#58 Who Tells Your Story? 2019/3/27
Hamilton
ついに観ることができたのだ~!!!
感無量。ずっとずっとlotteryも100回以上挑戦してきて、でも当たらなくて…でもいつか必ず観ると決めていた作品。人とのご縁があって、想像以上に簡単に観ることができた!!!感謝です。
さぁ、歴史に名を刻んだ作品Hamiltonですが…その理由はサントラ聞いただけでも動画見ただけでも分かってはいたのですが…もうね、本物を、生で、目の前で観てしまったら、言葉にならない!!!
ブログだから言葉にするけど。笑
コントラストが美しい
例えば、静と動。舞台美術も演出も音楽も振り付けも、全てにおいて「動きのスピード」が要になっていた。
Come From Awayを観た時に感じたのと似た様な感覚。
あとは、シリアスシーンとコメディシーンのコントラスト。完全に笑いを誘うシーンで劇場が温まった直後に、突然悲しいシーンになったり。その変わり映えに観客が飲み込まれていく。
そして、歴史と人生のコントラスト。建国の父たちによる壮大な歴史の物語という大枠の中で、一人一人が「人として生きた人生」が描かれる。
こうやっていろんなコントラストが舞台上で共存して、それぞれが色濃く、主張されて、でもごちゃごちゃにならない。秩序が保たれたカオス的な。(筋通ってないけど。笑)
ヒップホップミュージックの威力
全編ラップというのも特徴の一つですが、議会のバトルシーンや、モノローグ(独白)のシーンは特にラップのすばらしさが際立つ。英語が持つダブルモーニングを活かしまくった歌詞が散らばっていて、見れば見るほど、聞けば聞くほど魅力が分かる。多分、私はまだ作品の50%くらいしかその魅力に気がつけてないと思う。(それでも十分なくらいすごいけど。)
即興で作り出されるリズムがヒップホップ的で、そこに生きてるリアルさを生み出す。情熱を届けるのに最適な音楽ジャンルの1つだと思った!
観客と同じ次元に存在する、ぶれないメッセージ性
建国の父たちが続々と登場し、アメリカがどのように作られていったのかを、Hamiltonの人生の流れに沿って描かれていくわけで、それだけ聞くと凄く壮大で、時代劇のように感じられるかもしれない。
しかし、物語が一貫して私たちに問いかけてくるのは紛れもなく
”Who lives? Who dies? Who tells your story?”
というメッセージなんですね。
これは歴史上の偉人たちだけではなく、私たちこの地球上に生まれた人間全員に問いかけられるわけです。
「誰が生きて、誰が死に、誰があなたのことを語り継ぐのか?」
その問いかけの中で私たちは新たな国を作ったり、新たな人生を始めたりする。それぞれの人生が集まって歴史が動く。
まだまだ書き足りない気もしますが、2幕からはひたすら泣き通しだったので冷静に観られなかった。笑
Hamiltonは出演したい作品の一つ。
Be Hope, Be Mare!