日報 1月19日
記入者:かくなみ みほ
今日は、父の職場に行きました。
わたしは父のことを何も知らなかったなぁ、と痛感し、
ひとりこっそり、しょんぼりしてしまいました。
退社して、家に帰ってきて晩ご飯を食べるとき、
同じ食卓で父はどんな気持ちだったんだろう。
父の思いも知らないで、
世間知らずなことをたくさん言ってしまった。
傷ついたこともあるでしょう。
でも、怒りに任せて叱られたことって、
思い返すとほとんどありませんでした。
「しっかり生きろよ」
というメッセージを、
交差する言葉の端々からいっぱいもらっていました。
この世の不思議や、未知なるモノコトはたくさんあります。
どんなに近しい人のことでも、
当たり前だと思っていることでも、
知っているつもりでほとんど知らない。
巷の知り合い、友だち、家族、
不意に出会った名も知らぬ人、
そんな人間関係の営みが、人生をふくよかに彩っていく。
そう、しみじみ感じた一日でした。
父の見ている世界を垣間見れてよかった。
今暮らしている青い星で、わたしは、
くったくなく無理なく大切な人と過ごしたい。
だから、ラクにしっかり、生きよう。