今日のだいたい2時 12月上旬
12月1日(水)
スーパーのビールコーナーで夫へのおみやげを選んでいる。
迷っていると「これ」と息子が言った。人差し指の先にはアサヒスーパードライのロング缶があった。
12月2日(木)
捨てる寸前のマヨネーズの容器を真横に切った。
切り口から細めのスプーンを入れて側面と底についたマヨネーズをこそげると、食パン一枚分くらいのマヨネーズがとれます。
12月3日(金)
ひきわり納豆を買った。
たいてい手に取る小粒納豆は98円で、ひきわり納豆は78円だったのだ。
12月4日(土)
我が家の小さなマスター(息子)がコーヒーを淹れてくれた。
「がー!」と言いながらミルで豆を挽き、ミルクピッチャーを使ってお湯をちょっとずつ注ぐ。興味の湧いたことをその瞬間にやってみせるあなたに、母ちゃんは日々感化されます。
12月5日(日)
友だちとお昼ごはんを食べている。
いろんなことを話したけれど、とにかく驚いてうれしかったのは、彼女の着ている服とまったく同じものをわたしも持っているということです。
12月6日(月)
未だに「11月」と書きそうになる。
「12月」と迷いなく書けるようになるころには、きっとクリスマスムードも落ち着いてしまい、おそばやおせちやお餅つきのことで頭がいっぱいになっていることでしょう。
12月7日(火)
それは刹那の出来事だった。
ひざの上に座っていた息子がいきなり立ち上がり、彼の後頭部がわたしの下唇にクリーンヒットした。
12月8日(水)
お弁当を食べている。
帯広の日用品屋に行ったとき、ショーケースの棚の上にL.L.Beanと書かれた可愛らしい箱型の入れ物を見つけ「あれはなんですか?」とご主人に伺うと、「ぼくのお弁当が入っています」と言われた。(お昼になったら、ご主人はあの入れ物からお弁当を出して食べるのか……いいなぁ)と、そんな思い出に浸りながら。
12月9日(木)
雪が溶けたら、庭に息子と遊べる台所を作ろうかなと思った。
12月10日(金)
家の中でかくれんぼをしている。
タンスの隙間にすばやくしゃがみこんで隠れようとしたら、タンスの取っ手に服の一部が引っかかってしまった。と同時に「ビリ」と布が裂ける音。今日の服は古着屋で買ったばかりだった。