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『今ない仕事図鑑100』が面白すぎるので多くの人に読んで欲しい

 私はYouTubeで、ヴィーガンベジタリアンという食生活を選択する人の存在を“しっかりと”認識し、その選択は「地球環境や社会問題、動物愛護」などの観点からなるモノと知ってから、“地球全体の問題”について意識するようになりました。
 
 最近では「SDGs」という言葉も耳慣れてきました。「持続可能な開発目標」という意味です。もっと言うと「地球全体の問題をみんなで解決しよう」というものです。
 
 『今ない仕事図鑑100』は「SDGsの重要性」や「AIの実用化」などの観点から、新たに生まれるであろう仕事について紹介しており、やりたいことを見つけるキッカケを与えてくれる本だと感じます。
 
 ぜひ手に取って欲しい一冊ですので、この記事では「大枠」をまとめ、立ち読み感覚で見ていただけるものにしたいと思います。

1.AIと共生する未来

 アメリカのとある学者は「アメリカでは2011年度に小学校に入学した子どもたちの65%は大学卒業時に今は存在していない職業に就く」と発言しています(2011年)。
 
 日本のとある研究機関は「日本ではあと10〜20年で、約49%の職業がAIやロボットに代替される可能性がある」と発表しています(2015年)。
 
 これだけを聞くと、これからの未来はどうなるのだろう?人間の仕事はなくなってしまうのだろうか?と思いますが、AIには得意なことと苦手なことがあります。
 
【AIが得意な分野】
・データの蓄積と活用
・画像データの分析
・ルールに従った仕事 など

【AIが苦手な分野】
・クリエイティブな仕事
・知的なコミュニケーション
・身体運動が関係するもの
・美的感覚が関係するもの
・ルールがなく、予測が難しい仕事
・リーダーシップをとること など

 これからの未来では、AIが得意なことはAIに任せ、AIが苦手な分野でいかに人間が活躍するかが重要になります。

2.地球保護のためにSDGsを

科学技術の発展により人々の生活は豊かになった一方、環境に大きな負担をかけています。
 
 森林の伐採や、石油や石炭を燃やしてエネルギーを生成したり、ゴミを大量に出したりした結果、2050年には日本の夏の気温が47度になることが予想されていたり、気温の上昇により大雨や台風などの災害が増えています。
 
 このまま地球の全体の問題を放置しては人類は存続できないという意識を持って、2015年に国際連合で定められたのがSDGsです。
 
 SDGsは、環境問題だけでなく、人々の多様性や福祉の面からも、よりよい世界にしようという目標が組み込まれています。
 SDGsに定められている17の目標を紹介します。

(1)貧困をなくそう
(2)飢餓をゼロに
(3)すべての人に健康と福祉を
(4)質の高い教育をみんなに
(5)ジェンダー平等を実現しよう
(6)安全な水とトイレを世界中に
(7)エネルギーをみんなに そしてクリーンに
(8)働きがいも経済成長も
(9)産業と技術革新の基盤をつくろう
(10)人や国の不平等をなくそう
(11)住み続けられるまちづくりを
(12)つくる責任 つかう責任
(13)気候変動に具体的な対策を
(14)海の豊かさを守ろう
(15)陸の豊かさも守ろう
(16)平和と公正を全ての人に
(17)パートナーシップで目標を達成しよう

 これらの目標の中から、特に力を入れて取り組みたいと思うものに重点をおいて取り組むのも良いと思います。
 地球のために出来ることに取り組み、人類が存続できる未来をつくりましょう。

3.未来に向けて今できること

 未来のことは誰も分かりません。予想ができないものです。しかし、未来は、一人ひとりの意識行動でいくらでも変わるものです。
 
 「未来に向けてやるべきこと」がまだ分かっていなくても大丈夫です。いま、好きなことを突き詰めてやったり、様々なことに興味を持つことが、将来に繋がります。
 
 いま日本の国際競争力が低下している原因は、偏差値が高く、素直で、我慢強く、協調性がある人間が素晴らしいとされてきたからです。
 これまでの日本は「人と違う」ことを否定し続けてきました。しかし、あたらしい産業を生み出す人間は「変わり者」だったりします。
 
 未来がどうなるかは分かりませんが、自分の未来をどうしたいのかを考え、周りに流されず取り組むこと「今やるべきこと」です。
 そこに、地球全体の問題であるSDGsの課題を絡めると、多くの人を幸せにすることができ、実現する可能性も高くなります。
 「自分探し」や「未来の地球のためになることを考える」という時間を作り、やりたいことを見つけましょう。

 
 
 最後まで読んでくださりありがとうございました。『今ない仕事図鑑100』のなかでは、より詳しく、そして具体的に予想された「今ない仕事」などについても書かれています。
 興味を持ってくださった方は、ぜひ読んでみてください。

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