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病と生と死

東京でタクシー乗務員をやっております、みやびです。

沖縄旅行中からコロナに感染し、5日過ぎ… ても、まだ咳やら熱やら続き、しばらく会社を休んでいました。

さらに、更年期障害?と思われる症状にも悩まされ… 年齢的にもそーいう年頃ですから、エストロゲン(女性ホルモン)を増やす薬を飲み始めました。

酷いヒドイひどーい、体調不良。

友人知人と約束していて、いざ出発しようとしたら、、突如、洪水かっ!🌊 と思うほどの出血(生理)があったり。

ホットフラッシュ… 更年期障害のひとつなんですけど、ほてりやのぼせ、発汗と熱が出たりする症状にも悩まされています。

私の場合、一般的に知られている症状の他、動悸に始まり、ふらつき、吐き気、寒気もあったり、酷い時には呼吸も苦しく。

タクドラ始めたから、40代だから、自律神経の乱れだろう… で、片付けられなくなってしまいましてね。少しでも症状が軽減できればと治療を始めました。

ここで気になるポイントをひとつ。ホルモン治療を始める前、2月、7月に検査してみたのですが、どちらの時もホルモン値は正常。

ホルモン治療を始める前にはがん検査も受けなければならず、必要なものを一通り受けてきました。

「では、お薬無くなる1ヶ月後にまた受診してくださいね」と、婦人科にて。

それが、1週間前のこと。

コロナ明けが7月1日。明けても喘息の症状が出てしまい、咳の度に肺がヒューヒューして、吸入器を使い、、なんてのが、今も続いてましてね。

身体が丈夫じゃないのは気力でカバーしていますが、なかなか辛いのです。

投薬は継続していますが、婦人科のことも特に思い出すことなく過ごしていましたら、仕事中に電話がかかってきました。

「すみません、着信入っていたので折り返しました」

「お名前よろしいですか? あっ、宮本さん?

婦人科です、先日がん検査受けてもらいましたよね?

次の受診は1ヶ月先で良いって話でしたが、もっと早く予約を入れていただきたくて…」

「えっっ、急を要する結果だったって事ですか?」

「まぁ… そうですね。精密検査が必要みたいで」

そんなやり取りをした後、次の明けでの受診予約を入れました。それにしても、電話かけてきてまで検査とは、早くない?

そんなに急いでやらなきゃならんのか、、、

電話を切った後も変わりなく仕事しましたけど、最悪のパターンなど色々想像しちゃいました。心の整理を兼ねて、診断前の気持ちを書き出してみます。

そういった電話を受けた後、私は不思議と落ち着いていました。

むしろ、治療費という金の心配ががが…。まぁコレは、生命保険に入っているので何とか回せるかな?などと。

金の苦労ばかりしてきた人生なので、ようやく解放されると思うと悪くない。生きるには必ず金が掛かりますからね。

また、自分の残りの時間がどのくらいあるのかを知りたくなりました。死ぬとは言われてないんですけど。笑

自分の人生の終わりを想像してみるキッカケがあった、という話だけですよ!誤解なさらぬよう… 一応。

私は、死よりも老いのが怖いんです。

散々酷使してきた自分の身体が、自分の意思と反して動かない。老化でしょうねー

疲れた、苦しい、辛いを言いたくない人間なので、何とか時間もお金も体力も回そうと思うのですが…

その場に居ることすら自分には精一杯。次から次へとお誘い受けるのが、光栄だけど辛い… 人付き合いは、素晴らしくて重い。

ご厚意で言ってくださる事は重々承知してますので、無下にしたくない。(中には悪質なこともありますけど)

こういった類の勧誘は、断れない自分が一番悪いと思うので、この歳になっても未だに悩みます。

今回、ふとしたキッカケから『死を想像する機会』に恵まれて…

もっと自分は生に執着して、悲しんだり、嘆いたりするかと思っていましたが、死がそれほど怖いと思わなかったんです。

「死して不朽の見込あればいつでも死ぬべし。生きて大業の見込あらばいつもでも生くべし。」

コレは、吉田松陰先生の言葉です。

身体がいつまでも元気で、かつ今よりも若くて体力もあれば『大業の見込』つまり自分の可能性を信じてみたかもしれませんが、私の人生も、実力も、こんなモンかなーって思っちゃったんです…

自分の命を長らえさせる事より、自分の作品を生み出して残せるかが気がかりで… まだ何も出来てないですから、不朽の見込を形にしておきたい。

幕末彦根、戦中沖縄、浅草吉原の歴史を書きたい… これ以上できない!と思えるほど、集中して書きあげたい。

金と時間が無ければ出来ませんから、細々と給料をやりくりして書いてゆくには、長生きが必要かも、、、

ここまでは、いつもと変わりない自分の夢を語りました。ここからは、私の考え方にも触れてみましょう。

私を看取る人は誰か?と思い浮かべた時、やはり娘と娘の友人らが居てくれたらと思いましたよね。

若い娘達には、身近な人の死を記憶して、これからの人生の経験として欲しいから。

かと言って、看病とかは来て欲しくないなー、、 娘を医療従事者にしておきながら言いますけど、母と言う大きな存在の死に向き合わせるのは忍びなく、、、その先、何度も見送る患者さんの死と一線を引いて働けなくなったら娘が辛いから。

病気とたたかう母を支えさせる事はしませんね、多分。

今までも、娘と2人暮らししながら入退院した時期は何回もありましたけど、薄情にも取れる娘の対応が心地よく。紛れもなく、あの娘は私が生み育てた人なんですよね。

ならば、1人で病と向き合ってゆくのか?

私は、1人で向き合って死にたいです。寂しい事と思われるかもしれませんが、誰かに死を背負わせ、自分の苦しみを半減させるなんて嫌だから、、、

ジメジメ泣かれたり悲しまれたり、同情されたり、ましてや「最愛の人を失う可哀想な人」という悲劇の主人公になり切ってしまわれると、気持ち悪い…

気丈な男性なら良いですけど、私は私の父以外でそういう男性を見た事がないので、パートナーが居なくて良かったなぁ。と思っちゃいます。

「金、出してやるよ」

この言葉がサラッと言える男性は、元旦那くらいしか居ませんでした。

タクドラ仲間とは、ほぼ割り勘です。高級グルメに付き合い過ぎて、私には金が無い… 笑

パートナーになりたいと言って口ばかり出して、こういう事になると君は汚いとか、金だけかとか、下心ばかりで金を出さない。

私は求めてないに、相応に出してるのに、無茶苦茶な話です。構うなと言いたい。

私は、金を出してくれなんて言ってない!(タクドラ仲間に、悪評ばかりたてる悪い輩が居るのです)

君を喜ばせるために、、と高額な金を使ってくれても、私が望んだことなんてたかがしれていて、困った時に本当に救いの手を差し伸べてくれた人なんて、元旦那含めて3人しか居ません。

今までも散々、そういう男性に悩まされてきました。男性不信にもなります… 非常に迷惑です。

父はそういうトコ、ハッキリしているので心地良いです。

背負わねばならぬ苦しみから目を背けず、誰かに背負わせることなく、自分の幕を降ろせれば。

こんな自分の美学を貫けない事こそ、恐るべきで…

8月までにこなさなければならないことも山積みなので、身体を労わりつつ、頑張ります。💪✨

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