Au Pair歴2年超の私がファミリー探しでみるポイント
カナダからこんにちは、Mariです。(自己紹介はこちら)
今の家族の元で働き始めて早3ヶ月超。コントラクトが切れるまで3ヶ月を切り、半年ぶりに仕事を探しております。
そんなわけで、今回は、あまり語ることのなかった私の仕事についての記事を書きます。
1.そもそもオーペアって何?
YouTubeで詳しく説明しているので、気になる方はご覧ください。
簡単に言えば、住込み保育士のようなものです。動画はこちらからも観れます。
2.オーペアを始めたきっかけ
日本ではオフィスで事務職をしてましたが、オーストラリアに経つ前の年に国家試験に合格して、保育士の資格だけはとっていました。
オーストラリアで最初のワーホリをしていた頃、最初はジャパレス(日本食レストラン)で働いていたのですが、ネットで仕事を探している時にオーペアという存在を知りました。オーストラリアでは給料の発生しないデミペアという制度があり、エージェントを利用してオーストラリア人家族の元で働きながら、幼稚園や小学校でボランティアをしていました。
その時の家族がちょっとひどくて(これについてはまたの機会に書きたい)、「もうこんな仕事こりごり!」と思ったり。それからイギリスに渡航し、一通りオフィスでの仕事を経験したあとに「またやってみようかな~」という気になり(喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプw)、今度はエージェントを通さず、自力でネットを駆使して仕事をゲットできました。これにはある程度時間がかかりましたが、その後は仕事の探し方やインタビューにも慣れていき、ビザが切れるまで3組のイギリス人家族の元で働いきました。
この辺については詳しくPodcastで話してるので、興味のある人は聴いてみてくださいね。
3.カナダでオーペアをしている理由
とはいえ、オーペアに飽きた私は、ニュージーランドでホテルの仕事をします。やっぱり、年ごろ(?)の未婚女性にはちょっと物足りないんですよね~。ホテルでは同世代のアメリカ人、ニュージーランド人、イギリス人とワイワイしながら楽しい時間を過ごしました。でも、結局オーペアに戻ってきました。
カナダでも、ビザをとった当初(パンデミック前)はスキー場で住み込みで働くつもりでした。ところがどっこい(!)パンデミックで渡航が遅れ、色々調べているうちに、なんとカナダでは私の仕事(チャイルドケア)で永住権がとれるという情報をゲットしたのです!それまでもありがたいことに、イギリスやニュージーランドで、「そういう仕組みがあるのであればMariのビザをサポートしたい」と言ってもらえることがありました。ただ、イギリスもニュージーランドも永住したいとは思わなかったので、選択肢として考えていませんでした。ところがカナダは、チャイルドケアのビザをサポートするのも珍しくないんですね。イギリスや他の国に比べるとずっとハードルが低いように感じます。(もちろん、仕事ぶりをアピールすることは必要ですが)そんなわけで、スキー場(観光業)はパンデミックでレイオフ真っただ中なのも相まって、チャイルドケアで永住権を狙うことにしたのでした。
4.私がファミリーを選ぶ時に見るポイント
(イギリスで2ヶ月だけ面倒をみていたkidと)
前置きが長くなってしまったが、いよいよ本題。
失敗も重ねてきて、私がファミリーを選ぶときに何となく意識していることをシェアします。
・子どもの数
・子どもの年齢
・家族の仕事
・お母さんの気質
・週何時間働くか
・働く期間
・1日のスケジュール
・家事の内容と割合
・立地(都市?田舎?中間?)
・自分の部屋
・今までのオーペアとの関係
・運転の有無
・お給料
思いついただけでもこんな感じです。家にいる事が多い仕事なので、家自体の大きさや、片づいてスッキリしている家かも私にとっては重要です。今までオーストラリアで1組、イギリスで3組(ベビーシッターもう1組)、ニュージーランドで3組(最短2週間!)、カナダで1組と、7組以上の家族の元で働いてきたのですが、上手くいくかいかないかはそこのお母さんとの相性といっても過言ではないです。
やはり、どの仕事においても人間関係はキーとなります。
仕事の時間も給料も大切ですが、それは継続するに値してこそ。
特に住込みで働くオーペアにとって、お母さんと馬が合わなければThe endです。あとは立地も大事ですね。私はロンドンのような都会から、あまり聞きなれない田舎まで経験しましたが、町が小さいと車がないと不便なんです。また、友達をつくるのが難しいですね。そういう意味では、オックスフォードは規模的にちょうどよかったです。
ニュージーランドではオーペア専用の車を用意してくれている家族が多かったので、休みの日に近場をドライブしたりもできました。(ガソリンや保険は家族が負担してくれます)
仕事の内容も、洗濯や食器の片づけといった簡単な家事だけの家族もいえば、「それ、ハウスキーパー雇ったら?」というヘビークリーニングを求める家族までいます。(一番最初のオーストラリアの家族がそうだった)それ以降は、幸運なことに軽い家事(子どもの洗濯物など)のみをしてくれればOKよ、という家族の元で働くことができています。
年齢については、大きければ大きいほど労働は減りますが、それだけ英語力が必要になります。感覚的には、6才を超えれば大人さながらに会話をするので、コミュニケーションに自信がない場合は5才以下がいいでしょう。
ちなみに、今のkidsは8才(そして双子!)なので、言っていることの大半が分からないことが多いです(笑)でも、叱る時はちゃんと叱ることが大事なので、何がいけないのかを説明する語学力は必要でしょう。
給料は、その家族の経済状況やご自身の経験によってマチマチでしょう。
オーストラリア時代に同じエージェントを使っていた人は、AU$300/weekもらっていました。週30時間として、1時間$10の計算ですね。当時最低時給が$17以上だったので、イリーガルに見えますが、家賃を払っていないので結果オーライでしょう。
ちなみに今のカナダの家族は最低時給以上支払ってくれており、2週間ごとのお給料で食費と家賃がひかれます。平均は分かりませんが、私は2週間ごとに$100が食費と家賃として引かれます。バンクーバーの住宅事情を考えると、かなりの破格です。
今はワークフロムホームの家族が多くなったので難しいですが、日中に一人になれる環境は最高ですね。好きな時に好きなことを気兼ねなくできるのが嬉しいです。性格にもよるでしょうが、やっぱり、家に誰かいると気を遣いますからね・・・。
5.おわりに
私が保育園で働かずにこの仕事を選んだのは、日中の時間が自由なことも大きいです。子どもが好きなことはもちろんですが、現地の文化にふれることもできるのでオススメです。
ここだけの話、イギリス時代はkidsが2ヶ月の夏休みの期間だった時期があり、その時は「とりあえず家にいて食事を与えればOK」という緩い感じだったので、子どもたちがテレビを観ている間にお金をいただきながらIELTS(英語試験)の勉強をしたりしていました(笑)これは家族によりますね。
でも、辛いこともありますよ。嘘は言いません。
私はイギリス時代もニュージーランド時代も、平日の日中や週末に友達や彼氏と会うことで気分転換をはかっていました。ただ、私のように学生をしながらフルタイムで働いている場合は、とてもいいオプションだと思います。家賃もかからない(かかっても手ごろ)ですし、自分でレントするよりも広々としたところに住む事ができます。
日本語が話せない家族であれば英語の練習にもなりますしね。ただし、実際ネイティブの場合は早いので分からないことも多いと思います。私はイギリス人、フランス人、ニュージーランド人、マレーシア人、カナダ人の元で働きましたが、フランス人はアクセントが強く、コミュニケーションが難しかったです。反対にマレーシア人のお母さんは英語はペラペラですが、お互い母国語じゃないこともあって意思の疎通がスムーズでした。
確かに、オフィスで働いていた時やホテル勤務に比べたら収入は落ちましたが、自由になる時間が多いのでその間に語学学校に行ったり、副業をすることも可能です。実際に私は週に20時間の仕事の時、別に日本語をオンラインで教え、その収入がオーペアの収入を上回っていました(笑)今は学業や他のことに時間を割きたいのでやっていませんが、そういう手もあります。
以上、今回は私のオーペアとしての経験をシェアしました。
読んでくれたあなたの参考になれば嬉しいです。
2021年2月28日
バンク―バーの自室より
Mari