まれお CHAMPIONS CUP戦記~CYCLE1~店舗予選編

初めに

 本記事は2022年7月~11月末までに行われていたCHAMPIONSCUP CYCLE1の思い出日記です。初めて文章を書きますので、温かい目で読んでいただけると幸いです。ダラダラ書いてたらRC終わってから一か月以上経ってしまいました。怠惰の化身。

自己紹介

 初めまして。まれおと申します。

 愛知県在住、名古屋を中心に活動しているマジックプレイヤーです。
 テーブルトップ、MTGA、MOで競技シーンを中心に色んなフォーマットをプレイしていて、プロツアー出場を目標にしています。一番好きなフォーマットはリミテッドでシールドが大好きです。

 11月末開催されたマジックコンベンションにてCHAMPIONSCUP CYCLE1のシーズンを終え、一つの区切りとして、自分がどのように予選等に取り組んできたのかを記事(自分語り)にしてみようと思い、このnoteを作成してみました。
 日記のようなものなのでふんわりしたものになると思いますが、読んでいただけると嬉しいです。


競技マジックとパンデミック

 僕が競技マジックに取り組むようになったのは2018年。大学を卒業し、社会人になってからだ。プロツアーに憧れて競技マジックに取り組み、結果は出せなかったが、色んなイベントに挑戦するのは楽しかったし、友人や知り合いもたくさん増えた。これからも競技マジックを続けていつの日かプロツアーに出場する、と考えていた。

 しかし2020年、感染症が流行りはじめ、テーブルトップでマジックをプレイできたりできなかったりする日々が始まった。

 世界的パンデミックの中、マジックのプロシーンはオンラインが主戦場となっていた。オンライン開催のプレミアイベントは、テーブルトップのプロツアーに憧れてマジックを始めた自分にとって、絶対に出る!と思えるイベントではなかった。競技マジックに対してのモチベーションが上がらない日々が続いた。

 そんな中、テーブルトップのプロツアーが復活した時のため、地力を付けることを意識してマジックを続けていた。偉そうにプロツアーを語るが、一度も出たことはないし、特別な実績を持つわけでもない。テーブルトップのプロツアーがいつ復活するかわからない。

 でも、出たかった。自分の憧れたプロツアーに。そして、その時が来た。

プロツアー復活,そして予選行脚へ

2022年3月の終わりにプロツアーの復活が発表された。

復活!プロツアー復活!

 本当に嬉しかった。プロツアーに繋がるテーブルトップイベント。古のPPTQを思い出させる予選形式。(カラデシュからマジックに触れ始めた僕はほとんど出たことなかったけど)
 段階を踏んで上を目指せるイベントにわくわくした。

 ただ、自分にとって店舗予選を抜けることは容易ではないと感じていた。
もちろん予選を抜けれるのが一番ではあるが、今回は勝ち負けよりも自分の成長に繋げることを目標に予選へ挑戦することに決めた。

店舗予選と僕のプライド

結果として僕は店舗予選を抜けるまでに7回店舗予選に参加した。

店舗予選
メモリーコーポレーション(モダン)2-3
パピー弥富(パイオニア)3-3 1没
upkeep(スタンダード)1-2 drop
晴れる屋大阪(パイオニア)1-3drop
dice roll(パイオニア)2-2drop
尾張堂(パイオニア)3-3 1没
晴れる屋大須店(パイオニア)6-1-1 権利獲得

この間は下記のサイクルで過ごしていた。

①平日は仕事後、週末の予選のフォーマットをMOやアリーナでプレイ
②予選に出場。
③抜けれなかったら負けた要因を分析。修正方法を考えて①に戻って試す。

 知り合いが次々に抜けていく中、全く勝てない状況が続いていて、かなり焦っていた。勝ち負けにこだわらず自分の成長に繋げる、という目標を掲げながら、勝てないことで自分がやっていることが無駄ではないだろうか、とどんどん悪い方向に心が向いてしまっていた。


パルヘリオンにイカれまくってた時の僕
お前が弱いだけだ!

 特に自分の何かが改善された気はしなかったが、運よく最後の店舗予選でギリギリ抜けることができた。嬉しさよりもホッとしたのを覚えている。

 店舗予選の期間に気づいたことは、自分の成長を掲げつつも、周りと自分を比べすぎている自分の中の自己顕示欲のデカさだった。
 自分では抜けるのが難しいと思いつつも、まぁそのうち抜けるでしょうという考えは心のどこかではあった。
 負ける度に悲しくなるのは誰にでも起こりうると思うが、イライラしたり怒ったりするのは自分の実力を過大に評価しているからで、自分を負かした相手を下に見ているからだな、と感じる。

 失礼極まりない話だが、店舗予選の時(に限らず色んな大会)の僕はなんでこの人に負けたんだ…と思うことがよくあった。完全に自分を過大評価しており、よく予選を成長に繋げる、と言えたものだなと今になって思う。

  店舗予選を経て、マジック的に成長したかどうかは店舗予選を抜けた時点ではよくわからなかったが、自己顕示欲の大きさを強く自覚できた。
 敗北に敗北を重ねたことによって自分の心の根底にある傲慢な部分を自覚し、自分自身の実力をそんなに大したものではないと思えたのは大きな収穫だった。
 周りは関係ない。自分に期待はしない。勝てたらいいなを胸に、練習は怠らないようにするけど、練習してるから勝てるわけではない。長い時間かかっても、少しづつでも、地力を上げて、いつかプロツアーに出場しよう。そんな風に考えるようになった。
 ちょっと前の僕はプロツアーに早く出たい、早く強くなりたい、早く安定して勝てるようになりたい、という気持ちが先行していた。
 少しづつでも強くなって時間がかかってもプロツアーに出る、が今の僕の目標だ。

おしまい?

 ファイナル終わってここまで書くのに一か月以上経ってしまいました。
怠惰です。文章考えて、形にすることって大変ですね。いつも記事書いてる方、本当に尊敬します。
 本当はファイナルまで一気に書こうと思っていましたが、勢いが乗った時じゃないと書かない(書けない)ので一回ここで公開させていただきます。
 もうサイクル3の店舗予選も始まってるのに!需要があるか微妙ですが、そのうちエリア予選、ファイナルのことも書こうかなと思います。書くか怪しいですが。
  最後のほうはマジックのことというより僕のメンタルの話になってしまいました。次のやつはもうちょいマジックの話に寄るといいな。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。

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