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見守りに必要なのは元気

息子1歳。食べムラがある。

まぁいいと思っている。大人になれば食べるさ。
今は食べたい物を食べたいだけ食べてくれれば。

本当はつかみ食べをする時期だと知っている。一口サイズに小分けにして、お皿で出して、自分で口に運ぶ練習をした方がいい。

分かっている。けれど彼はお皿もおもちゃだと思っている。おにぎりもオモチャだと思っている。

触ってほしくなくて、ぐちゃぐちゃにしてほしくなくて、毎日私の前にお皿を置いて一口をアーンと食べさせていた。

ある日、息子の顔の前にスプーンを差し出して「アーン」と言うと、お口を開けて待っている息子がいた。スプーンが勝手に入ってくるものだと思っている…

流石にまずいか。自分で食べ物を口に運ぶという認識もないとは…このままでは野生で生きていけない…(?)

今日は精神的にも体力的にも少しだけ余裕があった。お風呂前に旦那がいる中での晩ごはん、やるしかない。

案の定鮭のおむすびはぐちゃぐちゃになった。
バラバラにしてテーブルに塗って、床に落として、皿をひっくり返して、皿を齧っていた。

覚悟はしていたので、笑って終えられた。
そのままお風呂に入ればいいさ、と息子をただ眺めていた。
食べなかったけれど、何か得たものがあったか分からないけれど、私は満足した。

子供を自由にさせて離れたところから見守るって、結局のところ自分が元気かどうかにかかってるなと思った夕飯だった。

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