【読み聞かせおすすめ絵本】高学年が爆笑する鉄板絵本にたどり着いた話
学校や幼稚園で絵本の読み聞かせをしたことがありますか?
娘の小学校では、有志のボランティアグループが毎月クラス別に絵本の読み聞かせをしています。私も活動に参加して5年目を迎えました。
絵本を読むと、低学年は笑ったり思わず声が出たりと反応たっぷり。でも、高学年になるととても静かなんですよね。聞いてるんだけどさ…これはなんだか物足りないよね……私が。
せっかくなら笑ったり思わず話したりと反応があるほうが楽しいし、できれば高学年を読み聞かせで爆笑させてみたい!
これは絵本の読み聞かせ5年目の主婦が、高学年を爆笑させる鉄板絵本にたどり着くまでのお話しです。
1.低学年が笑うなら高学年も笑うのでは?
低学年用とされている絵本、もちろん低学年は喜んで聞いてくれます。でも、高学年だって数年前は低学年。やっぱり笑ってくれるのでは?そう思って、低学年に反応のよい絵本をいくつか高学年でも読み聞かせてみました。
その中でいちばん反応のよかったのがこちら。
「だってだってのおばあさん」
1年生の教科書に載っているので懐かしいだろうと思ったら、5・6年生はほとんどの子が覚えてませんでした( ゚Д゚)まじかー
99歳になったはずのおばあさんが、ねこと一緒に川を飛び越えたり水の中に入って魚を捕まえたりという描写が単純に面白かったよう。そりゃそうだろう、スカートまくりあげて川に入るおばあさんだなんて99歳じゃなくても面白い!!
笑ったり突っ込んだりと賑やかで、こちら大成功でした!
2.オチのある落語絵本なら高学年も笑うのでは?
なんだ、高学年も楽しい絵本なら反応あるんじゃないの。気を良くした私は今度は落語絵本に手を出しました。
古典落語を元にした絵本がシリーズにもなっています。ただ、うまく選ばないと場面設定がわからなかったりオチが伝わらなかったり。
たとえば
「てんしき」は反応よいけどオチに出てくるものが伝わらない…
「めぐろのさんま」はそもそも目黒がわからない…
そんな中、いちばん反応がよかったのはこちら。
「ねこのさら」
最後の一行、最後のページでのわかりやすいオチに、一瞬静かになった教室のあちらこちらから、その意味がわかった子どもたちの「あ!」という声とニヤニヤ。こちらもニヤニヤしました(ヤッター!)
笑う……というよりは、みんなで話したくなるようで「あの店主は~」「ねこは~」など、見解を話し始める子が何人も(笑)
いや、授業始まるから休憩時間にしてね…。
3.展開の読めない絵本なら高学年も笑うのでは?
落語絵本は何度も続けて読むと展開を覚えるので反応が薄くなるのがネック。そして爆笑というよりも、内容やオチについて話したくなるようです。
こうなったらさらに笑ってもらおうじゃないの。と、本屋で娘とあれこれ見ていたらその場で爆笑してしまって思わず購入したのがこちら。
「3びきのかわいいオオカミ」
このおおブタがかなりヤバめ。かわいいオオカミたちが建てたレンガの家をハンマーでぶち壊したり、電気ドリルでめちゃくちゃに壊したりするんです。
おおブタひどい…
突っ込みどころ満載ですが、なぜか読み終わったあとは楽しく幸せな気分になる不思議、なぜか。
5年生、6年生ともにあまりにひどいおおブタの所業に終始爆笑!後ろで聞いていた先生たちも涙流して大笑いでした。
わたしの目標であった
「高学年を絵本で爆笑させたい!」を達成できた瞬間です\(^o^)/
とにかく高学年を笑わせたいなら、これ以上のおすすめ絵本はありません!!
4.おわりに
絵本には対象年齢が書かれています。図書館にいくと年齢や学年別におすすめ絵本がまとめられていますよね。
高学年用を見ると、平和についてや人生についてなど学びにつながる絵本がずらり。学習につながる絵本はもちろん読んでほしいけれど、だた楽しく笑うのもとても大切な時間ではないかなと思うんです。
現在、コロナ禍の影響で読み聞かせ活動は縮小しているところも多いではないでしょうか。再開したら、また子どもたちの笑顔をたくさん見たいですよね。
そのときには、みんなで大笑いできる絵本を選んでみませんか?読んでいる方も、先生たちも、みんなで笑って楽しい時間を過ごしましょう。