【お出かけ】奈良の寺社巡り⑪(金峯山寺編)
はい、ようやくやってまいりました、金峯山寺。今回の旅のメインイベントである、蔵王権現三体の特別ご開帳の拝観です。
学生時代にここに来た時は、思わず柏手を打ってしまった蔵王堂。いえ、お寺と神社の区別がつかなかったわけではなく、自然に打ってしまったんですよ。その柏手がまた、異常に良い音で境内に響き、友人も近くにいらしたお坊さんも驚かせてしまいました。ま、元は神仏混交ですし(言い訳)。私以外にも、自然に柏手を打ってしまった人の話は聞くし(更なる言い訳)。
特別ご開帳の拝観料は、大人1,600円です。蔵王権現三体のどなたか(タイミングなので、指定はできません)と特別ブース(?)でじっくり対面でき、ミニ木札と靴入れを兼ねたエコバッグも頂けるのですから、お安い気がします(もちろん値段の問題ではありませんが)。
今回のご開帳のサイトを、自分の備忘録代わりに貼っておきます。
ちなみに今年(2022年)の11月にも、ご開帳されるようですよ。
私たちは、向かって右においでの千手観音(来世の象徴)とご対面しました。金峰山寺的には懺悔の時間のようですが。
いや、言うまでもなくすごい迫力で、圧倒されました。ある意味、いつまでも見上げていたいような、でも一方で逃げ出したいような……。ご対面でき、一日の疲れも吹き飛び、やはり来て良かったと思いました。
この記事をもっと早く書けば、他にもいろいろ書けたはずと思う反面、でもうまく言葉にならなかったかなとも思います。
本堂裏の蔵王権現本地堂も、じっくり拝観しました。権現としてのお姿だけではなく、釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩としてのお姿も拝見してこそ、意味があるなと思いました。
仏様はもちろん撮影禁止ですが、これは仏様じゃないし……と思い、撮らせていただいたのですが、何となく仏様同様のありがたさを感じました。そういう意味で、やはり撮ってはいけなかったかも……。
実は本堂を出る間際、たまたま拝観者が途切れてブースが空いていたようで、係の方がこっそり手招きしてくださり、中央の釈迦如来(現世の象徴)ともご対面が許されました。ありがたいことです。またまたじっくり見上げさせていただきました。
ちょっと怖いですね。
ちなみに今回のご開帳は、仁王門修理勧進のためです。
もはや下から写真を撮るだけで、階段を上る気力はありませんでした。
ここが「金峯山寺の総門、いうなれば吉野一山の総門」だそうです。
さてあとは、ロープウェーに乗って吉野駅に向かうばかりです。
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