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京都のお店は待たせない


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もはや書き出しの定番の言い訳だけど、年頭の所感を書くつもりが成人式も春節もバレンタインデーも過ぎ、もはや二月も後半、このままじゃ4周年記念の投稿との新春大合併号のジャンプ(気合い入ってる割にたいてい面白くない)になりかねないので、居酒屋で書いてます。
で、画像は投稿一覧なんだけど、最初にNoteを書き始めたときの投稿が未公開のまま。2013年9月の日付なんで1年と5ヶ月ほっといたことになる。私の人格推して知るべし。だいたい書きかけと言ったって、2行しか書いてないし。画面大きければ1行かもしれない。
「いや早い!という話ではなくて行列を作らせないという話。帰省がてら」

以下、2023/9/4の続き

京都によく寄るのだが、この前は名店 六曜社に行った(都合いまから2年前と思われる)。運良く入ったところで満席。追いかけるように常連らしきおっちゃんが入ってきた。マスターすかさず「すんません、満席ですよって」常連のおじさん「あちゃーそうかいな、最近は混んでてかなわんな」
ーこの辺、京都弁怪しいのでご容赦くださいー
それからおっちゃん世間話をし始める。それにしても京都のおっちゃんはみんな大村崑さんに見える。大村崑おっちゃん、"せっかく階段降りて来たんや帰るかいな"という空気満々。マスター淡々と珈琲淹れる。「満席よってすんません」毅然と"満席なんやはよ行き"と空気返し。大村崑おっちゃん"わしもえ歳年や、負けへんで"と飲み終わった客に睨みをきかせている。マスター「すんまへんな😤」ととどめ。大村崑おっちゃん"年寄りは大事にするもんやで"という空気をまといつつ「そうかいな、また来るわ」と渋々と階段を登る。未練がましく後ろを振り返るが、珈琲待ちの私以外は、歴戦の京都人たち。"寒いわ、はよ行き"の空気の波動砲。大村崑おっちゃん、すごすごと帰りはった。

えーっと、書き始めた趣旨を忘れるとこだった。つまり、東京のお店は行列を作らせるように仕向けるとこあるけど、京都の名店は行列作らせない。きっぱり断る。とあるイタリアンのお店で、「京都のお店って、なんで行列作らせないんですか?」と聞いたら、「そら中のお客さんが落ち着かれへんやないですか」と即答。
"うちもそれで行こう!"と思ったのでした。そんな心意気で店をやろうと。
まあうちの場合、土曜と祝日以外は満席なんてことはないので、行列お断りすることはなく、たまたま満席ならお電話お聞きして空いたら連絡するというようにしていて、中のお客さんを追い出すことはありません。基本的にゆっくりしてもらいたいんで、ゲームやったり、満席なのに何時間もおしゃべりしている方を除いて。

年頭の所感って、こんなだっけ?


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