単に合格できると信じられています。
また、本を持った学生は、不幸な恋と別れるのに役立つそうです。
彼女の靴に触れるだけでいいそうです。そのためなのか、彼女の靴は常にピカピカに磨かれています。
銃は「幸運なもの」とみなされているようです。これもピカピカです。
戦艦「マラット」の水兵通信員の信号手も「幸運」とみなされています。
願いを叶えるにはその旗に触れなければないと信じられているようです。
鶏については、非常に矛盾した意見があります。
その鶏冠は「幸運をもたらす」という人もいれば、鶏は不運をもたらすので決して触ってはいけないという人もいます。
しかし、楽観主義者がたくさんいるため、駅にいるすべての鶏はまばゆい輝きに磨かれています。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
私なりの目線で捉えた動画です。ぜひ動画をご覧ください。