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ルーツやプロセスを知ることと魅力

以前、乃木坂にある21_21 DESIGN SIGHTで行われていた

『そこまでやるか 壮大なプロジェクト展』へふらっと行った時のお話。

予定まで時間があったのでひとり、夜美術館をかましました。

中に入ると、タイトルの通り『そこまでやるか』と笑ってしまうものから、緻密な作品までとても見ごたえがありました。

お昼にも来てみたかったなあ。

ある一点の角度からだけ、このただ並んでいる棒が円に見える『重なる1゜の奇跡』も視覚的にわかりやすく良かったです。


中でも惹きつけられたのは、今回のメインであるクリストとジャンヌクロード両名。


ベルリンやニューヨークなどで建造物を梱包するというプロジェクトをいくつも行っている二人、今回はじめて知りました。

前述にある、『そこまでするか』と笑ってしまった作品がまさにこの人たちのもの。

どうして建造物を梱包することをアートに感じたのか、思考が気になってしょうがなく、中で上映されていたドキュメンタリー映画に食い入るように見ていました。


巨大建造物を包むには、莫大な費用と時間、そして周りの協力が必要不可欠であり、そのために自分のドローイングや絵画を売ったり、人々をいい意味で巻き込んできたふたり。

どうして というところへ対する答えはわからないけれど、そのプロジェクトの魅力はきっとこうなんじゃないかというわたしなりの答えはみつけました。


それは、短期間で見られなくなってしまうはかない風景、そして記憶だから。


日本人が桜が好きなことと少し似ている気がします。

私自身桜が好きですが、満開の桜もさることながら、風にはらはらと散っていく光景がはかなげで春の訪れを感じ大好きなのです。


きっと二人の作品はそんなはかなさ、ダイナミックなパワーが魅力なのだなあ、と感じました。

それと同時に二人の人間力にも。


私には、自分の資産を削ってまで情熱をかけてできるなにかがあるのかな。

周りを巻き込んでなしえたいと思えるものができるのかな。


そう思ったら本当にかっこよくて、そしてまっすぐな思いが愛おしくなりました。



二人の作品やプロセスを通じて、


・一人で考えてアウトプットする

・同じ志向の同志と共有する

・別の志向の人々に受け入れてもらう


この流れはどんな時でもそうだけど、なぜかふと忘れていたことに気が付きました。


そうだよな、ひとりで考えてただけじゃ何にもなんない。

まず、まとめて書き出して知ってもらって、そこからがスタートだなあって。



そう思ったら、これからあるたくさんのモノゴトがとても楽しみに思えたし、

いつかこのnoteの記事も活用できていると感じる時が来るのかも。


どんな事でもルーツやプロセスを知ることは楽しくて大切だと実感した瞬間でした。


今回は、クリストとジャンヌクロードから学んだキモチのキロク。



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