見出し画像

2023年1月【スノボデビュー in 北海道】

こんにちは、Mariです。このnoteはワーホリから日本へ帰国した私Mariが、帰国してからの日々を振り返る目的で書いています。

前回の記事はこちら

1.1月の全体像

2022年の12月はコロナにかかって自宅療養したり、そこから肋骨の疲労骨折を経験したり、あまりパッとするものではなかった。

去年の11月下旬から北海道のスキー場で働いているのだが、年末年始は仕事をしていて気づいたら年が明けていた、といった感じだ。月の前半は仕事をしていたら時が流れていった感じ。1月の中旬から少し流れが変わり、同僚と寮でご飯を楽しく食べたり、いよいよ肋骨の痛みから解放されてスノボデビューをしたり、別の部署の男性からデートに誘われてご飯を食べに行ったり・・・と華やかな日々へと変わっていった。

これからそんな1ヶ月を振り返っていく。


2.仕事


スキー場の仕事は色々あるが、その中で私はお客さんと直接接する業務をしている。同僚はほぼ全員日本人。お客さんは日本人だったり、シンガポールや香港などのアジア人だったり、はたまたオーストラリアやアメリカといった西洋人だったりする。

仕事は単調で面白いものではない。職場に非日本人が多かったりすれば違うのだろうが、上司が勤続20年以上の「昭和の時代のスキー場」を知っている人が多いせいか、お堅い雰囲気であまり好きに色々とやらせてもらえない。私は海外での職務経験もあるので、割と自由にやらせてもらっていたし、信頼されてこそ自分の能力を発揮できるところがある。

また、日本だと「細部に気を配り、完璧に業務をこなす。」ことに重点が置かれているが、私は「ミスはしないに越したことはないけど、致命的なこと以外は仕方がない。それよりもソフトスキルを重視」する派なので、努力を美徳とする今の職場環境とは合っていないようだ。


同僚は同世代が多く、話せる相手がいるのはありがたい。
だが、人によっては自分なりの仕事のやり方を人に押しつけてきて面倒くさかったり、日本人にありがちな「常に仕事を探す」姿勢でクソ真面目ともいうべき感じだったりするので、リラックスして楽しく仕事をしたい私からするとやりにくい面もあったりする。

北海道にはスキー場が多数存在するが、ここを選んだのは比較的市街地に出やすかったことと、英語の仕事は時給がアップすること、そして寮の部屋が個室だったことだ。

正直、自分が思い描いていた「スキー場リゾートバイト」とはほど遠い雰囲気ではあるが、それでも別の部署には日本人以外の人がいたり、自由時間にゲレンデで滑ったりできるので悪いことばかりではない。


3.恋愛


周りの同僚には外国人と話しているだけで「マリちゃん、モテモテだねぇ♡」だなんて言われるが、何をもってそう思うのかが全く分からない。女友達とサシで話していても同じことは言われないが、なぜ男性と話すとそうなるのだろうか。不思議で仕方ない。

それはさておき、一人だけ明らかに私に気があるなぁという男性がいる。
その人はフランス人なのだが、八方美人なところがあり、老若男女みんなと仲良しこよしなのだ。私にはそれがうっとうしくもあるのだが、悪いやつではないので友人関係を続けている。

スキーのインストラクターなのだが、スノボも教えることができるようで、時々一緒に滑ったり、その後ご飯を食べたりする。でもいつまで日本にいるか分からないし、調子のいい人なので安定した関係を続けるのはきっと難しいだろう。(射手座女と水瓶座男。まるでテイラースウィフトとハリースタイルズのようだ)

他にはオーストラリア人の男性がいるが、スノボを教えてもらった時はそういう関係ではなく、完全1000本ノック状態だった。リフトに乗っていても質問はスノボに関することのみだったし、コケても手をさしのべるでもなくひたすら見ているだけ。練習に付き合ってくれたおかげで上達したのは間違いないが、そこにはロマンチックの欠片もなかった(笑)

そんな感じで、周りが思っている「外国人男性(たち)とツーショット」と現実の間には大きな隔たりがあるのだ。

また、1月の下旬にはドイツ人の若い男の子が別の部署に加わったのだが、彼はなんと19歳(!)帰りのバスで一緒になって話すようになり、時々ご飯を一緒に食べたりする。確かに顔は美しいけど、年の差がありすぎてもはや弟のようにしか見えない。冗談で「下手したら親子になり得ない」って言ったらそれは全力で否定していたけど、でも10個以上も年の差があれば少なくとも私はそういう目では見れない。(し、向こうもそういう風には見ていないだろう)

別に意識して彼らと時間を過ごそうとしているわけでない。
女の子の同僚と休みがカブれば一緒に滑りに行ったりもする。でも、平日のナイターは私の部署の同僚はあまり行かないし、行ったとしてもスキーでしかも上級者同士で滑ったりするので、必然的に男性イントラらしか一緒に滑る相手がいないのだ。(それはそれで贅沢だけど)


4.スノボデビュー


1月半ば過ぎに初めて滑り始めて、色々な人に教えてもらいながら、今ではナイター含めて週に3回~4回滑っている。元々ウィンタースポーツにはあまり興味がなかったが、冬の北海道のスキー場はインターナショナルだよって聞いたことがあったのと、どうせやるなら転んでも痛くないパウダースノーで滑ってみたいと思ったのが、北海道でリゾバをした動機だ。


今はヒールサイドではターンができるが、トーサイドに切り替えるのは傾斜の緩い斜面でしかできない。今日は5連勤明けの1日休みだったので、午後滑りに行ったのだが、イントラの友人に言われたのは「重心の移動がスムーズに行っていない。」ということと、「多分ブーツの履き方が悪いので、トーサイドで思うようにボードを操れていない」ということだった。

一人でやると我流でクセがついてしまい、上達するのに時間もかかるだろうが、こうして教えてくれる友人がいるのはスキー場で働くメリットの1つかなとも思う。


このコースは中級者コースでけっこう傾斜があるが、ヒールサイドでなら問題なく降りてこれる。S字もなんとなくできるようにはなったけど、ヒールサイドからトーサイドに移行する時にブレーキが上手くいかず転んでしまう。そのため、今日は「次滑る時はトーサイドで降りる練習をした方がいい」と言われた。確かに、急な斜面でS字ができるようになるためには、どちらのエッジでもスムーズに滑れるようになる必要があるのだろう。


今はまだ後傾気味で、ボードに「乗られている感」がある。今は上達したい意地で滑っているけど、自在に滑れるようになったらもっと楽しいのかもしれない。その境地を味わいたいから滑る。それは英語学習をしていた時も同じ。継続して学習できたのは「もっと上達したい」という悔しさがドライブになったから。


5.コロナと後遺症

ワクチンを3回うち、職場でマスクをつけていたにもかかわらずコロナになったわけだが、おかげで12月分の給料は通常の半額以下だった。療養給付金の申請ができるのだが、派遣会社の不手際で1ヶ月前に申請した書類が却下され、また申請し直さねばならない。(ただの時間と切手代の無駄だったわ・・・)

おまけに咳のしすぎで肋骨が疲労骨折した話は前回の記事でしたが、今回はその後の経過報告。毎日のど飴を20個近くなめ続けた結果、咳は最小限に抑えることができ、それにより骨折も1ヶ月もしたらもとに戻った。(スノボをしたが転んでも痛くない)それは良かったが、さすがに2ヶ月も咳が出るのは明らかに後遺症だ!ということで、札幌の病院まで行ってきた。


本当はスノボ日和だったけど、体のが大切と自分に言い聞かせて。

結果、どうやら喘息の症状が出てしまったらしい。ちなみに私は持病がなく、喘息はおろか花粉症などのアレルギー症状もない。先生いわく、後遺症で意外とあるらしい。そんなわけで、以前別の病院でもらったものと同じ咳止めに加え、気管支を広げる吸引器的なものと、就寝前の飲み薬の3点を処方してもらった。服用を始めて1週間ほど経つが、確かに最近咳の回数がぐんと減ったのと、のど飴も1日5個も食べていない。

やはり、思い切って病院に行ってよかった。健康は何にも代えがたい。健康だからこそ仕事をしたり、好きなことができたりするのだから。

ちなみに味覚と嗅覚はほぼ戻っていて、たぶん9割くらい戻っていると思う。コロナになってからチョコが食べたくなくなったり、ジャンクフードなどのスナックを食べたい欲がほとんどないので、それはある意味よい副作用だったのかなと思う。


6.おわりに

最近よく思うのは、自分の時間と他人と過ごす時間とのバランスだ。
人生という旅路は一人で歩くよりも他の人と苦楽を共にする方がいい。けれど、自分の人生の選択は自分にしかできないのもまた事実。

リゾバという閉鎖的な環境にいると、今いる環境や人間関係が全てに思えるような気がしてしまうけれどそうではない。「今が楽しければそれでいい」という20代前半の子たちと、遊んでばかりではいられない私たちのような30代前半組では価値観が違うのも当然だ。(中には独身貴族を貫く40代・50代の男女もここにはいるのだけど)

自分に楽しむ権利を与えて恩恵を十分に受けることを許すことも大切。
でも、今後の成長のために「楽しさ」だけに依存しないことも大切。

3月の末まで延長しない可能性が自分の中で高い今、2月の過ごし方がとても大切だと思っている。結局、人生は変化の連続なのだ。

別に今すぐ決断を下す必要はないけれど、仕事の任期が終われば住む場所も一緒になくなるリゾバだから、次のことを視野に入れて過ごしていこうと思う。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

2023年2月2日
北海道リゾバ中の寮より

Mari



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?