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ESで一点目、二点目と書く際に気を付けることについて

こんにちは。就活コンサルタントのmariです。
今回は学生さんから質問があったため一点目、二点目、三点目とESで書くことについて気を付けてほしい点について話したいと思います。

ES(エントリーシート)の項目で自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で「そこで、二点の対策を実施した。一点目は~二点目は~」や志望動機で「貴社を志望する理由は二点ある。一点目は~二点目は~」と安易に使っていませんか?

結論から言うと二つの理由でこの書き方をお勧めしません。
1.無駄に文字数を使う
「また」という接続詞で一点目と二点目つなげたらよくないですか?
他に文字使うべきところありませんか?
2.二点の関係を理解できないまま記載する人がいる
 本当に二点に絞り込めますか?一点でもなく三点でもない理由をあなたは説明できますか?
 その二点って並列に書いて大丈夫ですか?一点目の上手くいかない部分を二点目で補っていたり、二点目が一点目の延長の施策だったりしませんか?

自己PR、ガクチカであるNG例

①課題が二点あり、二点に絞り込んだ理由が答えられない
 例文:アルバイト先ではクレームが発生する二点の課題があった。一つ目は新人スタッフの教育制度がないためミスが起こることだ。二つ目が情報伝達制度がなくすぐに新商品の説明ができないことだ。

 →有限な時間の中で一番の課題を優先してまずは対策を打つべきでは?どうして二個の課題を選択したの?一個ダメなの?三個じゃダメなの?と思います。

どうしてもその二点が最も対策が必要であったことを答えられるなら大丈夫ですが、個人的には課題は一点にして対策で工夫したことをより詳細に書いたほうがアピールできると思います。ケースバイケースですが。

②対策が二点でつながりがなく二点に絞り込んだ理由が答えられない
 例文:部活で大会成績を上げるために、二点の施策を実施した。一つ目がチームの目標の認識のすり合わせだ。二つ目がチームワークを向上させるために食事会を月に一回開催した。

 →現状の成績が低い一番の原因に対策を打つべきでは?目標認識とチームワークのどちらかに絞って対策をすべきじゃないの?と思います。

どうしてもその二点が必要不可欠であり他の考えうる対策を実施しない理由を答えられるなら大丈夫です。しかし、個人的な感想では二点として並列で記載している内容が関連性のあるものであり、接続詞でつなげた方が絶対いいのにな、といういうESをよく見ます。

10秒ぐらいで考えた思いつきですが、上記の例だと私なら
目標認識のすり合わせを行おうと試みたところ、上級生に対して下級生が意見が出しづらいという状況であった。そのため、月に一回の食事会を開催することで自身が全員の会話に気を配りながら会の進行を行った。そして、学年に関係なく打ち解けていただき、活発な議論ができる環境を整えることで部内全員の共通の目標を設定できた、と書くかもしません。



最後に注意点ですが、一点目は~二点目は~の書き方をしたらESが落ちるとか、選考で評価が下がるというわけではありません。内定者ESを見ていただければ、こういう書き方で内定をとる人がいることはわかると思います。
ただ、ESを書く上で内容の理解を深めるためにも知ってほしいこととして個人的な意見として今回、記事を書かせていただきました。ご参考になれば幸いです。

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