【カナダワーホリ】2021年6月①勇気を出して、決断した週
こんにちは。カナダにてワーキングホリデーをしているMariです。規制も少しずつ緩み、夏を楽しむ人々の姿を見聞きするようになりました。
さて、先週の記事では、新しい環境と仕事に黄色信号!と思ったことについて触れました。
今週の記事では、タイトルにもあるように下した決断についてシェアしていこうと思います。
【work】下した決断
週末のキャンプからファミリーが帰ってきて、火曜日から仕事を再開。先週のキャンプ前に関係にヒビが入ったままの仕事。そしてその日の夕方に1時間半に及ぶミーティングをした。
「Mariに言われたこと色々考えてみた。私たちがいいマッチでないと思うことについて、もう1度説明してくれる?」と言われ、改めて先週起こったことや、今感じていることについて説明した。かなり決まづく、空気の張り詰めた時間だった。
「お互い時間をかけて働き始めたわけだけど、もしMariがここでの仕事を楽しめないんだったら、それを正直に教えてほしい。嘘をつく必要はないから」とも言ってくれた。私からは、まだ2週間しか経っていないこと、これからお互い改善できることに期待して、来週までに答えを出したいと伝えた。
そして、水曜、木曜と時間が経った。木曜の夜、仕事を終えてから彼女にメッセージを送った。「1日の終わりに気持ち的にすごく疲れる。これからやっていく自信がない」と。
金曜の朝、一番にミーティングを行った。前夜に私が下した決断は、「思い切ってここでの契約に終止符を打つ」ということであった。決断するまでのここ3週間、お互いに試行錯誤しながら歩み寄ってみたけど、心が違うといっていた。今後のことも考え、すぐにこの決断を下すことができなかったけど、前回も言ったように"Time will tell." 夜空の雲が風で流れて月がその姿を現すように、自分の本心が時間の経過と共にはっきりしてきた。
相手にもそのことは前夜のメッセージで伝わっていて、こちらが切り出す前に「そういうことだよね?」と向こうから確認してくれた。
私「ここ3週間をふりかえって、昨日の夜自分に問いかけた。『本当にここでこれからも働いていきたいか』って。でも私の心はNOと言ってた」
すると、そのことを怒りもせず、ちゃんと受け止めてくれた。日本だと、離職に対して「ガマンが足りない」とか、「責任感がない」という受け止め方をされることが多いように思うけど、海外に来てからそんな風に責められたことはない。それは、「個人の思いをムダにしてまで働く意味はない」というか、「仕事は個人が幸せになるための手段」という認識があるからだろう。
話し合いは10分ほど。彼女の圧に押されたけど、朝で頭もクリアだったし、割と淡々と話ができたと思う。彼女からは、「昨日はああ言ってたけど、お互い次が見つかるまでに仕事ができるのか」とか、「子どもの事をちゃんとみてくれるって、どうやって証明するんだ」とか、色々と理屈っぽいことを聞かれたけど(カナダ人はnoticeを出した後は働かないんだろうか)、「それはそれ、これはこれだから、仕事は全うする」と伝えた。働いた分は給料を出すけど、benefit(食事や交通費補助など)は今日からは出さないこと、次の人が見つかっても、これから30日間はそのまま家賃なしでステイしていいこと(コントラクトに書いておいた)とうことで同意。本当は食費はなしって言われて「えっ」と思ったけど、向こうがこの3週間で費やした時間や心労を考えると、ここは折れてもいいかなと思った。
そんなわけで、今日から早速仕事探しを開始。ビザは残り5ヶ月ほど残っているので、そこまで心配はしていない。問題は、今後数週間でどれだけピン!とくる雇用主と出会えるかどうかである。
【Private】一人の時間と、人との時間
(ファミリーに許可を得て、おうちのジャグジーへ)
私が住むエリアでは、一軒家が多く、多くの家庭がHot tubを持っている。お風呂に入れない代わりに、ここのファミリーからジャグジーに入っていいよと言われていた。そんなわけで、1年近くぶりにジムのプールで泳いだあと、普段使わない筋肉をいたわる。(スッピン恐縮です)
家の中は小さい子どもがいるのもあって雑然としているけど、このデッキスペースは川のせせらぎを聞きながらやすらげる、家の中で好きなスポットだった。3週間いて1回しか入らなかったけど、できる時に経験できてよかった。
また、別の日には野生のクマをカナダに来て初めて見た。ファミリーはしょっちゅう見るらしく、家の近くに現れた時にご近所さんが電話をしてきたのを、私にも教えてくれたここのお父さん。
仕事が終わったら、近所で屋外ヨガ。ここ1年半はずっと家でYouTubeを見ながらのヨガだったので、屋外でやるのは久しぶり。オーストラリア訛りの可愛い先生だった。
あとは、SNSで知り合った日本人女性とお茶したり、公園でまったりしたり。バンクーバーほど人口が多くないので、近くに気軽に話せる人がいてありがたい。(といっても引越しほぼ確定したけど)
仕事のモヤモヤとは対照的に、プライベートは充実させるように意識して過ごした。
また、子どもを散歩するのが仕事でもあるので、今週は天気がいいのもあり、毎日1時間は歩いたと思う。
おわりに
先週から仕事のことで色々あったけれど、週末は一人でリフレッシュすることができた。嬉しかったのは、私のことを心配して友達がメッセージしてくれてきたことだ。嬉しいことは比較的誰とでも分かりあえるけど、悲しい時や岐路に立った時に、本当に味方してくれる人たちの存在はありがたい。私もそういう人が辛い時に側にいれる存在になりたいと思った。
朝は相変わらず紹介した本の感謝ワークをやって1日を始めている。仕事の後は気持ちが疲れてしまうので、ゆっくりミントティーを飲んだりしている。平日の夜はあっという間に時間が過ぎ、5月の月刊記事は書けていないが、こうして週刊記事が書けたので良しとしよう。あとは、読書をしたりストレッチをしてゆっくりしている。夕飯はありがたいことにここのファミリーが作ったものを分けてくれるので、引越してからは朝食と昼食しか作っていない。
あとは、相変わらず気になることをネットで調べたり、今後の中長期計画を立てたり、水星逆行が始まったので、過去の振り返りをしたりしている。
あとどれくらいこの場所にいれるかは分からないけど、答えを出せたことを誇りに思う。この3週間、色々とチャレンジもあったけど、常に「今」を一生懸命生きてきた。人生の選択って本当に何通りもあって、選択の連続のわけだけれども、今回の決断に至ったのは、「未来の幸せのために今を犠牲にすることはしたくない」と思ったからだ。たとえば、結婚相手であっても「条件的には最高だけど、(そんなに)愛していないかも」という相手にプロポーズされたとして、条件など表面的なことだけみて結婚しても、きっと幸せではない。なぜなら、心はNOと言っているから。
そんな風に、今まで選択を何度も重ねてきて、自分の本音に気づく練習をしてきた。だから、今回も周りからは「スポンサーしてもらえるのに」とか、「いい場所で家賃もかからなくて最高」なんて思われたり言われたりするけど、そこにフォーカスはあてていないのだ。それはあくまで、周りの人のl基準であって、私の基準ではない。人の基準で選択をしている限り、いつまで経っても自分にとっての幸せを感じることはできない。
まずは自分の本音を聞く練習をして、自分の心の声を大切にする。
それはどこにいようが、何をしていようが同じこと。予定していたことがその通りに行かないことはあるけど、そのこと自体は悪いことじゃない。そこから、自分の向かいたい方向へ軌道修正していけばいいのだ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
2021年6月4日 カナダより
Mari