5:母のお引っ越し騒動記
前回の記事です。
ということで、やっと見学の日がやって参りました。
空はこの日も抜けるような快晴。その中、松葉杖をついてえっちらおっちら。その結果、両肩がパンパンになったのは前回に記した通り。
見学を担当して下さったのは例の天担さんではなく(ちょっと残念)、これまたとても穏やかなしっかりとした素敵な方でした。関係ないけど私の好きな声だった。
エントランスで迎えて頂き、コンシェルジュの方たちを驚かせ(見学者が松葉杖だとは思うまい)、入居者の方々も驚かせ。え…(遠慮がちに手でコチラを指しつつ)ご入居される…かた…?と、上品なおばあさまを勘違いさせ。入れるなら入りたいくらい、欲しいなと思うところに手すりや椅子がありました。痒いところに手が届くっていうやつですね。
皆さまを驚かせたり、勘違いさせたりしながら最初に向かったのは上層階にある狙ってる角部屋。のお隣。狙っている角部屋は、見学した時点ではまだご入居されていたから。上層階だけあって窓の外の風景がいい。ベランダに出ると青空が広がって遮るものがない。うんうん。やっぱりきっとこっちだわね。お隣の角部屋だともっと見晴らしも良さそう。案内担当者さん(美声さん)の許可を得て彼女に助けられながら、入院中の母へ送るためによろよろしながら写真と動画を撮りまくった。
ここに来て案内の美声さんがお部屋の色んなギミックを教えてくれた。キッチンや洗面所の下の収納は、将来車椅子になっても(今はショッピングモールで私がお世話になってるけどね!)通れるように、扉が全開になるとそのまま奥までスーッと入る。とか、お風呂の手すりは両側で掴まれるようにできるとか。その他にもHPに書かれてる通り、母が暮らすには十分な工夫が至る所にされていた。もちろんキッチンは今までより小さくなるし、何しろ収納が少ない。入居されてる皆さんも、収納がもう少しあればねぇ、と仰るらしい。このお話は私に考えがあるので、また後日に。ちなみに美声さんからは「いいですね!」とお褒めに預かりました。
ここ(隣だけど)に住む母を想像してみた。うん。いいんじゃない。窓からはどこまでも続く空が見える。お洒落な母がいっぱい持ってる靴は、お玄関両側の上まで入れられるようになってる。下部分には靴を履くときに座れる椅子が収納されている。今の私に一番必要なやつ(笑)
母が気にしていたパソコンをするためのLANケーブルも、バッチリ写真と撮った。ここにベッドを置いて、小さなデスクを置いたらパソコンもできるね。冷蔵庫は小さいのを置いて、上に電子レンジかな。窓辺に小さい丸テーブルなら置けるかしら。決して広くないけど、工夫次第でこのお部屋なら素敵に暮らせるんじゃないかしら。
次は共用部分と下層階のお部屋の見学です。