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2024年度 4WCollege(フォーダブカレッジ)について

御堂筋税理士法人(代表才木正之)主催の「4WCollege(フォーダブカレッジ)」は、中小企業約400社と女性社員の声を基に生まれた、女性のキャリア継続を支援するために作られた無料講座プログラムです。
この取り組みは、地方の中小企業である同法人が、独自に構築したジェンダーフリーな職場環境や働きやすい制度を広く展開することを目的とし、2020年より開催しています。

<背景>

御堂筋税理士法人が顧客としている中小企業の多くは、育児や出産といったライフイベントを支える制度が乏しいことや、長時間労働の文化が、女性のキャリア継続を難しくしていました。この課題に対し、御堂筋税理士法人は創業当初から女性の雇用促進を推進し、小笠原知世さん自信の制度改革に取り組みました。『どうなれば自分が働きやすいか』という視点で積極的に社内改革を行うことで、「女性の働く、をもっと自由に、もっと価値を高く」という新しい価値観を創出、社内に浸透させることができました。
その成果として、女性社員の数や役職者の増加、事業成長が実現し、同時に業界や地域におけるジェンダーフリーな文化のモデルケースとなっています。

才木代表と、社員小笠原知世さん

<新しく企画導入した制度と成果>

  • 出産前後の業務を継続するため、当時はまだ珍しいクラウド会計を導入し、リモート対応を実現。

  • 待機児童の課題があり、短時間勤務制度とスーパーフレックス制度を導入。

  • テレワーク制度(在宅勤務と物品支給)の導入によるリモートワークの推進。

  • 職場にベビーベッドやプレイジムを設置。子連れ出社への対応。ベビーシッター制度の整備。

  • 独自の出産手当金制度(30万円)を導入。
    (前年までは出産・育児休業中の社会保険料の免除制度もなかった)

  • 「オリジナル出産手当金制度」と、「はぐくみ企業年金」による休業時の生活支援。

  • 男性育休取得100日以上を2024年に実現。
    (平均29.9日を大幅に上回る)

  • 男性社員家庭の専業主婦率の低下。

上記でもわかるように、地方の中小企業として、女性活躍とDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)推進を実現。

<役職員増、事業成長(2017年から2024年まで)>

  • 女性社員数:7名 → 28名

  • 女性税理士数:3名 → 6名

  • 女性管理職数:1名 → 3名 29%

  • (専門技術サービス業平均9.1% うち、2名が子育て経験あり)

  • 毎年7%以上の昇給実施

  • 年商3.5億から10億達成
    (御堂筋税理士法人の生産性は業界の2倍以上)

<成果をうけて外部へのキャリア支援制度を開始>

<4WCollegeの概要>
4WCollegeは、次の3つの柱を基盤に構成されています

  1. 経理スキルの習得
    女性が持続的に働くために必要な専門スキルを提供します。特に経理分野のスキルアップを通じて、自信を持ってキャリアを続けるための基盤を構築します。

  2. キャリア自律の促進
    自分のキャリアを自らデザインし、長期的な視点で考える力を養います。参加者が自身の働き方や将来について積極的に考えられるよう支援します。

  3. 学びの機会の提供
    3カ月間、全8回の無料講座が提供され、柔軟な学びの場を通じて多様な女性が参加可能です。

<実施と展開>

現在、4WCollegeは大阪府、大阪市、兵庫県、奈良県の後援を受け、地域社会の支援も受けながら進められています。講座はSDGsや女性活躍のテーマに関連する内容を含み、女性のキャリア支援と組織改革の重要性を発信しています。
咲州プレ万博の共催プログラムとしても運営され、今年は、「生成AI」が新設された、大阪産業局TEQSの5G X LAB OSAKAの見学をさせていただきました。

2024年度参加者の声(まとめ)

  • 過去の振り返りが役立った

    • 自分の人生の点と点を繋げるという視点で新たな気づきを得た。

    • 過去を振り返ることで、今の自分の行動の意味を考えるきっかけになった。

  • スキルアップの重要性を実感

    • 学んだ内容を会社の中で活かし、自己成長に繋げたいという意識が高まった。

    • キャリアプランシートを活用して、具体的な行動を計画する必要性を感じた。

  • ライフプランの重要性を認識

    • 自身の資産形成や家計管理について、将来を見据えた計画が必要だと感じた。

    • 資産運用や節約の知識をアップデートし、行動に移したいと思った。

  • 情報収集と時代の変化への対応

    • 情報を収集し、社会情勢や経済の変化に対応する力が必要であると気づいた。

    • 特に、最低賃金の変化や国際的な動きが与える影響を考える重要性を感じた。

  • 学びを実践に活かしたい

    • 学びを活かして、会社や家庭で具体的な行動を起こしたいという意欲が高まった。

    • 自身のキャリアや生活設計を見直すきっかけになった。

  • 他の参加者との共有で得たもの

    • 他の参加者の意見や体験を聞くことで新たな視点を得た。

    • チームでの共有を通じて、自分だけでは気づかなかったことに気づけた。

<今後の展望>

4WCollegeの活動は、単なる女性支援に留まらず、持続可能な社会構築に向けた取り組みでもあります。経理人材の育成と顧客企業への人材供給を一体的に行う「女性活躍エコシステム」の構築を目指し、地域社会全体の経済活性化にもつながる活動を今後も継続されます。
4WCollegeを通じて、ジェンダーバリアを取り除き、女性が自分らしく働ける社会を目指し、さらなる挑戦を続けていかれます。


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