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中小企業診断士の意見(カウンセリングルームを開業した個人的な話24)

※カウンセリングルームの経営に役立つ普遍的な話は、個人的な話の後に書く予定です。
※この記事は目次に沿って書いています。

前回、多少無理をしてでも、物件を借りることになったいきさつを書きました。

今回は、賃貸契約をしてから実際に移転するまでにあったことや想いを書きたいと思います。

何度計算しても、今のままだと利益はでない、今より売り上げが落ちると存続が不可能になる、という状況で、それでも「良い物件」を借りた私は、こう考えました。

ここから、事業を本格化するチャンスなのではないか。
それには、予約を増やして複数体制でやるなどいろいろな試みをしなければならない。その結果、収益も増えれば意味があるのではないだろうか。

けれど、自己資金が足りません。
女性起業家向けの助成金や、地域の起業家支援の情報を集めました。

そして、最終的に商工会を通じて、無料で中小企業診断士のアドバイスを受けることになりました。

提示された資料を埋め、いよいよ対面での相談となりました。

そこで言われたことはいくつかありましたが、印象に残っているのは、診断士さんの感触として、「物件を借りるのは早すぎたのではないか」ということでした。
それで、助成金や融資を受ける方法はないだろうか、と相談する私に、「借金はしないほうがよい」と最終的にそのことを念押しして相談時間は終わりました。

どうにか事業を本格化する道筋をつけたいという想いがあって行動してきたけれど、結局、今自分が立っている位置は、専門家からみると「趣味」や「遊び」の範囲を超えていないのだろうか……。極端な考えかもしれませんが、その専門家の方のアドバイスを押し切ってまで、これ以上の行動を起こすのが正しいという確信が自分でも持てませんでした。

できることは、新しいルームに移って、誠実にカウンセリングを積み重ねること、講座を開催することなどです。
半年後に、大家さんに「だめでした…」と報告することにならないよう、頑張るしかありません。

開業からここまでの状況で、どこでどうすればよかったのか、今でも「正しい答え」はわかりません。
それに、結果が今の状況だとして、それが間違いだったとも言い切れません。
確かに、あの時借金をしていれば、また別の困難を抱えている状態になっていたかもしれません。

でも、そうなってもよいと思うくらい、思い切りと覚悟がないと、事業はできないということなのでしょうか。

後々でもよいので、この記事を読んでくださった専門家の方が、何か思うことがあればご意見やご感想をいただきたいなと思っています。


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