【読書】クモに活躍してもらうには~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.471 2024.1.15)~
「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第74弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。
今号のスペシャル企画は「一期一会、新種発見」です。
田金秀一郎さんと今田弓女さんが、口を揃えて近年の急速な環境の変化に言及していたのが印象的でした。
たった1年の間に!
馬場友希さんの言葉も、ちょと衝撃的。
小さいクモならともかく、手のひらサイズのクモ(今回の記事でハシリグモだと分かりました)は嫌なのですが、クモさんも重要な役割を果たしているのだと、改めて分かりました。
特集以外では、まず写真家のファブリス・モンテイロの言葉が心に残りました。
村上春樹の『海辺のカフカ』に出てくる、空から魚が降ってくる現象が毎年起きている町がホンジュラスにあることも驚きでした。
もともとこの町の住民は一日1米ドル以下で暮らしていたそうなので、生活の向上に役立ったようで良かったですね。
大阪・摂津市のダイキン淀川製作所によるPFOA汚染についての記事には、暗澹たる思いになりました。なおPFOAはPFASの一部です。
企業城下町が抱える問題ですね。「ビッグイシュー日本版」ではPFASの問題に、以下の2号でも触れています。
映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』を扱った記事の内容にも、愕然としました。
監督のマドレーヌ・ギャヴィンが言うとおり、「これほど世界がインターネットでつながる世界に、北朝鮮はまるで違う世界、時代に生きているかのようです」(p.22)。
今号も、学ぶことが多かったです。
「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。
コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。
もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。
見出し画像は、今号が入っていた封筒のシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった宮城さん、いつもありがとうございます!