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マルガスキーカンパニー

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脳内社員たちによって綴られた、2019年冬から春までの記録です。
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#家族

日報    3月31日    “後回し”が教えてくれたこと

「明日から新年度になるので身の回りを整理しよう」 なんて思う時点で、普段身の回りを整理できていない証拠です。 今日のミンミンがそうですよ。これは覚書です。 そんなにモノを持っていないと思っていましたけど、 机の上には“後回しにしてきたもの”がたくさんあったのね。 たとえば、どこかで拾った小さくてかわいい鉄くずとか、 壊れたアイスクリームスクープの部品たちとか、革の切れ端とか。 こういう細かいものたちは、 机の端っこのほうに並べてあるの。 見ているだけでかわいい!癒し

日報    3月30日    戦う前におしゃべりしよう

記入者:タラバミント 今この瞬間に、どれくらいの人が喧嘩をしているだろう。 僕は数えられないほど喧嘩をしてきた。 相手の言い分を押し付けられてイカッたこともあるし、 反対に理不尽なことを相手にしてしまったこともある。 喧嘩の最中に、「仲直りしたい」と思うことのほうが多かった。 こんなこと、したくてしてるんじゃない。 こんな酷いこと、言いたくて言ってるんじゃない。 そう思ってももう遅くて、 からだは言うことをきかなくなってしまっている。 たとえ身体を傷つけ合わずと

日報 3月22日 隣室の音楽が聞こえた頃

記入者:明明 二段ベッドの上と下には、 壁にぴったり耳を押しつける二人の女の子。 二人は物音一つ立てず、じっと耳をそばだてている。 「……これ、なんだろう?」 上の女の子がつぶやく。 「……わかんない」 下の女の子が小さく答える。 「なんか、楽しそうだね」 「そうね。きっと楽しい気分なんだよ」 二人の女の子は笑って、それから布団に潜りこむ。 二段ベッドの上の女の子は、ミンミンの妹です。 昔からどこへ行くのも一緒でした。 ぶったり蹴ったり、つねったりのケンカもし