暮らしを支えたものづくり #ぎふのーと(仮)
前回、「そもそも岐阜ってどんな場所?」というのを少し触ってみました。
岐阜城のことを調べたら大河ドラマ「麒麟がくる」がヒットして、これは岐阜に行く前に見なければ…!と思い立ったので、見終わったら感想・考察noteをきっと書く予定。
ぎふのーと(仮)、どこからでも攻められるな…どんな切り口で調べていこう…と悩んだので、まずは郡上のある中濃地域について調べることにします。
旧国名「美濃国(みののくに)」
岐阜と検索すると括弧書きで必ず(美濃国)とでてきます。
これは日本が都道府県で分類されるよりもっと前、飛鳥時代に律令制にもとづき設置された地方行政区分のことを指すそうです。
・・・都道府県の前って藩じゃないの?と歴史音痴のわたしが脳内にクエスチョンマークを大量生産していますが、Google先生によると藩は江戸時代に1万石以上の領土を保有する大名が支配した領域を指すようで、地方区分とはまた意味が違いそう。
さて、では美濃国は岐阜のどのあたりだったのでしょうか?岐阜全体が美濃国…ではなく、南の部分だけです。北は飛騨国で別の地域でした。(どうでもいいけど「○○でした」が「○○で舌」って変換されるのやめてほしい>PC)
美濃は現在の市の名前にもなっていますね。
ちなみに、岐阜の伝統工芸である「美濃和紙」や「美濃焼」はすべて美濃市で作られてるかと思いきや、焼き物のほうは多治見や土岐、可児など東濃地域で作られています。この東濃地域も昔は美濃国だったので、今も美濃焼と呼ばれているのでしょう。
美濃焼ですきなのはきほんのうつわや呉 瑛姫さんの器(セレクトショップ山の花で知りました。)、3rd ceramicsも有名ですね。最近知った服部竜也さんの素敵なポットも美濃焼です。
・・・という感じで、やっぱり興味関心がその土地で作られるものにあるので、どんなものが作られているのか、ざっくり見ていきたいと思います◎
一言で表せない。さまざまな技法を持つ美濃焼
美濃焼の起源は奈良時代。その時代の人々の好みに合わせ技術を磨いていったとされ、茶の湯の流行や 誰もが習った「千利休」をはじめとする茶人の指導によって、その芸術性を高めていきます。さまざまな技法を持つ美濃焼ですが、黄瀬戸(きせと)、瀬戸黒(せとぐろ)、志野(しの)、織部(おりべ)の4つの基本的な様式は、この時代に創り上げられたとされています。
4つの様式については「中川政七商店の読みもの」に分かりやすく載っていたので、そちらを参照しました。
わたしの持っているのは、呉英姫さんの片口。
日本酒ではなくお茶用に使っているので、貫入がいい感じになってきてうれしい。
これから美濃焼のうつわも少しずつ迎えていきたいなあ。
清流がつくる美濃和紙
実は和紙って、47都道府県のうち、なんと41都道府県で生産されています。知らなかった…。その中でも特に有名なのが日本三大和紙である美濃和紙・越前和紙・土佐和紙。岐阜に移住するって話すと「岐阜ってなにが有名?」って聞かれることが多いですが、和紙だよ和紙!みんな!1300年以上の歴史を誇る和紙があるんだよ~~~~~!!!!
…コホン。
岐阜を代表する美濃和紙は、どうして日本三大和紙に選ばれているのでしょうか。
和紙の原料は、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などのほか、パイナップルや竹、木材パルプなどさまざま。その中で美濃和紙は、楮のみを使用しているため、光沢があり美しいそうです。
また作る工程にも大切な要素があります。
ひとつは川晒し。
楮を水にさらして洗うことで、皮に着いたゴミを落とすのですが、これには清らかな水が必要になります。岐阜には清流・長良川が流れているので、和紙作りに必要な環境は整っているのですね。
もうひとつ、大切な工程に流し漉きがあります。
漉き簾を縦横に揺り動かすことで(横にも揺らすのが美濃和紙の特徴みたいですね)、紙面に漉きムラがなく繊維が絡み薄くても丈夫な和紙になります。
最近tsumugiで小筆文字を始めたので、美濃和紙を使って写経やひらがな文字を書いてみたいですね。
この前物件をみに郡上へいったときに、シルクスクリーンが郡上発の産業だと聞いたので、次はシルクスクリーンについて調べてみようかな。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございます☺
皆さんと一緒に岐阜について楽しく知っていけたらうれしいので、引き続きすてきな情報お待ちしています!
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