ユージェネ×クラフトピア=ホロアース
前回なんとなく楽観的に書いてみましたが、一方で成功しない理由というのも言えちゃうわけです。というのもホロアースは別に新規性があるわけでなく既に既視感のあるシステムなんですよね。
というわけで国産メタバースを目指して失敗した『ユージェネ』という事例を中心にホロアースを見ていこうと思います。
コロプラ制作『ユージェネ』⇒『ユージェネライブ』
ゲーム開発会社のコロプラが仕掛けたユージェネ。このLIVE×ゲームという世界観。この思想ってまんまホロアースの前身といってもいいでしょう。※最近サ終すると存在がどんどん抹消されていくので、PRTIMESがデジタルアーカイブみたいになってるの草
ホロアースと大きく違うのは未来風世界観と、Vtuber的存在を0ベースで作ってしまった点ですかね。ユージェネのリリース時には既に爆発的な人気となっていたにじホロのVtuberにまったく勝てず、期待するほどの人が集まってこなかった。途中でユージェネライブと名前を変えてライブ特化にしたものの流れを変えることは出来ず、2022年12月1日にサービスを終了しています。
最後の一撃は、せつない。
最近まで稼働中だったユージェネライブですが、既に存在は抹消され始めています。
https://twitter.com/yougene_colopl
https://colopl.co.jp/yougeneration/
ユージェネの失敗
サービス開始当時の2021年7月あたりはにじさんじもホロライブも新人を掘り出すのに既にかなり苦労していた時期です。(にじさんじではエデン組デビューの月、ホロライブで言えば5期生から6期生がデビューするまでの間)
そんな中、独自プラットフォームを使い『Vtuber雑談で一億』をやろうとしたのがユージェネ。しかしまあにじホロ以外Vに在らずの極端に2大箱に偏っていた当時、いきなり参入して上手くいくわけもなく……。
ユージェネが失敗したのは過当競争になっていた『Vtuber』的存在で一発当てるのが如何に難しいかというのを理解していなかった点でしょう。……いや、流石に業界分析はしているので理解はしていたものの見通しが甘かったというべきか。今更ソシャゲで一発当てるよりはワンちゃんあると思ったのかもしれませんね……。
ホロアースっていわば
ユージェネに比べるとホロアースはやや中世ヨーロッパ風な世界観。クラフトやハクスラ要素は所謂クラフトピアに近い。言ってしまえばホロアース=『ユージェネ』×『クラフトピア』みたいな存在というのが現実的な実像でしょう。
ホロアースの失敗しそうな要因
良い意味でも悪い意味でもα時点の公開情報では既存のゲーム同士を掛け合わせた様な存在で、ゲームそのものへの期待値は『ぬ』。オフ中のホロメンと遊べるみたいな出会いがあればいいんですが、流石に公式でそれはないでしょう。
そうなるとライブやる時だけホロアースにログインして、普段は別にログインしないかな。まさかライブに参加するのにレベルだとか持ち物検査だとかクエストクリアが条件だとかはしないだろうし……やったら凄いブーイングだろうなw
そしていざライブってなると普段より数十倍の人がいて重すぎてまともに動かない……というのがあり得る。というか、Youtubeですらたまに起きているのでそれより重そうなホロアースで起きないわけがない。
ていう感じですかね。あとあり得るのは中華荒らしに滅茶苦茶にされるってことでしょうか。ゲーム部分はチーターによって滅茶苦茶にされ、課金周りはクラックされ、ライブは高負荷をかけられてまともに動かない、みたいな。
その辺りを諸々クリアできれば金払いのいいオタクが楽しそうにマリン船長(78歳)と余生を過ごせるホロアースが完成する……かもしれません。