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ネットワークビジネスなどの副業と確定申告:主婦が知っておきたい大切なポイント
ネットワークビジネスなどの副業に取り組む主婦の皆さん、扶養内で働いている方にとっても確定申告は無関係ではありません。「売上が少ないから」「赤字だから」と思って手続きを後回しにしていませんか?
実は、どのような状況でも確定申告を行うことで得られるメリットがたくさんあるんです。この記事では、その理由を分かりやすく解説します。
※私は税理士ではないので、あくまで、確定申告の一般的なことしかお話はできませんが、頑張って活動されているみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
確定申告をするメリット
確定申告というと「面倒くさい」「自分には関係ない」と感じる方もいるかもしれません。でも、実際には以下のようなメリットがあります。
1)税金の還付が受けられる
正しく申告することで、必要以上に納めてしまった税金が戻ってくることがあります。例えば、扶養内の収入でも、経費を申告すれば所得が下がり、税負担が軽くなることもあります。
住宅ローン減税で12月にすでに還付を受けた場合は、所得税の還付は発生しない場合がありますが、次年度の住民税が安くなることがあります。
2)社会的信用を得られる
確定申告をきちんと行うことで、金融機関からの信頼を得やすくなります。例えば、住宅ローンや教育資金の借入れを考えたとき、申告をしていることが審査の際にプラスに働きます。
3)税務トラブルを未然に防ぐ
「申告しなくても大丈夫」と思って放置していると、税務署から指摘を受けるリスクがあります。後から追徴課税が発生することもあるので、早めの申告が安心です。
赤字でも確定申告をするべき理由
ネットワークビジネスなどの副業を始めたばかりの頃は、初期投資や活動費用がかさみ、赤字になることも珍しくありません。でも、だからこそ確定申告を行うべきです!
1)損益通算で将来の利益を守れる
赤字申告をすることで、その赤字を翌年以降の利益と相殺できる「損益通算」という制度を利用できる場合があります。これにより、事業が軌道に乗ったときの税負担を軽減できます。
2)経費を記録に残せる
経費をしっかり記録し申告することで、どの程度の投資が事業に必要かを把握できます。これは、今後の活動計画を立てるうえでも役立つ重要なデータになります。
売上が少なくても申告を怠らない理由
「売上が少ないから税金がかからない」と思いがちですが、確定申告を怠ると以下のようなリスクが発生します。
1)扶養の範囲を超える可能性がある
扶養控除の範囲内で働くつもりでも、申告しないことで正確な収入が分からなくなります。その結果、配偶者控除や扶養控除の適用外となり、家族全体の税負担が増えることもあります。
2)税務署からの指摘を受けるリスク
たとえ売上が少なくても、一定以上の所得があれば確定申告は法律で義務付けられています。後から税務署に指摘され、延滞税や罰金が課せられる可能性もあります。
まとめ:確定申告は必ず行いましょう
ネットワークビジネスなどの副業での収入が扶養内であっても、確定申告は避けて通れない大切な手続きです。売上が少なくても赤字でも、適切に申告することで税務面での安心感が得られるだけでなく、事業の成長を支える基盤となります。
不安な場合は専門家に相談し、分からない点を解消しましょう。一歩踏み出すことで、ネットワークビジネスなどの副業がさらに安心して取り組めるものになりますよ。
疑問やご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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