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【ブックレビュー】「言葉にできる」は武器になる


野崎です、

2020年の3月以降、
やたら「目」が疲れませんか?


というのも、、
今までは対談で何気なく
mtgしたり雑談をしていたものが、、


感染防止のために
対面でのコミュニケーションが
制限されてしまい、、、


いつも以上に
SNSを見る時間が増えると同時に
文字を打つ機会が増えました。



株式会社クロス・マーケティングが
全国20歳~69歳の男女を対象に行った
2021年のSNSに関する調査によると、、


利用したいSNSの種類は
「Twitter」や「Facebook」など
文字ベースのものがトップに上がり、


特に20代女性は6割以上が
SNS時間が増えたと回答するなど
調査結果が発表されています。


実際に、、
私が勤務する会社でも
仮想オフィス(バーチャルオフィス)が取り入れられて、


チャットでコミュニケーションを
取る機会がグーンんと増えてきました。




でも、、

「んーーー文字にすると伝えるのが難しい」


「対面だったら温度感が分かってもらえるのに、
テキストで送ると相手がムスっとしちゃった」



などなど
コミュニケーションの
エラーが起きてしまって、、



コトバで伝えるのって
難しいなーと



この一年で体感した方も
多いのではないでしょうか?


そんなちょっとしたモヤモヤを
解消するキッカケとなったのが、


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「言葉にできる」は武器になる
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「バイトするなら、タウンワーク。」
「世界は誰かの仕事でできている。」

テレビCMでお馴染みの
キャッチコピーを生み出した


電通のコピーライター
梅田 悟司さんの著書。


伝わる言葉の神様の
頭の中をさらけ出しています。



もう。。。
「究極理解の恋人か」というくらい
感情ライティングの理解が深まる一冊。


中でも記憶に残ったフレーズを
紹介します。


この人、薄っぺらいなと思われないために
「内なる言葉」を育てよう。


人間は考えが浮かぶ時、言葉で疑問を持ち、言葉で考え、
言葉で納得できる考えを導き出そうとしていいます。


たとえば、、
コーヒーが思ったより熱かった時は
「うゎっアチチ!」


かわいい猫を見つけた時は
「あっかわいい猫ちゃん」

休日何もせず夕方になってしまったら
「あーーーもう外暗いし、1日をムダにしてしまったなぁ」


このように「考える=内なる言葉を発している」
を意識できるようになると
外に向かう言葉の精度は飛躍的に向上します。


「アレ、この人話は薄いなー」の本質は、
内なる思考である自分に思考を広げ掘り下げられていないこと。


言葉にできないということは、
言葉にできるほど考えられていないからです。


グ、グサリ。
なかなか厳しい正論
ありがとうございます。



では、どうやったら
「内なる言葉」を育てる事ができるのか。


その答えは
自分の感情に向き合うということ。


中身のある人間になる!
「内なる言葉」を見つけるための全貌


悲しい事が起きた時、何を感じているか
楽しいことが起きた時、何を感じているか


過去を振り返る時、何を感じているか
未来を思う時、何を感じているか


困難に直面した時、何を感じているか
成功を納めた時、何を感じているか

仲間が困っている時、何を感じているか
仲間が成功を納めた時、何を感じているか

こうしたあらゆる局面で
湧き上がってくる感情を、、、


悲しい」「うれしい」と言った漠然とした括りで受け流す事なく
頭の中に浮かぶ複雑な想いと向き合うこと、
感情1つひとつを言葉として認識し、把握すること。


この繰り返しによって、内なる言葉は幅と奥行きを持ち、内なる言葉の語彙力が増えていく。

「あっ今わたしはこう思ったな」
ということを意識した上で、

「こんな時には、こんな内なる言葉が浮かびやすいんだ」
まで把握する。


そして、
「こんな風に考える事ができるのではないか」
へと考えを進めていく。



人を動かす文章から、
人が動きたいと思わせる文章へ


イソップ童話の
「北風と太陽」を思い出してください。

むかーしむかし
あるところに北風さんと太陽さんがいました。


ふたりは
旅人のマントを剥がした方が優勝ね!
とゲームを開始します。


北風は
ビュービューと冷たーい風を
旅人に浴びせる。


一方で太陽は、
ポカポカと旅人をあたためる。

結果は一目瞭然。


「ふー暑い!」と
太陽を浴びた旅人が
マントをはがして勝利するのでした。



つまり、、、


言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、
人が動きたいと思わせる力。

相手に何かを強要したり、、
自分が意図した通りに動かしたいと思っても、

それは自分にとって都合がいいだけであり、
相手にとっては迷惑でしかない。


わたしたち人間は一人ひとり、
同じだけの感情を抱えて生きています。
相手の気持ちが動かない限り、動いてもらう事はできません。

そのために、、
上辺だけでなく、その人の立場になりきって言葉を投げかける事が大事。


相手が自分と同じ気持ちになって、
自分ゴト化することによってはじめて共有は成立をします。

人の心を動かすのは、話している本人の本気度や使命感であり、
生きる上で感じていた気持ちが総動員された体温のある言葉なのです。



あなたの心から生まれた
温もりを感じる言葉で、
大切な人の心をホカホカさせませんか?

 






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