日報 2月17日 師のことばの意味
記入者:明明
仕事終わりに、たまたま職場にいたべっこうメガネ君が、
「塩ラーメンを買いに行きたい」と言うので、
ちょうど帰りがけなので付き添うことにしました。
近所のスーパーに行くと、
知り合いに遭遇しました。
その方は、「よっす」と声をかけてくれました。
ミンミンは北海道で仕事に就いてまだ浅いので、
こうやって町で知り合いに会えると嬉しい。
何かおしゃべりするわけでもないのに、
一瞬、口角が上がって、
体温も上昇するような気がするのです。
べっこうメガネ君はサッポロ一番塩ラーメンと、
しめじ、もやし、それからキャベツを買いました。
寒い日はラーメンが恋しい。
キャベツたっぷりの塩ラーメンを想像すると、
お腹がポッポと火照ってきました。
昔習った師の言葉に、こんなものがあります。
「あいさつは こころのごはん」
どういう意味か詳しく説明された記憶はなくて、
ただ、掛け軸のように教室に貼ってあったと思います。
今日ミンミンはたしかに、
こころにごはんをもらいました。
ご馳走ではないけれど、
毎日食べても飽きない類のごはんを。
知り合いの方からの気さくなあいさつと、
想像だけど、絶対おいしい塩ラーメン。
ほんの少しでいいから、
身近にいる人の心と身体を、
自分の普段の行いで温められるような人でありたい。
帰り道、オレンジ色の街灯の下、
白く長い息を吐き、冷たい空気を吸いこむ。
それだけで、今日も良い日だと感じられました。