【カナダ旅行】2021年8月 バンフ1週間の旅⑤ Day6 まれにみる大吉日
こんにちは、Mari(@Mariabroad)です。2020年にカナダで4ヶ国目のワーキングホリデーをスタートさせました。先日カナダに来て初めて旅行に行ってきました。今回の記事ではバンフ・レイクルイーズの旅6日目についてつづっていきたいと思います。
前回までの記事はこちら
1.Lake Louise
この日は6時前に自然に目が覚めた。昨日終わらせていたパッキングの最後の部分を終え、ホステルで簡単にフルーツを食べたらチェックアウト。出発時には7時ごろだった。ホステルはケベック方面からと思われるフランス人の団体さんが泊まっていて、キッチンは10人ほどの大きなグループで朝から賑わっていた。
まだ朝早いこともあり、Lower Parkingはあまり空きがなさそうだったけど、Upperはだいぶ余裕があった。12時間で$11.7だった。車を停めて、早速レイクへ。
日の出待ちだろうか。7時20分でこれだけの人がいる。われわれも、人通りの少ない場所を選んで写真撮影。
朝陽を見る、の図
なんかきっとつまらないジョークを言って笑わされたの図
広告っぽく2人でかっこつけたの図(笑)
友人は私より身長15cmくらい高いはずなのだけど、足場と姿勢でか小さく見える。
ウェディングフォトの撮影も。素敵だ。
こちらは1泊で飛行機に乗れちゃうぐらいファンシーなフェアモントホテルからの眺め。
どこを切り取っても絵はがきみたいだ。
2.Fairmontの奇跡
朝食はフェアモント内のカフェで食べたかったのでダメ元で聞きにいったみた。
ででーん。ドアは閉ざされ、カードキーがないと入れないよう。
どうやらゲストオンリーらしい。
"This is definitely out of my comfort zone"
(ゲストじゃないのにここにいることが居心地悪い)とアメリカ人ながら(?)ビビりな友人。対して私は「大丈夫だって。盗みにきてるわけじゃないんだから」と、フロントのお姉さんに教えてもらった方向に歩いてみる。
西洋風の建物で、厳かで気品のある内装だ。
少し進むと、テイクアウトできるカフェが見えた。
「ここもきっとゲスト専用だよ。部屋番号ないと買えないと思う」という友人。とりあえず列に並ぼうとしたところ、まさかの奇跡が起こった。
後ろから"Excuse me?"の声に振り返ると、品のあるマダムが立っていた。
"I have this voucher. But I need to go now. I would like you to have it so that you can get some free breakfast. "
(このバウチャーなんだけど、もらってくれない?私もう行かなきゃいけないの)
そう言って、$20相当のカードをくれた。
そして一言、「Arigato」と言って去って行った。日本語を発しなかったのになぜ私が日本人だと分かったのだろう。友人と話していた時に英語のアクセントで分かったのだろうか?
ありがたく受け取ると、まだビビッている友人が「でもこれ、裏面に部屋番号と名前書いてないから使えないんじゃない?」よく分からない私は「きっとなんとかなるって」とそのまま列に並んだ。
すると、マダムがまた戻ってきて、「裏面書くの忘れたわ」と言って書いてくれた。至れり尽くせりである。
マダムのお陰で、思いがけずフリーブレックファーストをいただくことができた。
これには最初は抵抗のあった友人も大喜び。
そんな小さなミラクルに心はずみながら、再びレイクルイーズへ戻ってきた。ベンチでパンを頬張っていると、Chipmunk(シマリス)が私のおこぼれをすかさず食べていた。基本的にワイルドライフへの餌づけは禁止だが、こればかりは受動的餌づけなので仕方ない。
湖を見ながら遅めの朝食でお腹と心が満たされたら、いよいよハイキング開始。
3.Lake Agnes Trail
ちょっと反射して見にくいが、Lake Agnes Trail &Big Beehiveを選んだ。
距離:10.9km Elevation gain (獲得標高)776m 難易度:きつめ
9時すぎにハイキング開始。目指すはAgnes Tea House.
緩やかな坂をひらすら歩いていく。50分くらいして、Mirror Lakeという場所に着いた。
このBeehive(ハチの巣)に見える小高い丘(?)の上がゴールだ。
ここから30分くらい歩いて、BeeHiveへの起点、Agnes Tea Houseに到着した。
4.Agnes Tea House
メニューがたくさんあって迷ってしまう。結局、ベリー風味のにしてみた。観光地なのもあってか、紙コップの中にティーバッグで提供されたのが少し残念だったが、すんなり景色のいい席に案内してもらえた。(ラッキー!今日は朝からついている)
席からの眺め。
ちょうど昨日スーパーで買っておいたバナナケーキがあったので、ここで堂々といただいた(笑)一応クッキーなんかはお茶と一緒にメニューにあるようだ。
30分もすると、外には列ができていた。
ゆっくり休憩できたところで、ハイキングの再開。ここからは湖をたどって、急勾配を進んでいく。
5.Big Beehive
こちらがLake Agnesだ。
道が細くなっていく。
切り返す度に標高が高くなっていく。この勾配感、伝わるだろうか。
1時間くらい登っただろうか。開けた場所を少し進むと、レイクルイーズを拝むことができた。
朝みた湖の色とは違って見える。太陽光なのか、角度なのか。何度も繰り返すけど、スマホで加工なしでこれだけの写真撮れるんだから・・・すばらしい景色である。
木々がなく、一番いいと思われるビューポイントは写真待ちで混んでおり、ゆっくり撮影ができなかったので、テキトーな場所を見つけて落ち着いて撮った。
ワンピース:OLD NAVYでCA$20くらい
ハイキングブーツ:Wharehouse (NZ)で買ったメンズの一番小さいサイズでNZ$30くらい
なぞに腕を広げてみた。(たぶん友人からの指示w)
フェイスブックのプロフィールになりそうな写真だ(笑)
ニュージーランドのレイクテカポもこんな色してたけど、周りにハイキングできる場所があまりない。友人も私もそれぞれ別の時期に訪れたが、彼はマウントジョン天文台まで4回登ったんだとか(笑)それだけやることがあまりない。なぜあんなにも日本人に人気なのか、私には正直分からない。総合的に見て、個人的にはバンフ/レイクルイーズの圧勝だ。
写真も撮ったことだし、ボチボチ下山開始。時刻は午後1時すぎ。天気予報では昼過ぎ雷雨となっていたけど、山の天気は変わりやすいということで、雨も降らずにハイキングを楽しむことができた。今日はついている。
友人が水を含めた荷物を運んでくれたおかげか、昨日しっかり休んだおかげか、はたまた美しい景色のおかげか。2万歩は歩いたはずだけど、あまり疲れていない。Tea houseで休憩したのも大きいかもしれない。
来た時に通った道。朝の写真だが、この時は馬がいた。ツアーで乗馬も楽しめるのだ。
ちょうど帰りに、馬用の道を行く一行を見ることができた。何から何までタイミングがいい日だ。
カメラサービスしてくれた陽気なおじさん(笑)ありがとう。
午後3時20分ごろ、ふもとに戻ってきた。出発してから戻ってくるまで、約7時間だ。途中や山頂で写真を撮ったり、Tea Houseでのんびりしたので、歩いていたのは5時間半くらいだろうか。
カヌー待ちの長蛇の列ができていた。
5.バンフのホテルへ
ステキなハイキングに心から大満足の我々。今夜はバンフに戻って1泊する。車で南東へ58km、約40分の道のりだ。
ここ4日、ホステル泊だった我々。この後2日は1泊ずつ、ホテル泊をすることになっている。
16時30分、今夜泊まるFOX HOTELへ到着。我々が宿泊した時はベーシックなツイン部屋で一人$115ほどだったが、チェックイン時に「ライトミニッツのキャンセルがあって、+$50でキッチンとエアコンのあるスイートにグレードアップできるわ」と言われたので、そうすることに。(いや~、ついてるねぇ)
ロビーの雰囲気も素敵(*^-^*)レイクルイーズのホステルも好きだけど、たまにはホテルもいいなぁ。
途中の吹き抜け
お部屋は、こんな感じ。
奥にキッチンがついている。階段を降りるとベッドが。
下の階にはエアコンがついてなくて、上の階のを切って寝たので、夜寝づらかった。
6.DinnerはPubで
一通りチェックしたら、チェックしていた場所へディナーへ。前々日くらいに友人が電話したところ、予約なしのウォークイン制だということで、直接行ってみた。車を置いて、バスにて。
バンフのフェアモントもお城みたいだわね。
18:30、到着。ドイツ系Pubということだったけど、なんだかイギリスに戻ってきたみたい。
"Please wait to be seated."を今日の今日まで「座ってお待ちください」だと思っていた私。友人に「ここで待つんだよ」と教わり、初めて知りました・・・(汗)
案内された席も素敵。今日で運使い果たしてないといいんだけど。
こちらドイツに住んでたこともある友人が頼んだアペタイザー(前菜)
このチーズがおいしかった。
そしてこちらが私が頼んだもの。
ドイツといえばソーセージ!といっても、行ったことないんだけど。(ドイツ人の友達は何人かいるけど)
普段お酒を飲まない私。一切お酒を飲まない友人を尻目に、甘めの白ワインを一杯。
ハイキングで忙しかった体と脳が休んでいく。
目の前はゴルフ場らしく、ボールを打つ音が時折聞こえてくる。
食事もほぼ終わりの頃、雨が降り出す。結構ザーザー降りになってきて、パティオで食事していた客のほぼほぼが室内へ移動。
バスの時間まで少しあるので、のんびりすることに。接客してくれたお姉さんもとっても感じがよくて、チップを弾んじゃった。
午後8時前、バス停に向かうと滝が。
雨あがりの景色がまたいいねぇ。
バスから見たフェアモント。クラーク博士みたい。
7.ホテル内の温泉へ
20時20分。宿に戻ってきた。今回宿はほぼ友人のチョイスなのだけど、Foxにしたのは温泉(天然じゃないけど)がついているからだった。
ということで、1時間ほど浸かってみた。他のゲストもいたら写真は控えようと思ったけど、他のゲストもガンガン撮っていたので我々も。
さほど大きくはなく、10人もいればまぁまぁ混んでいる感じだ。
天気がよければ星が見えるのかもしれない。
友人は私の写真を撮り飽きたに違いない(笑)
私は夕食時にワインを飲んだのもあって、早めに出たくなった。対して友人の方は、数ヶ月ぶりの温泉(お風呂)を満喫していた。
私はちゃんとシャワーをしたかったので、部屋に戻って塩素をおとす。
ちなみに浴室はこんな感じだった。
お互い長時間のハイキングとおいしい食事、そして入浴のおかげですぐに眠りについた。といっても、先ほど言った通り、暑くて眠りは浅かったのだけど・・・。
そんなわけで、タイトルの通り「まれにみる大吉日」だった。あまりにも全て上手くいったので、寝る前に普段買わない宝くじをオンラインで買おうとしたら、超現実的な友人から「やめときな。宝くじは株と違って外れる人が大半なんだから」と言われた。「でも買わなきゃ当たんないじゃん」と反論したけど、システムエラーで結局買えなかった。カナダってこういうことが多い。
3万歩以上歩き、色々素敵な出来事に恵まれ、Lake Moraineの日と1,2を争う思いで深い1日となった。あまりにも私が"This is perfect! Nothing is in our way. Besides, all the good things happened to us today!"的なことを1日中言っていたので、「それ、レイクモレインの時も言ってなかった?」なんて突っ込まれてしまった(笑)あるよね、こういう日。
この日は間違いなく旅のクライマックスだった。翌日と翌々日は旅の終焉に向けてペースダウン。次回の記事で最終回。
【カナダ旅行】2021年8月 バンフ1週間の旅⑥へつづく・・・