お局スタッフとZ世代新人スタッフの共存のしかた
こんにちは!業界に携わる皆さん、今日もお疲れさまです! 今回は店舗での「あるあるネタ」として、どこの職場にもいる「お局スタッフ」と、最近増えてきた「Z世代の新人スタッフ」の共存方法について考えてみます。
笑いながら「確かに!」と思っていただけたら嬉しいです。
目次
お局スタッフとは?
Z世代新人スタッフとは?
お局vs Z世代新人:よくあるエピソード
お局スタッフとの効果的な接し方
Z世代新人スタッフとの効果的な接し方
まとめ:共存のコツ
1.お局スタッフとは?
店舗の「お局(つぼね)」スタッフとは、長年勤めており、業務にも人間関係にも熟知しているベテランスタッフのこと。
お局スタッフの特徴
長年の経験から店舗の「流儀」にこだわりがある
「ハンガーの角度はこう!」など細かく指摘する
店舗のピンチの場面では、頼れるタイプか責任逃れするタイプか二極化する
まわりとの関係性によるが自身の立場を守るのが上手
新人から見ると厳しいですが、経験豊富なのでその背中には「プロ意識」が詰まっています。
2. Z世代新人スタッフとは?
最近の新人スタッフは「Z世代」(1990年代後半〜2010年代前半生まれ)が中心。
Z世代の特徴
デジタルネイティブ
SNSやスマホに精通し、トレンドに敏感。商品提案や店舗の販促に役立つ情報を持っています。
柔軟性が高く変化を恐れない
固定観念にとらわれず、多様性を重視。新しいアイデアを提案することが得意。
自己表現を重視
「無理をしない」「ナチュラルで居られる」を良しとする。承認欲求と自己満足のバランスを求めます。
人間関係をフラットに保つ
年齢やキャリアに関係なく、対等なコミュニケーションを大切に。年上からの威圧感には敏感です。
3. お局 vs. Z世代新人 よくあるエピソード
「声かけタイミング」の違い
お局:5秒以上お客様を見過ごすなんてありえない!すぐ声かけして!
Z世代新人:お客様のパーソナルスペースを大事にしたいので、もう少し様子見て、雰囲気もあるし…。
「お店の根拠」に対するスタンスの違い
お局:これがこの店舗のやり方だから、新人は何も言わず従って!
Z世代新人:なぜこんなことをしているのか、理由を教えてほしいです。
「売上ノルマのプレッシャー」
お局:数字にコミットするのがアパレルの仕事でしょ!
Z世代新人:数字も大事ですが、お客様に満足していただける方を優先ですよね。プレッシャーかけられると逆効果です。
4. お局スタッフとの効果的な接し方
お局スタッフに上手に向かうには、その「こだわり」の背景を冷静に、ポジティブに捉えることが大切です。以下はよくあるお局タイプと、その特徴をポジティブに変換して考える方法です。
1.個人売に固執するタイプ
「売上が自分の評価につながる」を強く意識しているため、つい自分の売上に集中しがちです。
ポジティブに変換:売上貢献意識が高く、店舗全体の数字にも影響を与える存在と捉えましょう。
接し方:「〇〇さんの接客、大変参考になります!」と褒めつつ、具体的に学ばせてもらう姿勢を示すと喜ばれます。
2. お店の掟を守りたいタイプ
新人に「この店舗ではこうするの!」と厳しく指導するのは、「早く職場に馴染んで」という気持ちの表れです。
ポジティブに変換:店舗の方向として早く成長させたいと考えている証拠。
接し方:「その理由を教えていただけますか?」と聞いて、丁寧に背景を教えてくれる状況がつくれたらベスト。 「いいからやって」と突き放してくるタイプには「この時はこれであっていますか?」と行動の答えあわせ。あっていても間違っていても「助かりました、聞いてよかったです」と感謝を示すと喜ばれます。
3. 常に店舗全体を見ているタイプ
細かいところまで気づき、商品の並びやスタッフの動きを指摘してくることが多いですが、それは店舗の品質を維持したいからです。
ポジティブに変換:店舗の「母親」のような存在。全員が良くなるように考えてくれています。
接し方:「いつも気づくの〇〇さんです」と承認と感謝の気持ちを伝えると関係がスムーズになります。
4. 口が厳しいが行動で示すタイプ
言葉はキツくても、必要なときにサッとフォローしてくれる場合が多いです。
ポジティブに変換:仕事に本気で向き合っている証拠。根は頼れる存在。
接し方:「こういうときってどうしてますか?」と頼る姿勢を見せると心を開いてくれることも。
5. Z世代新人スタッフとの接し方
Z世代との接し方で、職場の雰囲気や業務の効率は大きく変わります。以下のポイントを意識してみてください。
1.デジタルスキルを発揮してもらう
SNSやトレンドに詳しくZ世代に、Instagram投稿やおすすめコーデ考案など活躍の場を広げてみましょう。店舗の集客や販促につながります。
2.「なぜ」を丁寧に説明する
「こうするのが当たり前」という指示ではなく、「なぜこうなのか」を具体的に説明することで、納得して動けます。
3.そこそこな自由を考える
やり方を考えすぎず、新人の意見やアイデアを採用してみましょう。
4. 成果を具体的に褒める
「商品説明がわかりやすかったよ」「お客様が満足していたね」といった具体的なフィードバックが、Z世代のやる気を引き出します。
5. 柔軟な働き方を考慮する
プライベートを重視するZ世代には、働きやすいシフトや効率的な業務体制を整えることが大切です。
6. まとめ:共存のコツ
「お局スタッフ」と「Z世代新人スタッフ」は、店舗において必須の存在です。それぞれの強みを見据え、尊重し合うことで、職場全体の雰囲気が良くなります。
共存のためのポイント
・お局スタッフは、Z世代の感性や柔軟性に「学ぶ姿勢」を持つ
・Z世代の新人スタッフは、お局スタッフの経験や知識に「素直に聞く姿勢」を持つ
お互いが協力し合うことで、店舗の売上アップやチームの団結力向上が期待できます。次にお局スタッフが新人を指導する際、あるいは新人が意見を提案する際は、お互いの視点を意識してみてください。
店舗が笑顔と成長で満たされる職場になりますように!