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今日のだいたい2時 7月後半

7月21日(水)

スーパーの鮮魚売り場にいる。
ふとカートに座っている息子を見ると、しらすを食べている。
まだ買っていないぴっちりとラップが巻かれたしらすのパックにプスっと穴を開けたらしい。しらす、だいすきだもんね。

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7月22日(木)

とにかく暑くて胃の中がいろんな飲み物でチャポチャポしている。
そんな今日は父に「カルピスを牛乳で作るとうまいよ」と教えてもらった。それはおいしそうだ。そういう、王道のちょっと横道を行く食べ物飲み物はだいたい父から教わった。バターライスとか。

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7月23日(金)

できることなら山登りをして温泉に入りたい気持ち。
灼熱西日の中バルコニーの植物に水をやり、部屋に入って飲む冷たいお茶でなんとなくそれっぽい感じに。そのあとぽっかり時間が空いたので、(さて何しようかな)と思ったもののそこまでやりたいことがない。何か意味のあることだったりためになったりすることができたら、何か達成できたような気がして「よかった時間を無駄にしなかった」なんて胸を撫で下ろせる。でも今日は得も意味もないことをしてのんびりした。

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7月24日(土)

キャンディーボールで遊び、スイカジュースを作って飲む午後。
Tシャツの素材が薄くてガシガシ洗える麻とか綿になり、ジャッと作ってガツンと食べる炒め物とか焼き肉がおいしく感じる。身の回りが夏の色とにおいでいっぱい。

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7月25日(日)

母がしるこサンドを買ってくれた。
「買う?」と聞かれた時は「いいよいいよ」と大人ぶってしまったけど、数秒後「やっぱり買って!」と言った。やることが子ども。

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7月26日(月)

昔の私物を整理していたら三日坊主ノートが何冊も出てきた。
その中の一つに、天声人語を毎日書き写す試みがあった。
それは1ページ目で終わっていた。潔いのかなんなのか。

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7月27日(火)

蝉時雨
子と繋ぐ手に
照る西日


思わず詠みたくなる風情だった。

なんだか描きたくなる
そっちの方に行きたくなる
あの人に会いたくなる
やっぱりやめたくなる
そういう風が吹くみたいな自然な勢いは、無視しない。

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7月28日(水)

水遊びをなかなかやめない息子をチーズで釣っている。
誤魔化しが通用しない彼だが、チーズの効果は抜群だった。

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7月29日(木)

「めんどうくさい」という感覚は人によって違う。
黄身が3つ分に白身は2つ分というレシピに沿って、妹がおいしいカルボナーラを作ってくれた。わたしだったら全卵3つ分で作ってしまうだろう。溶いたたまごとチーズに火が通り過ぎないように、パスタと絡める作業は別のボールで行う。「洗い物を極限まで少なくしたい」と言う妹は、ベーコンを炒めたフライパンひとつでパスタを絡める作業まで済ませていた。たまごはちゃんと計るのに、そこはめんどうくさいのねと笑った。

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7月30日(金)

洗濯物をたたんでいる。
乳幼児の洋服は縫い目とタグが表側になるような配慮がある。その状態を見慣れているせいだろうか。大人のタンクトップや肌着をすべて裏返しにたたんでしまっていることに気づいた。

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7月31日(土)

父と息子とカラッと乾いた風が吹く公園のベンチに座っている。
わたしは父にとって娘で、息子にとってはかか(母)で、遠くのベンチに座っているおじいちゃんたちにとっては見知らぬ人なんだよな〜と、そんなことを思いながら。

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