ザ・ディープハウス ~湖底からの呪い~見た。まずタイトルが500点
感想文書くで
ヒューマンもすなる映画感想文というものを書いてみることになった。
さもおしゃれに嗜んでいるように見せかけて書け麻雀でラスって書いてるだけなんだけど。
これは大切なことだけど「レビュー」ではなく「感想文」であるため、映画の良い悪いではなく、私のテンション上がり指数で点数をつけている。あしからず。
何をどう書いていいか勝手はもちろんわからないので、好きに書き散らすことにする。
ちなアーカイブはこれ
概要をまとめたnoteはこれ!
いくで!!!!!!!!!!!!
ほな本題や
まずタイトルが∔500点
THE DEEP HOUSE
水中のお化け屋敷とかまず天才の発想すぎる。
二重の縛りプレイみたいなものですね、めあともえはソリッドシチュエーションと呼ばれる逃げ場のない空間での展開を好むため約束された勝利のタイトル。
ついでにいうなら「へーここにDEEPってつけて意味が通るんだ」ってなった。
英語ネイティブはここにDEEPってつけて深いところの家って印象になるのかな、もしかして邦題でタイトル変わったか?と思って原題を調べたら普通にTHE DEEP HOUSEだった。
あんまり直訳することに意味はないと思うのだけど、このタイトルに関してはもう深い家以外意味ないやん?家が深いってなんなん?奥行きが深いってこと?京町屋のウナギの寝床ってこと?ってなる。
もしかしてDEEPにはそもそも日本語の「深」という単語がさんずいを持つように水に関する属性を持っていてなおかつ立体的な意味を持つのだろうかと思ってぐぐってみた。
結論から言うと
《スポーツ》〔フィールドや陣地の〕遠くに、深い位置に
という座標に関する意味も孕んでいるらしい。
出典:英辞郎 on the WEB
sinkingでよかったのではないかとかいろいろ思っていたがdeepの持つ新たな意味を知れて満足した。追加で∔100点
主人公カップルが鉄板すぎる-20点
昨今のホラー映画あるあるの動画投稿者カップルが主人公
いってしまえば食傷気味
動画投稿者を主人公するメリットは
・視点カメラを使える、一人称視点でのホラー要素が増す
・好奇心猫を殺す方式でつっこんでしんでくれる
あたりだと考えていて
(ほかにもあると思う、こういう話好きなので思いついたら教えてください)
今回は後者の利用で採用されたんだろうか。
まぁなかなか沼の底に沈む屋敷になんていかないわな…と思いつつ。
しかし普通にカメラワークは少しゴシックなホラー映画の空気感が残されてて大変好みでした。∔5
なんで動画投稿者カップルにしたんや…
ってぶちぶち脳内めあともえはまだ文句を言っていたが、
小説の主人公の年齢層はそのまま読者のターゲット層を表している、身近に感じられる方がよいみたいな話を昔聞いた気がする。
そう考えると科学者が操作に向かうより動画配信者のほうが身近に感じやすいのかもしれない。さらに∔5
OPおしゃれすぎる ∔50点
OPへの入り方、音楽、文字入れクォリティが高すぎる。
もう二度と日の目をみないんだから今のうちに太陽浴びてセロトニン合成しとけよと言わんばかりの光と緑に溢れたOP 良い
そして最後暗い水の中へ沈んでいくタイトル もっかい∔50点しとこ
というわけで起承転結でいう承のところなんやけど
動画投稿者カップルから「こないだの動画の再生回数は5万回だ」という発言が飛び出して「いやいや大御所じゃん文句言ってすみません」みたいな感情を抱きつつ見守っていると、意味深なネームドキャラクターのおじいちゃんから湖の奥に沈んでいる家があるよという情報をゲットして進んでいく。
キャラクターの立て方や導入はわりと好き。∔5
流れるように古典的に帰ったら結婚しようという死亡フラグ
特に加点も減点もしないがホラーって古典の文脈大事だよね。嫌いじゃないです。
水中の映像∔100点
機材を背負って湖の中を潜っていく。
大量のフナやブルーギルっぽいのがうようよ泳いでいるうえにサイズもそれなりにある。
魚はでかければでかいほどかっこいい。文句なし
途中から階段が表れてそれを辿っていく風景はナイス
深読みするなら途中で彼女のほうが足のフィンを枝に貫かれてしまうのだが
足や手を鋭いもので貫くのは磔刑のメタファーなのかなぁと考えていた。
そしていよいよ姿を現す水中の屋敷
ビジュアルが満点すぎる。こういうものを視覚イメージとして見ることに喜びを見出すタイプなのでこの時点で無限にテンションがあがってしまった。
∔200点
いよいよ屋敷の探索へ
順調に串刺しにされたたくさんの写真、カーテン越しの人影、突然鳴るピアノとホラー屋敷要素を水中で回収しつつ物語は進んでいく。
要素としては全て使い古されているが、水中であるというだけで別種の圧迫感と怖さが生まれていて良い。∔5点
水中により動作ものろくなっていやもうこれしにますやんこのスピードでは逃げれませんやんというもどかしさも良い。
そしてついに遭遇する悪魔崇拝の現場、いやいや死体腐ってなさすぎやばすぎわろたんばりんしゃんしゃんしゃんと見ていると順調に意味深にさらなる奥へ続く扉が開きいろんなぐろいもののオンパレード。
カップルの彼氏は清く正しく好奇心猫を殺すを踏襲しておりどんどん目から正気が失われていく。目のまえに撮れ高があると思ったらそうするよね。
そんな彼氏をひっぺがし連れて外へ向かおうとしたその時!!
立ちはだかるダイナミック壁ブロック!!!!!!!!
こんなに大胆に出口がふさがるの勢いよくていいぞ!!!
せせこましいのよりこれぐらいのほうがつっこめて笑えるしいいね。
入口がふさがったことを皮切りにホラーの深度も増していく。
幽霊は実体を持つし足に銛は刺さるし
個人的謎しかないシーン -100点
そしてここで挟み込まれるダンシングフロア熱狂シーン
足に銛が刺さった彼女がパニックに陥り謎の赤い光と音楽とともに踊り始めるわけだが、正直一番意味がわからなかった。
このへんの興がそがれる感覚ってどこからくるんだろう。
あまりにも突拍子がなさすぎるからだろうか
パニックによる酸欠から起こる幻覚症状を表現されている気がするが、
それにしてもほかに何かあっただろうという気持ちがある。
他に何か要素を拾うとすれば、こういう文脈が海外にはあるのかもしれない。
優れている劣っているというわけではなく単純に私は咀嚼できなかった。
そのあとは普通にホラー映画するで このへんはマジ怖い!!∔150点
そのあとの死体の目がかっぴらいて追いかけてくるシーンはさすがに強い。
もう絶対目が開くでしょとわかっていても愛おしい。∔50点
その後のカップルは分断され、彼女はライト点滅じじいチェイス、彼氏はお決まりベッドの下から眺める誰かの足首→捕まっちゃった★展開
このあたり静と動に分かれていていいね。
見てるときはそんなこと思う余裕なくマジでビビり散らかしていた。
めあともえはホラー好きやけどしぬほど毎回びびってるねん。
幽霊に捕まり正気度を失った彼氏に導かれいよいよクライマックス∔50点
シアタールームへ連れられ物語の真相解明パートへ。
この屋敷とその持ち主モンテコニャック家の顛末がムーディな水没したシアタールームで展開されていく。
いやそのフィルムほんまに動くんか?
部屋きれいすぎちゃう?みたいなつっこみがなくはないがすべては野暮!!!
何故なら浪漫だから!!!!!!!!
そしてシアターを引き裂いて現れる幽霊!!!!
それを振り払いさらに奥へ、ほかの幽霊も全員勢ぞろいしたところで
彼氏は一瞬正気を取り戻すも幽霊に殺されてしまう。南無
続けざまに圧倒的な水中チェイス
ついに0になる酸素
彼女は3分間の水中遊泳に挑む
上を目指してただただただ泳いでいく
そんな彼女を水底から見送る幽霊という構図が無茶苦茶好きで
「底」には汚泥や悪意やらいろんなものが沈殿し溜まると考えていて
彼らはあくまでそこに「沈殿したもの」ともとれる描写がいいなと。
最終的にカップルの彼女のほうは水面に顔を出すことはなく
静かに沈んでいくのだけどこれはまあ二重縛りプレイだから仕方ないね。
難易度ルナティックだからね。
総括や
この右肩あがりのグラフをみていただきたい。
つまりテンション上げ下げを伴いつつ優勝が確定されている映画ってこと
細かいことすっ飛ばして視覚でこのシチュエーション見たくない??????
何か惹かれる要素が含有されてるなら見ても損ないと思うけどこのnote最後まで読んだやつはもう映画見てそうやな、同志やね。I LOVE YOU
ちなみにグラフはスプレッドシートで希水さんが作ってくれました。
各方面から希水さんの無駄遣いって言われないか心の底から不安です。
ありがとうございました。
そして書け麻雀誘ってくれためかぜさんありがとう!!!
鮫映画見てほしいので腕磨いて帰ってきます。
みるるんさんと銀貨先生の鮫映画レビュー待ってます。
ひげくじらさんにおすすめできる映画用意しておきます!!!
皆さんありがとうございました!!!!!!!!!!!!!