Manufacturing Japan Summit 2025:エバンジェリストのご挨拶
元ホンダエンジニアリング(株)車体領域・執行責任者の田岡秀樹と申します。この度『Manufacturing Japan Summit 2025』のエバンジェリストを担当させて頂けることになり大変うれしく思っております。
これまでの経歴
1990年に元ホンダエンジニアリングに入社して以来、自動車ボディー用の大型プレス金型や生産技術、そして世界最速プレスラインの開発などを担当して来ました。更に”デザイン1:1”と言うコンセプトの基で、デザイナーの意思通りの車造りを目指すフロントローディングと、サイマルテニアスエンジニアリング型のマネージメントシステムを構築し、新機種開発と量産化にも携わってまいりました。また社外活動としては、2006年から一般社団法人型技術協会の理事、その後副会長、そして2014年からの2年間は、15代目の会長役を担わせて頂きました。その間には、自動車や金型関連企業のみならず、様々な著名な方々との出会いを通じて、それぞれの企業や経営者の持つ”ものづくりに対する熱い想い”や”戦略的な考え方”などを学び、また様々なメディアを通して発信して来ました。
実はその一つに、マーカスエバンズの本サミットがあります。私は2016年の本サミットから参画させて頂き、基調講演やパネルディスカッション、そして議長役を担当させて頂いて来ました。そして、その経験は私自身に対する強いエールにもなっていたと、今でも強く感じています。
さらに2014年から2022年までは、欧州OEMや研究開発機関や大学などが集まり、毎年9月中旬にドイツのバドナウハイムで開催される国際会議『Forming in car Body Engineering』のボードメンバーとしても活動して来ました。その間、毎年ただ参加するだけではなく、私自身も基調講演を行ったり、ホンダエンジニアリングで開発した金型や塑型生産技術テーマを、若いメンバーが英語でプレゼンする機会を与えられる絶好の場だと認識し、資料作成の準備から当日のフォローまで、若手育成にも尽力してきました。
その結果、今でも欧州OEMの技術者とも交流があり、情報交換を引き続き行っております。そして2022年10月、本田技研工業を退社後、2023年1月から外資系企業を含め、3社でアドバイザーとしてお世話になっております。
『Manufacturing Japan Summit 2025』への期待
Covid-19が完全に開けた後には、世界経済や産業が大きく回復するであろうと誰もが思っていた期待とは裏腹に、我が国日本では少子高齢化が進み、国際情勢の変化、多様な価値観などによって、ものづくり(製造業)こそが日本の得意分野であるべきなのに、明るい未来が描けない状況になって来ていると感じています。
しかし、今回の『Manufacturing Japan Summit 2025』では、そんな中でもデーターによる仮説を立て未来を予測し、定量的な目標を設定、またAIデジタルなどの最新技術を導入しながら、既存の枠組みを超えて、日本の再興に挑んでいる人たちに登壇いただき、その取り組み方やご本人の熱い想いを紹介して頂く講演が満載になっています。
2日間のプログラムでは、単独講演や対談、パネルディスカッションが組み込まれており、それを通じて参加者の皆様に夢と希望、そして勇気を与えてもらい、共に戦っていこうとする勇気を与えて頂ける絶好の機会になると思っております。私自身も今から楽しみで、ディスクリートストリームの議長役も担当させて頂くことになっています。
またこれから、エバンジェリストの企画を通して、製造業界が直面している問題に触れ、私の考えや思いを発信していきます。読者の皆さんの新しい気付きや学びに繋がり、一緒により良い未来へ向かっていくための一つのきっかけとなれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!
■開催概要
【名称】 Manufacturing Japan Summit 2025
【日程】 2025年2月4日(火)~5日(水)
【会場】 ホテル椿山荘東京
【主催】 マーカス・エバンズ・イベント・ジャパン・リミテッド
■詳細は下記よりご覧ください
https://bit.ly/3DmkMpW
■お問い合わせ・申し込み
広報担当(齋野)
MizukiS@marcusevansjp.com