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社会が子育てを援助することの本意
子どもの預かる場が提供される仕組みが整ってきた。
その一方でその預かり場が本来の意図とは違う使われ方をしていることにも気づき少し悲しくなる。
学校が週休二日になったのは家族でのゆったりとした
まったりとした余裕の時間をすごしてほしいと思うことが願いの一つに
あったのではないかと思う。
けれど、実際学校が週休二日になったら、保護者は仕事であったり、
保護者が子どもと一緒に時間を過ごしたり、遊んだりすることを避けたいがばっかりに何かその週末に習い事や子どもだけ参加のイベント事に子どもは時間を取られ、子どもの疲労は蓄積されていく。
私たちは休みであったら、「ゴロゴロ」とか「まったり」とかいう時間の過ごし方をすることがある。たまにはそういことも必要だかだ。
子どもたちも同様で、自分が好きなように一日を過ごす。
という時間が必須なのだ。
時間の流れるペースをあえてゆっくりとし、
何かにせかされるのではなく心行くまで自分の没頭できるものをする。
そんな時間の過ごし方も素敵である。
子育てを保護者だけに担わせるのは、保護者の負担が大き過ぎる。
ましてや仕事をしている保護者は。
障害児はもっと。
正社員で仕事をしている保護者にとって
子どもをその間預かってくれる保育所、児童発達支援事業所、
学童、放課後デイサービス事業所はありがたい存在だ。
けれど、中には仕事が無い日、祝日、週末にも
お子さんを預ける家庭がある。
そうなると、家庭で過ごす時間がほんの短時間になってしまう。
夜ご飯たべさせて、お風呂入れて寝る。
それだけの日常
親子のまったりした時間がほとんどない。
子どもの素晴らしい成長や子育ての喜びや楽しみを知らずに
親業をすることになる。
疲れて大変である時にただ単に身体的疲労を取るために体を休めることを優先させるが本当はそうではないのだと思う。
疲労した時ほど、反対に軽い運動やストレッチをすることで疲れない体を作ることもできる。
心身共に甘やかすことがストレスを回避することになならない。
強い心身を作ることが必要なのだ。
そのためにも
子どもが私たちを癒してくれることを知るべきだと思う。
何気ない子どもとの時間を大いに楽しむべきだと思う。
もちろん過酷な家庭環境下に生きる人に同様のことを言うつもりはない。
その人たちは何らかのセーフティーネットを使ってそこから抜け出すことができる手立てを探して行くべき。
全て、何から何まで同様に。と言っているのではない。
そんなことはお分かりいただいていると思うが。
社会で子育てを援助する必要性は多大にある。
けれど、子育て全てをアウトソーシングしてはいけない。できない。
保護者にしかできないことが数限りなくある。
それを他人や社会は埋められないのである。
そして、反対に保護者が子どもから受け取れる宝物も
たくさんあるのである。
その宝物を一つずつ集めてほしい。
そんなことを楽しんでほしい。
そんな風に思う。
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