マリノスのGKが厚くてアツい
寒すぎるタイトルと1月の寒気の中でこんにちは。marble(@marble_fmarinos)です。
2025シーズンのマリノスのGKアツすぎるでしょ!ってことで今年トリコロールの守護神の座を争う4選手を紹介します。勢いだけで。
1ポープ ウィリアム
1994年10月21日生まれ(30歳)192cm/89kg
今年も背番号1を背負うのは去年三十路を迎えたこの漢。
2023シーズンはG大阪から期限付き移籍で加入した一森 純が正GKを務めており、彼の期限満了を受けて後釜探しを迫られた。そこで、当時J2王者となった町田の守護神に白羽の矢が立った。
192cmの体格は文字通り長所だが、一番のストロングポイントはセービングにおいて苦手がない、どのボールや局面にも高いレベルで対処できること。常に正しいポジションを取り続ける様は圧巻で、中距離レンジのショットストップとクロス対応は一級品。強いて言えば1vs1の局面に少し弱いが、全体を通して動きの質が非常に高い。
しかし、彼は広いエリアを守ることが苦手で、その能力が強く求められるマリノスに来てからはかなり苦しんでいる。これは彼のキャラクターに起因するプレースタイルでもあって、根本から変えるのはなかなか難しい。今シーズンはDFラインの設定とGKの守備範囲を擦り合わせてその弱点をカバーできれば、彼が正GKの座に君臨する可能性は大いにある。
19朴 一圭
1989年12月22日生まれ(35歳)180cm/76kg
2019年、当時J3を戦場としていた彼に目をつけたフロント。誰もが飯倉の控えになると思っていたが、彼はリーグ開幕からたった1ヶ月でスタメンを奪った。飛び出しの思い切りの良さとJ屈指のセービング能力を兼ね備えた、マリノスが育てたマリノス型GK。瞬発力と機動力に優れており、至近距離のシュートにめっぽう強い。また、怪我からの回復が異常に早く、全治3週間とされた骨折から2週間で復帰し、全治2か月とされた骨折からも1ヶ月半で復帰した過去がある。果たして彼は人間なのだろうか。
2020年にACLの外国人枠の関係でサガン鳥栖に移籍すると、そこでも毎試合のようにビッグセーブを連発。マリノス戦で止めた決定機も数え切れない(泣)
そんな彼が満を持して4年半ぶりに横浜の地に帰ってきた。ポープ、飯倉、木村凌也を抑えて開幕スタメン候補の筆頭。35歳とベテランの域に入った彼には、ポープや木村凌也に技術を伝える伝道師的役割も期待したい。
21飯倉 大樹
1986年6月1日生まれ(38歳)181cm/75kg
チーム最年長GK兼オシャレ番長。
2005年にマリノスでキャリアをスタートし、ロアッソ熊本への期限付き移籍を挟んで2019年途中までで225のキャップを重ねたバンディエラ。パギの台頭もあり、出場機会を求めてヴィッセル神戸に完全移籍。しかし2023年、彼は愛するマリノスに帰還した。
アンジェ・ポステコグルーのアタッキングフットボールの一期生にして申し子。2018の鬼ハイラインに付随して、飯倉のポジショニングはどんどん高くなっていった。そしてロングシュートの被弾が増えた。
ただ、先駆者としてあそこまで振り切ったプレイスタイルを貫いたことは間違いなく大きな価値があった。その姿を見てパギが育ち、高丘→一森→ポープというスーパーリレーに繋がったんだから。
2023〜2024シーズン途中までは第2GKの立場だったが、夏頃から出場機会を確保。これまで以上の安定感を見せ、シーズン後半は再び主力としてチームを支えた。38歳、まだまだ衰え知らずだ。アタッキングフットボール一期生として、背中でも言葉でも後輩たちにあるべき姿勢を伝え続けて欲しい。
31木村 凌也
2003年6月10日生まれ(21歳)187cm/81kg
武山小学校(横浜F・マリノスプライマリー追浜)- 武山中学校(横浜F・マリノスジュニアユース追浜)- 横浜高等学校(横浜F・マリノスユース)- 日本大学
生粋のマリノスアカデミー出身、期待の超大型ルーキーである。ハードル上げすぎである。
主な実績・代表歴
2019年 U-16日本代表
2020年 U-17日本代表
2021年 U-18日本代表、横浜F・マリノス トップチーム登録(第2種)
2022年 U-19日本代表、JR東日本カップ2022 第96回関東⼤学サッカーリーグ戦新人賞
2023年 U-20日本代表、U-22日本代表
世代別代表に選ばれ続けており、世界を見据えるレベルの逸材だ。
足元の技術が総合的に高く、ボランチにつける楔のパス、相手のプレスを飛ばすサイドアタッカーへのロブパス、局面を一気に打開するFWへのロングパスなど、近・中・遠距離全ての距離レンジにおいて高い配給力を見せる。また、相手を引きつける度胸もあり、ビルドアップ参加にも積極的で、まさにマリノスが必要とするGKだ。マリノスのスタイルへの適応を苦にすることはないだろう。セービングに関してはグラウンダーの処理に秀でており、低めが彼の得意ゾーン。クロス対応には少し不安がありそうで、187cmという恵まれた体格をもっと活かせるようになればさらなるレベルアップ間違いなし。大学でのプレーを見る限り、J1のスピードに対応さえできれば、今年の厚すぎる選手層の中で守護神の座を奪うことも夢ではないだろう。持ち前の高い配給力でピッチを支配する日は遠くない。
footrico!にて木村凌也の解説をした切り抜き動画がYouTubeに上がっているので、詳しくはそちらを聞いて欲しい。
おわりに
ざっっっっくりと、今年マリノス所属の4人のGKを紹介しました。主力級4人編成という見応え抜群の今季。マネジメントは相当大変だけど。一試合一試合のGKのプレーから目が離せませんよね?毎試合GKの解説とかあったらいいのにね…ゴニョゴニョ
ということで、プレーに関するより深い解説は去年に引き続き #まぁブる評 でポストしていきますので、よかったら読んでくださいな!今年も何卒!