日報 4月6日 プライベートが交わる“点”
記入者:明明
スーパーで買い物をしていると、
遠くの方に見覚えのある人影があって、
近づくと知り合いだった、なんてことがたまにあります。
「ああ、どうも」
と、会釈だけしてお互い買い物を続行するときもあれば、
「まぁ久しぶり、お元気?」
と、ミニマム井戸端会議が始まるときもあります。
「スーパーで買い物をする」のって、プライベートの用足しが多いよね。
今日の夕飯のおかずは何にしよう。
明日の朝のパンも買っておくかな。
そういえばトイレットペーパーも切れそうだったな。
あれこれ生活に必要なものをカゴに入れている最中に、
不意に、同じようにカゴを持った知り合いに遭遇する。
個々のプライベートの時間って、
そもそも他人と交わるように過ごしていないよね。
それなのに、スーパーではお互いの時間が交わっちゃうの。
だからプライベートを満喫している知り合いに遭遇すると、
「あら、あなたも来ていらしたの!」
と、なんとも言えず微笑ましくなるのね。
これ、インターネットのお買い物じゃ絶対に味わえないよ。
だから町のスーパーみたいな場所は、
できるだけ存在していてほしい。
人と人が交わえる機会が減っているから、
武力とか喧嘩が増えてるのかな。
たくさんじゃなくていいの。
たくさん、いっぱい人と交わる必要はないの。
暮らしながら訪れる、まるで偶然みたいな出会いに、
ミンミンは喜びを感じます。
偶然が起きやすい“点”の一つが、
近所のスーパーでのお買い物。
いろんな種類の“点”が、共存できる世の中になるといいな。