見出し画像

《母の退院0.5》退院前

前にも書いた通り、母の退院が決まった。

母の今の住まいは我が家から車で最低2時間半は掛かる。下手すると、っていうか3時間掛かることも稀ではない。距離はそんなでもないんだけど、凄くすごーーく渋滞する大幹線道路を通らないと行けないから。抜け道も使いまくっても。

だから、なるべく退院する日にできることはやっておきたい。

まず、お引っ越ししてくる新居に関することについて話がしたい。LINEだともどかしい部分が多くて。必要な書類についても説明したい。顔を見て話したいから、私も行きたいけど犬たちを長い時間おいておけないし、連れて行こうにも都心には気軽にトイレをさせるところもなかなか見つけられない。(私たちが知らないだけだと思う)

あれやこれや考えてると夫から、我が家に一回連れてきたら貴女も話せるのでは?と提案が。それは助かるー!と伝えた母からは「その日に見学しちゃう?」え、え、大丈夫なんすか、体力体調的に。と訊くと、大丈夫、元気いっぱい、と母。

ちょ待って。予約取るから!と慌てて連絡するも「担当者は平日しかおりません」あらまー。気を取り直して翌朝9時にかけるも「コロナ禍のため時短営業で10時、、、」マジっすか。わかりましたよ。10時に掛ければいいんでしょ!と掛けたら、はい、人の言うことは最後まで聞くべきですね。10時半からでしたよ。

電話を掛けて予約を取るだけでなんやかんやありましたが(自分のせいもある)、無事に母の退院日に見学の予約を取れました。

退院手続きはすぐできるらしいけど、大量にあり、さらに珍しいお薬も含まれるの処方が時間掛かるってことで、見学の時間をずらしてもらった。

このずらしてもらうべく掛けた電話の相手は、もしや最初に私が見学の予約をした時に担当して下さった天然さんの上司(女性)ではないだろうか。と言うのも「足の具合はいかがですか?」に始まり、見学の時の様子などが逐一報告されていたのだ。案内担当者(美声さん)、おっとり穏やかな方でしたがお仕事ができるんだろうな、と思っておりましたが素晴らしい!!!と思ったのでした。

というのも、エントランスやエレベーターですれ違った入居者やそのご家族に声を掛けていたのが、もうなんとも気配りが行き届いていたのだ。入居されて数ヶ月のおばあさまには「いかがですか?もうお慣れななりましたか?何かお困りのことはありませんか?」、入居者のご家族には「お母さま、いかがですか?入居の時に担当した美声です」外出される方にも帰宅された方にもお声掛け。

我が家の犬にセラピードッグがいて、老人ホームや介護施設に何箇所もお邪魔したことがあるが、スタッフさん達の雰囲気を見てるとなんとなくその施設の良し悪しがわかったように思う。

まだ実際のところは分からないが、ここは当たりの気がする。

そして、最近分かったけれど、実は知り合いが勤めているのだ。今やわりと上の立場らしいが、彼女はいつ見ても溌剌としてる人だ。竹を割ったような性格とは彼女のことを言うのでは、というくらいさばさばサッパリ。もうお孫さんもいるお年だけど超アウトドアでこの間もキャンプに行かれてた。周りのお友達たちもみんな、あ、彼女のいるところだったら安心だね!と。

私もこんなに安心なことはない。
彼女の勤めてる職場なら信頼できる。
良い雰囲気だろうと。

母に実際に見てもらえるのも安心材料の一つだ。夫にも見てもらえる。実は一人で見て決めちゃっていいのか、ドキドキだったのよ。

そして、入居の契約時に必要なポイントカードもついでに作りに行く予定。作らなくてもいいんだけど、この不動産会社と同じ傘下のデパートが近くにあるから、これから入居したらお買い物をするだろうしポイントカードならあっても害にならないし、ということで。ただ、これもコロナ禍のせいなのか作れる所が縮小されてて、幸いそのデパートのサービスカウンターで作れるということが判明したのだ。母の住まいの近所には作れるところもなかった。

そして、たかがポイントカードといえども本人しか作れないからこの退院予定日に作ることに。即日発行もできないらしく(なんですとー)、審査が通ったら必要になるのでもう作っとかないと。めんどくさー。もうこれすごく遠くから引っ越してくるんだったら、本当にムリだよね。

退院日に期待通りに予定をこなせますように。