マーチの歩み
マーチのnoteを新たに作りました。
「マーチ」とは、音楽グループのパウンチホイールと、演劇ユニットのg masaraの2組で始めた企画です。
パウンチの青木と、g masaraの北村美岬(みさみさ)が2014年、劇団ままごとの「港の劇場」というプロジェクトに参加していたのがきっかけでした。
瀬戸内海にある香川県の小豆島。観光シーズンを過ぎて静かな港町「坂手」に滞在して、まちを歩きながら演劇や音楽を作っていました。
その時にみさみさが「やねに猫」というおさんぽ演劇を作っていたのですが、それを見て「こういうことが東京でも出来たら面白いだろうな」と思い、みさみさに声をかけて、それぞれのメンバーも巻き込んで、下北沢の風知空知という場所で第一回の「マーチ〜街にまつわる演劇と音楽のライブ」が行われたのでした。
第二回マーチでは下北にゆかりのある萩原朔太郎や坂口安吾などの作家についてのお話や「10月のうた」という名曲が生まれ、
(歌詞に出てくるキダチチョウセンアサガオが咲くお家)
第三回では、路上観察学会分科会のメンバーでもあるMr.街歩きこと青年団の山内健司さんがメンバーに加わり、ZINEを作ったり下北の教会を巡ったり真夜中の下北沢を徘徊したり。
(路上観察ラップしてもらった)
第4回は下北沢で生まれ育った青年団の鈴木智香子さん、フラメンコギタリストの今泉仁誠さん、小豆島との縁を作ってくれた劇団ままごとの宮永琢生さん(のちに小豆島に移住)も加わり、にぎやかなメンバーで、下北沢北口をディープに掘り下げる回になりました。
(宮永さんのお母様、少女時代の記憶をめぐる街歩き)
そうした全4回の下北沢での制作活動は、マーチのtumblrに事細かく記されています。もしおひまな時間があったら読んでみてください。ZINEもダウンロードできます。
2014の初夏から2017の冬まで、下北で街歩きをして歌と演劇を作ってきましたが、このあと下北沢は様変わりして、北口も南口も失くなり、もう歌詞のなかにしか残ってないお店も、増えてきました。
おおきく変わる直前の下北で「マーチ」がやれて、歌や演劇が残せたのは今思えばとてもよかったことです。
以上、これまでのマーチの歩みでした。
そして2021の冬、12月11〜12日にマーチ第二章「しょうどしマーチ」
われらはじまりの地、香川県小豆島町の坂手港で開催します。
次の記事に詳細書きます!
青木拓磨(パウンチホイール)