七サバ参りに行ってきた⑦(下飯田左馬神社)
「七サバ参りに行ってきた」の記事も7本目、ついに最終回です。そもそも「七サバ参り」とは何かについては、1本目をご覧ください。
中之宮左馬神社から次の下飯田左馬神社に向かう途中、相模鉄道いずみ野線のゆめが丘駅を通ります。このゆめが丘近辺が、七サバ参りで友人と私を襲った最大の試練と言えます。
2021年10月現在、ゆめが丘駅近辺は大規模再開発の工事中で、文字通り工事現場のような所を歩かざるを得ません。本来通れるはずの道も通れず、臨時の迂回路を歩かされます。
この迂回路が曲者で、なぜそこまでというほど遠回りさせられるのです。私の文章で伝わるか分かりませんが、本来駅に向かって右の方の道に進みたいのに、一回駅の左側に出て、優に5分以上ぐるっと迂回し、ようやく本来の道に出る、という感じ。なお帰りは行きの迂回路は通らずに済みましたが、もろ工事現場内の道で、行きの時点でその道を選択することは無理でした。
互いに、「1人だったら途中で諦めていた」と言いながら、ようやく下飯田左馬神社近辺に着きましたが、神社の手前にはウンカが大量に飛ぶ、けもの道に近いような細い道が。友人のスマホのナビがその道を指示していなければ、ちと通るのを躊躇ったと思います。
そしてようやくたどり着きました。鳥居越しの本殿。
鳥居の扁額。
本殿。
本殿の扁額。
私たちは石の鳥居の脇から入りましたが、石の鳥居の更に手前に木星の鳥居もありました。両部鳥居という形で、神仏習合を示す名残です。ウィキペディアさんによれば、両部とは密教の金胎両部(金剛、胎蔵)のことだそうです。
というわけで下飯田左馬神社にも、神仏習合の名残がちらほらと。
不動明王。
馬頭観世音。
これは左が青面金剛でしょうか。右が馬頭観音?
何はともあれ、1日で七サバ回るという目標は達成しました。下飯田左馬神社の参拝を終えた時点で、ちょうど日も暮れてきたところでした。私のガラケーの歩数計によれば、この日の歩数は29752歩、17,851m歩き、消費カロリーは963.6㎉、脂肪燃焼量は133.8gでした。
友人によれば、昔はおばあさんが孫を背負って七サバ参りをやっていたそうですが、「おばあさん」の年齢ではなくても、そして孫を背負っていなくても疲労困憊でしたよ。……あれ、昔は結婚の年齢が早いから、私たちの年くらいでも孫がいる可能性はあるのか(^-^;
何しろ昔の人は健脚だったという、ありがちな結論に達しました。あと5つのサバ神社がありますが、今後訪れる機会はあまりないでしょうね。唯一気になるのが、藤沢市高倉にある七ツ木神社(もとは鯖明神社)。神社のすぐ手前に「せき神様(お滝ばあさん)」という観音様があるそうです。お滝ばあさんがここの湧水を飲んだら、喘息がおさまったといういわれがあるとか。
帰りはゆめが丘から相鉄線でいずみ中央に出て、そこで友人とお茶した後、別れました。改札前のそうてつローゼンいずみ中央店では地元野菜を扱っており、下飯田のサニーレタスを買ってかえりました。立派なサニーレタスで、美味しくいただきました。
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