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夢を叶えるための最もシンプルな法則とは?"フィリピンで1番有名な日本人"Fumiyaインタビュー後編

有言実行、「2020年、世界でアパレルブランドを立ち上げる」という夢を叶えたFumiya。
しかしそれは”Fumiyaだからできた”ことではなく、誰でも自分次第で夢を叶えられると言います。

今日から始められるシンプルな「夢の叶え方」や「自信の持ち方」とは、どんなものでしょうか?

(Fumiyaの波乱万丈な人生のストーリーが気になる方は、まず前編をお読みください。)

夢を叶えるために大事なこと

ーー実際にアパレルブランドを立ち上げる夢を叶えたわけだけど、夢を叶えるのに大事なことってなんだと思う?

思い続けて、話し続けて、行動し続ける。もうそれだけだと思う、本当に。
言わないと叶わないし、逆に言ったものは叶うと思っている。

ーーたしかにずっと行動し続けた結果だもんね。でも、「言っただけでは叶わない」っていうのもひとつ事実だと思うんだけど、それについてはどう思う?

たしかにね。
ただ自分の場合は、周りに言うっていうときは、その時点でそれを相当やりたいと思っているとき。だからその時点ですでに行動していて、だから「言ったら必然的に叶う」っていうことに繋がるんだよね。

心で強く思っていたら、言葉や行動にも自ずとそれが現れると思う。だから熱量を持って周りに伝わるし、自分自身も行動し続けて叶えることができるんだと思う。

ゴールが見えていれば、苦しい状況でも行動し続けられる

ーーでもそうやって、どんなときでも行動し続けられるのってすごいことだと思うんだよね。家賃5万、YouTube収益7万の極貧生活時代とか、そんな苦しいときでも夢を諦めずに行動し続けられたのはなんで?

なんでだろう?
ただ、「人生1回しかない」っていうただそれだけかな。死んだら何もできないし何も思わないじゃん。だから本当に、やりたいことをやって死にたいなと思う。

ーーたしかにその通りだけど、「めっちゃ辛いなあ、苦しいな」っていうときに、「人生1回きり」とか、死ぬときのこととかを意識できるもの?

うーん、そう言われてみると、「諦めずに頑張る」っていう言い方がそもそも違うのかもしれない。その言い方だと”苦しいのも耐え抜く”っていうニュアンスだけど、自分はそもそも極貧の苦しいときを楽しんでた。

だって、この極貧時代を将来成功したときにネタにしようとも思ってたし。
「今でこそこうだけど、こんな苦しいときもあったんですよ〜」って『おしゃれイズム』で言おうと思ってた(笑)
エピソードにできるようにあえて下をたくさん作ろうと思って、仕送りをもらったこともバイトをしたこともない。

だから、今振り返るとあのとき苦しかったなとは思うけど、当時は「苦しいからもう嫌だ」と思ったことはなくて、「苦しい!けどこれも経験だし、人生1回しかないし!」ってその状況を楽しんでた

ーーその発想の転換、すごいと思う!苦しいときも、自分のストーリーの1ページとして捉えて楽しんでたんだ。

そう。そもそも自分が他の誰もしていないことをしているということ、自分のやっていることが世界でオンリーワンだっていう確信も、行動し続ける原動力だったと思う。
日本人で自分みたいなことをしている人がいなかったから。

ーー自分のやっていることに誇りみたいなものもあったんだね。

そうだね、自分はいつも人と違うことをしていたいから。
あとは”この苦しさの先”が明確に見えてたっていうのもある。アパレルブランドを立ち上げるっていうゴールがあって、今苦しいのはあくまでもそのゴールを叶えるまでのツール、過程だと思っていたから。

例えば、マラソンも同じだと思っていて。
ゴールがどこか、どれくらい先かも分からなかったら、「これいつまで続くんだろう」ってただ辛くて諦めてしまうかもしれない。けど、ゴールが見えてたらそれに向かって頑張れる。

ーーたしかにゴールを達成するのに必要なことと思えば、「やってやるぞ」って前向きな気持ちになれるかも。

逆に、アパレルブランドを立ち上げたあとは、急に自分が何をしているのか、なんのために生きてるのかも分からなくなるくらい虚無になってしまって。
それはなんでかっていうと、「立ち上げる」がゴールだったから、「立ち上げてどうしたいか」っていうその先が見えてなかったんだよね。

だから、「ゴールが見えていること」は、どんな状況でも行動し続けるためには必要なことだと思う。

“根拠のない”自信を持つには

ーーその、「俺はゴール見えてた!」って言える自信ってすごいと思ってて。「世界でアパレルブランドを立ち上げる」って決意してフィリピン行きを決めた時点では、英語も話せずファッションの知識があるわけでもなく、そのゴールって見えないくらい遠いゴールだったと思う。なのに、”根拠のない自信”みたいなのをずっと持ち続けられるのはなんで?

それはもう、イマジネーションですよ!どれだけ未来を想像できるかが大事だと思ってる。
自分は事務的な作業とかは苦手だけど、ひとつ優れているところがあるとすればイマジネーションだと思っていて。
考えて考えて、「こうしたらこうなるな」って思ったらもうできる気がする!

ーーそれは未来を詳細に想像できるっていうこと?

そうかな。未来に”こういう状況でこういうことしてる”っていうのが、見えちゃうんだよね。

ーーそれはなんで見えるの?考え抜いて見つけるのか、それともひらめくのか。

それはひらめきなんだよね。

「なんでこんなにひらめけるんだろう」って自分でも考えたことがあって。これだけは育った環境が大きいんじゃないかと思っている。
2歳から中学生くらいまで、親に右脳教育の塾というか習い事みたいなものに通わせてもらってたんだよね。だから想像力とかひらめきはそこで鍛えられたというか、そういう環境で育ったからなのかなと今では思う。

勝負が苦手だから、勝負しなくていい舞台にいく

ーー「こんなことをしているのは自分しかいない」とか「絶対に誰もやっていないことをやろう」とか、”人と違うことをする”ことにものすごくこだわっていると思うんだけど、それはなんで?

なんでだろう。生きてる感じがするから?
人と比べられるのが好きじゃないっていうのが心のどこかにあるかもしれない。

自分は基本的にポンコツだから人と比べられると勝てないし、そんな自分が嫌だっていう気持ちがあるからかな。
高校のバスケ部でも試合に出られなくてずっと掃除ばかりして嫌だったし、帝国ホテル時代は同期の中で1番仕事が覚えられなくて怒られてばかりだったし。

ーーだから、人と比べられない領域にいこうってこと?

そうそう。誰もやっていないことをやれば人と比べられることはない
もしも、今自分がやっていることをもっと優秀な人がやったら、自分は速攻で抜かれると思う。けど、そのときにはもう俺は違う舞台に行ってるから大丈夫!(笑)

ーーなるほど。勝負が苦手だから勝負をしなくてもいい領域をやるっていうのは、ある意味すごく合理的だね。

夢に向かって頑張るあなたへ

とにかく、どれだけ未来を想像できるか!それで未来が見えたときに、自分を信じて動こう。それに尽きる。

悲しいけど当たり前なのは、他人は自分の夢に対してそんなに熱量をかけてくれないということ。自分の夢には自分しか熱量をかけられないから、結局自分で自分を信じるしかない。

ひとつ伝えたいのは、これは僕だからできるとかではなく、誰にでもできることっていうこと。

「”Fumiyaくんだから”そうやって行動できたんでしょ?そんなこと言えるんでしょ?」って言われることも増えてきた。でもそれは間違いで、発想が全く逆なんだよね。「行動してきたからFumiyaくんになった」の。
僕だって最初は英語も全く話せなかったくらいだし、何もしないでこうなったわけではない。何もしないでこういう発言ができるようになったわけではない。未来を想像して行動してきた結果が今のFumiyaだから。

だから結局は、今どんなに知識がなかろうと、素人だろうと、やるかやらないか。あなた次第だよっていうことを伝えたいですね。

編集後記

他の誰でもない、自分自身が「思い続けて、話し続けて、行動し続ける」こと。
夢を叶えるためには難しい知識や技術が大切なのではなくて、必要なことは本当にシンプルで、誰にでもできることなんだと思わせてくれるお話でした。

まずは未来を具体的に想像してみること。心が折れそうになったら、想像した未来を思い出すこと。そんなことから始めてみようと思います。

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