靖国神社崇敬奉賛会青年部あさなぎ『みたままつり助勤奉仕』②回天の歴史(東京都千代田区)
東京のタクドラ、みやびです!
私がプライベートで所属している、靖國神社崇敬奉賛会青年部あさなぎ(以下、あさなぎ)の助勤奉仕をしてきた話、続編を書いてゆきます。
先ず助勤奉仕とは、簡単に靖国神社のお手伝いのこと。
この日は神社恒例のみたままつり。この会場に有志が集まり、靖國神社への寄付団体である奉賛会への入会受付を行いました。
あさなぎの活動は、これだけに留まりません。
奉仕には清掃などもあり、美化に努めています。ゴミ拾いって、とても素晴らしいことですよね!
前回の研修で講師を担当してくださった宮司さまが、こんな事を仰っていました。
「本殿(神様の座すところ)周りを清掃するのは特別な行為であり、とても尊いこと。
その清掃に携われる皆さんは、とても恵まれていますね…🧹✨」
そのお言葉を聞いてから、私はなんだか清掃奉仕が待ち遠しくて仕方ありません。
あの大谷翔平選手も運気を上げるため、ゴミ拾いを率先して行っていると言います。🗑️✨
「運をつけるためにしていることとは?」と記者が大谷選手に尋ねると「他人がポイッて捨てた運を拾っているんです」そう返答したことは、とても有名ですね。🗣️
あさなぎの仲間達は、皆さん奉仕の精神に溢れてらっしゃるので、運を拾ってらっしゃる方ばかりに思います。😊💕
そんなこんなの、清掃奉仕。
先日7月7日にも、勉強会の他に清掃奉仕が行われました。しかし残念ながら、私は体調不良で参加は叶わず… 😖😔😷
参加した先輩に伺ってみたところ、この日は遊就館の清掃奉仕を行ったとのこと。
靖國神社には、遊就館という神社に併設された資料館があるのですが、ここに展示されているものを学んだり、清掃をなされたそうです。🧽✨
それはどんなものの清掃か?と言いますと… あの、【回天】なのです。🫢‼️
日本人の思い浮かべる『靖國神社』といえば戦争というイメージが先行していて、私はその誤解を解くような投稿をしてゆきたいと考えております。
とは言え、戦争で命を落とされた方々がここに御祭神として祀られているのは間違いありません。
そこで、幕末から太平洋戦争の歴史を少し書き出してみます。
この【回天】とは、人間魚雷のこと。🚤💨
太平洋戦争で日本海軍が開発し、人が乗ったまま敵艦に体当たりする兵器をそう呼びます。
普通だったら、ぶつかる前に乗員が脱出できる仕組みを搭載しますよね。なのに敢えて、回天では爆発… 敵艦突撃に、尊い人命を捧げさせたのです。
そうです、特攻です!
なんて愚かで、許されざる攻撃を強いたのか。(厳密には、志願とされてはいますが)
まもなく戦後から80年。
靖國神社には、この回天の実物が展示されています。それをあさなぎメンバーが磨き上げました。🛩️✨
回天もかなり古い戦闘艦ですから、クリーナーをつけたら直ちに磨き上げねばならないそう。清掃部隊の皆さんは号令を受けて一斉に吹き上げたと伺いました。
私達は、回天の惨さも特攻作戦も、忘れてはなりません。
【回天】の意味は、衰えた勢いを盛り返すことです。天下の形勢を一変させる。
即ち、日本軍は負け戦を分かり切った上で、若者を出撃させたということに他ならない。
戦争のことを想像する度いたたまれなくなり、今を生きる私達は幸せで居ていいのだろうか?などと考えてしまいます。
しかし先人の悲しみを記憶に留めておく事で、いつだって平和で幸せに生きられるはずなんです、、
ここでまた、小噺をひとつ。
水戸には、回天神社と言う神社があります。
先ほどの回天を祀っているのではなく、こちらは国難に殉じた幕末の水戸藩士らを祀っている神社です。
回天の名前は、徳川斉昭の腹臣であった藤田東湖の著作『回天詩史』から名付けられました。
この藤田東湖、とんでもない影響力を持った人物でして。
彼が仕えた徳川斉昭とは、あの十五代将軍・徳川慶喜の実父であり、徳川御三家(尾張、紀州、水戸)の血筋です。
幕末、水戸藩。
私は、皆さんすっかり忘れてしまっていると思いますが、『桜田事変研究会』の管理人をしておりましてね。笑
桜田事変とは、桜田門外の変の別名。
水戸と彦根と薩摩、3方向から学べる会を立ち上げたく、とても素晴らしい仲間達に恵まれたのですが、、、
管理人がしっかりしておらず、影の薄いグループになってしまっています。スミマセン💦
藤田東湖が『回天詩史』を書き上げたのは、斉昭公が隠居謹慎となっていた時期。
回天の意味も、なるほど!と思いますよね。
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【回天詩史 現代語訳】
過去を回想すれば死を決心したことが3度あったが、死ぬことが出来なかった。江戸と水戸を往復して利根川を25回も渡った。
職を辞めて閑地につこうと5回願い出たが許されず、そして39年の間に7ヵ所に転居した。(ただ身命を賭して己の信ずるところに邁進したためである)
国家の盛衰は偶然にそうなるのではなく、起こり得るものであって、人生の得意と失意も徒(いたず)らごとではない。
このように信ずる道を行ったつもりであったが、ついに幽囚の身となり、塵と垢が積もってしまったことに驚き、それでもなお忠義を尽くそうとする誠心は満身に溢れている。
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皆さんの投稿はとても面白いので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね!
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続く。