農体験を楽しむ
つい先日、東京から農体験に来た方々がいました。
実は農園に来て頂くのは2回目です。
一度目はこちら。
五右衛門風呂復活プロジェクト、名付けて五右衛門ぶろじぇくとの時です。
今回は前回よりも人数が少ないので、別の何か今できる農作業を…ということで、みんなでマルチ剥がし作業をしました。
マルチとは、正しくはマルチングといい、作物を育てる際に、畑の表面の保温をしたり草が生えたりするのを防ぐために覆うことなんですが、一般的にはビニール素材を張ることが多いんです。
そうすることで、作物の成長促進や病害虫予防などに繋がります。
(他にも藁や枯れ草などの素材が使われたりします)
でも、ビニール素材だとそのままでは土に還らないため、作物の収穫後、剥がす作業が必要になります。
これが非常に地味な作業なんです…
裾の部分は風で飛ばされないように土で埋めるんですが、日が経つうちに埋めた部分は踏み固められてなかなか掘り出せなくなったり。
本当に地味な作業。
ところがこれが、みんなで色んな話をしながら、畑に自生している野菜たちを見つけながらだと、途端に楽しくなるんですね!
目から鱗でした。
みんなの「畑で自然に触れて楽しもう」という気持ちがとても伝わってきます。
なんでも「つまらない」とか「つらい」と思っていたらそう感じてしまう。
気の持ちようって大事なんだなーと思いました。
みなさんに農作業を手伝ってもらえるのでとても助かったし、参加していただいた皆さんは自然に触れて気分転換になったようで、とても楽しんでもらったし。
畑のあちこちで見つけた自生している野良野菜たちを使ったお昼ご飯もとても美味しかったです。食事もみんなで食べるとさらに美味しくなりますもんね。
普段の生活と切っても切れない関係の「農」
でも、いつのまにか遠くの世界のように感じてしまっている「農」
この素晴らし世界をもっと色んな人に感じて欲しい。
その思いを新たにした一日でした。