【Isekai Battle考察#2】運営さんが出してきた超難問クイズをはじめからていねいに解説してみる
クリプトの世界に片足突っ込んでいるマーガレットです。
最近はフルオンチェーンゲームのIsekai Battleに注目していますが、先日、ゲームで使えるキャラ3体をもらえるチャンスを懸けた、壮絶なペーパーテストが繰り広げられました。
すでに運営さんから答えが公表されているのですが、私なりに解説を加えてみましたので、よろしければご覧ください。
解説
基本はホワイトペーパー(WP=説明書)を見れば解ける問題が多いのですが、discordやTwitterスペースなどでしか入手できない情報、その他web3関連の基礎知識がないと解けないものもあるので、難易度はかなり高かったかと思います。
Q1 部隊編成における隊員数の計算
Q1は「以下の攻撃部隊を編制する場合、合計の攻撃部隊編成数を答えてください」というものです。
これは良問です。
「IsekaiBattleをプレイするには、最低3体のキャラを保有していなければならない」のですが、実はそれ以外にプレイヤー=あなた自身の存在があります。これ見落としがちなのでテスト出ます。というか出ました。
WPを確認すると、プレイヤーは最初から攻撃・防御に30人ずつ隊員を持っていることが確認できます。
正解は85人となります。内訳は以下のとおり。
プレイヤー:30人
レベル8のキャラ:17人
レベル5のキャラ:14人
レベル1のキャラ:10人
レベル5のキャラ:14人
※今回の問題で種は全く関係ありませんでした。
Q2 実装予定の乱数発生ギミックのサービス名称
正解者1名の超難問でした。受験なら落としても問題ないやつ。
全くわけがわからないので、ググった方も多いと思います。
(ちなみに私は「ブロックチェーンゲーム 乱数生成」などで検索していました)
Isekai Battleがイーサリアムメインネット上のフルオンチェーンゲームであることを考慮すれば、solidityというプログラミング言語が使われていることは推測できるはずです。そのうえで、問題文の「サービス名称」という点に着目できていれば、技術的な素地のある方なら正答にたどり着けたのではと思います。
正解は「Chainlink VRF」でした。唯一の正答者の方がdiscord内で言及していましたが、「random solidity api」で検索するとすぐに答えが出てきます。
まあそもそも、「API」が検索ワードとして絶対に出てこないんですけどね・・・勉強になりました。
Q3 種を食べさせずにLv10にした『Ash』の、ATK、DEF、LUKの値
落ち着いて考えれば答えられる問題です。
Ashは、Isekai Battleで使用できる15体のキャラのうちの一人ですね。とても主人公ぽい外見をしています。
さて、Ashのデータは、OpenSeaで確認することができます。
これを踏まえて、WLを確認してみましょう。
Ashレベル1の初期パラメーターはATK:1 DEF:1 LUK:0です。
レベルが1上がるごとにATKとDEFは1増加し、LUKは上昇しないとあります。例えばレベル2ではATK:2 DEF:2 LUK:0となります。
正解は、ATK:10 DEF:10 LUK:0 でした。
Q4 『Sala』をLv10まで育てた場合、LUKの種は最大何個まで与えられるか
まずはWPを確認します。
ポイントは「各キャラクターが1レベル上がるごとに1回まで種を与えることができます」という部分です。
正面切って理解しようとすると、キャラクターはレベル1からスタートし、その時点ではレベルが上がっていないので、レベル1では種は食べられないことになります。
しかし実際はレベル1から種を食べられるので、正解は10となります。
この点は、運営さんのTwitterでも言及されており、今回、一番受験者を惑わせたと思います。WP通りの解釈をして「9」と解答した方にも0.5点ついているとのこと。
うろ覚えですが、Twitterスペースなどで、レベル1から種を食べられることに言及されていたかと思います。
ここは知識よりもIsekai Battle愛が試された問題だったと割り切りましょう。大手企業なら死ぬほど叩かれそう
Q5 WL限定で行なったプライベートセールで、15体を一度にmintした際の1体あたりの価格をeth単位で答えよ
これは古参の方なら簡単かもしれなかったですが、一応discordでも言及されていました。※ただしdiscordには偽情報も・・・
正解は0.05ethでした。
ちなみに、コチラのパブリックセール会場を見てしまうと、0.055ethと勘違いしてしまうかもしれませんね。今回はプライベートセールの価格です。
Q6 以下の文章で誤っている部分を指摘し、訂正せよ①
テストネットに関する問題ですね。4番目の問題が鬼門です。
まずは、discord内の公式コメントを確認します。
それでは正誤を判定していきます。
1 キャラクターNFTはメインネットで3体以上保有していれば参加できます
⇒正しい
2 テストネットはRopstenです。
⇒誤り。RopstenではなくRinkeby
3 スナップショット日は近日中に発表予定です
⇒正しい
以上の3問は、公式コメントから正誤を判断することができます。しかし、次の2問はTwitterスペース等をこまめに聞いていないとわからない問題でした。愛が試されています。
4 キャラクターNFTはメインネットと同じIDのキャラクターをテストネットでも発行します
⇒誤り
運営さんによると「同じではない」と答えた方には点数をあげなかったとのこと。正しくは「再度15体までmintできる」。
これを確認できるTwitterスペースの録音とかあるのかなぁ・・・
5 まず最初にテストネットで先行プレイできるのは、「探索」モードだけで、フラグメントの獲得や、「バトル」機能の実装はその後になります
⇒正しい
ちなみにこちらはヒントがありました。
Q7 Isekai Battleのキャラクターの元になったコレクション名は
これはdiscord内でもいろいろとヒントがありました。
正解は「異世界アニメ・キャラクターズ」です。公式が使っているものであれば、日本語でも英語でもOK。
Q8 近日公開の『探索モード』実装時のリージョンで、探索しても拾えないものをすべて選べ
これもdiscordをちょくちょく見たり、Twitterスペースなどをこまめに聞いていないとわからない問題かもしれないですね。
選択肢は以下のとおりだったかと思います。
□フラグメント
□レベル1の武器
□レベル2の武器
□レベル3の武器
□レベル1の防具
□レベル2の防具
□レベル3の防具
□レベル1の種
一応、discord内での言及がありました。
というわけで、正解は「フラグメントのみ拾えない」でした。
これもなかなか難問かも・・・
Q9 .以下の文章で誤っている部分を指摘し、訂正せよ②
フラグメントと神器に関する問題です。
例によってまずはWPを確認しましょう。
では解説していきます。
1 フラグメントは各リージョンごとに6つ存在します
⇒誤り。WPによると6つではなく7つ。
2 自力で集められないフラグメントについては、バトルに勝利することで奪うことができます
⇒正しい。WP通り。
3 自分から仕掛けたバトルに敗北すると、反対にフラグメントが奪われてしまうので注意が必要です
⇒誤り。WPによると「攻撃を仕掛けてバトルに負けた時に保有しているフラグメント(NFT)を失うことはありません」とあります
4 フラグメントを全て集めると、神器(SINNKI)が復元され、トークンが放出されます
⇒誤り。SINNKIではなく「SINKI」
5 SINトークンを獲得するには、ゲーム内でclaimする必要があります。
⇒誤り。SINではなく「SINN」
Q10 守備にキャラクターを1体も配置していない場合、守備部隊数は何体か
Q1を解けていれば簡単です。もう一度WPを確認しましょう。
キャラがいなくても、プレイヤーがもともと30人の隊員を有しているので、正解は「30」となります。
Q11 詐欺に合わないようにするにはどうすれば良いか
おまけ問題ですね。選択肢は大体以下の形だったかと思います。
□TwitterやDiscordでDMを受け取らない
□公式Discord内のLinks以外のURLに飛ばない
□MetaMaskのシードフレーズは誰にも教えない
□カフェ等、公共のフリーWi-Fiを使わない
上記のことを守らないと、本当にウォレットの中身を全部抜かれることがあるようです。我々の大切な資産を守るために絶対覚えておきましょう。
正解は「すべて選択」でした。
おわりに
最高得点者は14点ということです(Q2以外正解!)
これまでTwitterスペースの議事録を書いていたり、相当貢献されている方だったので、ふさわしい方が1位になったかと思います!おめでとうございます!
あとはQ2の唯一の正解者の方はエンジニアのようです。ブロックチェーンゲームの裏で走っている様々な技術とか知れると、もっと楽しめるのかと思いました。
テストはやっぱり盛り上がりますね。第2・第3弾を勝手に期待しています(笑)
ちなみに
私の自己採点はというと、Q2が不正解、Q4が0.5点、Q6-4が得点なし、でした。イセバト愛が足りていませんね。
最近はNFT寄りのコメントや記事の投稿が多めなのですが、技術やそれに基づく仕組みを伴わないNFTはいずれ廃れるという認識があるので、クリプト全般について勉強中です。
技術ではなく、”コミュニティ”依存のNFTが多く、こういったもので成功するものは、よほど強固なネットワークやコネクションがあるものに限られるのでは・・・とにらんでいます。