東京。(新鮮でサイテーだった恋愛)
私のnoteの記事のタイトルで、2度目の『東京。』
気が付けば、憧れだった東京にも慣れたもんで
渋谷の駅もiPhoneと睨めっこしなくても歩けるくらいにはなった。
こちらに来て、精力的に外出をしていたわけではないが、まぁそこそこには出会いもあって、
そんな中で私の中でもまぁ、新鮮な出会いもあって。
あの時の気持ちを忘れたいけど忘れないように、
後から読み返してそんなこともあったなって言えるように。ここに私の気持ちを置いていきたいとおもいます。
完全に自己満足だけれど。
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出会いは2019年秋頃。
下北沢の、よくあるチェーン店の居酒屋。
初めましての彼との食事は焼き鳥とハイボール。
吉高ゆりこかな?いいえ、違います。
ずーっと女子校育ちの私は、大学生のバイトでしか男性と接することがなく、なんなら年下の男の子なんてほんとにバイトの後輩としか話したこともなくて。
彼の職業は売れない芸人の卵。
身長は私より低く、年は4つ下だった。
劇場の後に待ち合わせだったから、はじめの待ち合わせ時間から、1時間30分以上押した。
改めて思うけど、この時、ふらふらして時間潰してた私寛大すぎる。
駅で待ち合わせ、すみません遅くなりました!と言う彼。
第一印象は、『後輩感がすんげぇな。』だった。
先にも出た、ハイボールと焼き鳥を片手に話は弾み(後輩感は気持ち悪いからやめてと言った)、
私がお散歩好きなのよね、というと、目を丸くして僕も!!!!と無邪気に言った。
今から歩こう!!と、そのまま代々木公園まで。
何を話したかなんて覚えてないくらい下らない話だったけど、今までの恋愛の話もしたっけな。
代々木公園で話が尽きなくて終電をなくしたり。
また、僕とデートしてくれる?
と、彼は言った。
まぁ、うん、いいよ、
でも、年下の男の子恋愛対象にならないかも。
と、私は言った。
それから、彼とお付き合いを始めたのは3週間後位かな。
彼のまっすぐで、純粋で、ただただ素直に“好き”を伝えてくれるところに、半ば負けたような形で付き合い始めた。
今までの彼や、好きになる人や、理想なんて日本とアフリカくらい真逆だったけれど。
毎日夜勤のバイトで、バイトに行く前の2、3分だけかけてくる電話。
すこし寒くて、だけど日差しはあったかくて、手を繋いで海沿いを歩いた鎌倉。
定番と化していた夜ご飯の後の代々木公園までのお散歩。
クリスマスのプレゼントはお金がないからって手作りのディズニーチケットだったっけ。
声が聞きたかったから。
声聞けたから頑張れる。
大好き。
可愛いなって、思った。
案外、私って追われる方がいいのかもなんて、そんな気持ちもあった。
でも、なんか、ずっともやもやしてて。
なんだろうな、なんだろうなって考えてて。
それに気付いたのは、年が明けて少ししてから。
毎日のLINEの連絡も、彼の夜勤前の電話も、
私の気持ちじゃなくて、彼の気持ちだけで、彼のしたいように、彼が言いたいことだけを伝えてる。
この人、あんまり人に興味ないのかな?
会話のキャッチボールが難しいな、私の考えすぎかな。
そう思ってからは、早くて。
私の中で、やっぱり人の気持ちを大事にできることって大事だとおもうから、
私が悲しいとき、疲れてるとき、
言葉では心配しているようだけど、どこか心はなくて。
風邪をひいてしんどくて会社を早退した日は、
そんな状態で会えるはずもない(多少気も遣うし)のに、
会いたいから、おかゆ作りに行くよ!って
何度断っても言ってきたことがあったな、とか。
とても純粋で、いい子だなって思ってたけど
やっぱりそこに対してのハードルが越えられなくて
(何度か言ってみたけど伝わらなかった)
春、短い期間だったけど、お別れを告げた。
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そこから3ヶ月。
梅雨時期で、じめじめしていてそろそろ本格的に暑くなりそうだなって時。
別れた後も何度か連絡が来たり、インスタで繋がっていてDMが来たりしてた。
コロナの影響もあって、バイトも仕事もなくなってしまっていたみたいだった。
そっか大変だね。
そう思ったけど、私には何もできないし、なんなら繁忙期で仕事が忙しくて、気を回すこともなかった。
インスタのライブ配信を毎日頑張ってるみたい。
ふいに目に止まった投稿を、本当にたまたまみてみようという気持ちになって見てみた。
これが女のカンってもんなのかな。
それは、一人で配信しているインスタライブのアーカイブ。
毎日の配信の成果もあってか、フォロワーも増えているみたいで、質問をしてくれるファンの方たちに答えているものだった。
“彼女はいるんですか?”
もう、嘘つくのやめようと思って。
はい、います。
そっか、彼女できたんだ!
よかったね、おめでとう。
“いつから付き合ってるんですか?”
えっと、2年くらいかな?
ずっと同棲してます。
え???
ん?え?????
反射的に、メッセージをしてしまった。
彼女できたんだね、おめでとう!
と思ったら、2年付き合ってたんだね😇
そっからはごめんなさいのLINE祭り。
謝って欲しいんじゃないの。
ごめんなんておもってないじゃん。
そう言っても、申し訳ございません、ごめんなさい。
あー、そう、こういうところ。
とりあえず謝ればいいとおもってこちらの話は聞かないところ。
人の気持ちは気にしない、自分の体裁を守りたいその感じ。
私の中の越えられなかったハードル。
ここまで赤裸々に書いておいて、詳細は伏せるけど(なんでやねん)
ひとつだけ言うとしたら、
彼のメッセージの中にあった一文
“これからは人に見られていることを意識して行動します”
に対して、
こいつは何言ってんだ?
お前今何に対して謝ってんだ?
私にじゃないんだ。
自分のこと知名度の高い芸人だとおもってんのか?
と言う気持ちをぐっと堪えて、
自分のことじゃなくて、相手(今の彼女)の気持ちをもっと考えるべきでは?
私も、終わったことに対してつっかかってごめん。
と伝えた返信に、
“いえいえ、言ってくれてありがとう”
この返信に、狂気感じたことくらいかな。
あー、こう言うところが飲み込めなくて、
ずっともやもやしてて、
別れてよかったなっておもってたところだったんだ。
あの時はぼやんとしか感じなかったもやもやに
気付いている今、もうそこに目を伏せることは出来ないし、可哀想だけどもう何も言ってあげない。
もう、話をすることもない。
そう区切りがつけられた。
あの時の、楽しかった記憶も、嬉しかった思い出も、匂いも言葉も全部嘘で、私の家から帰ったら彼女がいる家に帰っていて。
ひとつひとつ思い返しては、悲しくなって、
気づけなかった自分に落ち込んで、馬鹿だなっておもって、
正直人間不信になるなって思ってたけど、
今日兄家族に会って、リフレッシュされた(それはまた次に書きたい)
綺麗なままの恋愛にしておきたかったのにな。
心から頑張って欲しいって思ってたのにな。
追撃攻撃のダメージがおっきくて、
2日間悪夢にうなされたけど。笑
1週間くらい経って、だいぶ回復してきたし、
怒りや悲しみを越えて、もう関わらないことを選択できる私は勝ちだって思てきたから、
ここに書き出しておしまいにしようと思います。
忘れたいけど忘れたくないってのは、
やっぱりあの時の私の純粋な気持ちは大事にしていたいから。
自分の感じた事は全部大事にしていたい。
彼の言った、好き、が嘘だったとしても、
それに可愛いな、って思った気持ちは
私だけのものだし。
長々と、赤裸々に書きすぎて、
たぶん見る人が見たらバレるけど
名前も全然売れない芸人と一般人の事だから
大丈夫だろう。(ってか別にばれてもいいや)
はー。
むかつくサイテーな終わりの終わりだったけど、
書き出すと気持ちの整理ができてやっぱりいいね。
まさかこんな展開、最初から最後まで東京っぽいな〜って思ってしまった。
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