漫才ネタ「迷惑な乗客」(セリフだけ)
「どうも、インフィニティです」
「よろしくお願いいたします」
「僕らですね、だいたい普段電車移動なんですけどね」
「そうですね」
「電車って結構迷惑な人いたりするよね」
「まあ、たまにいるとは思いますけど。例えばどんな?」
「走り回ってる人とかね」
「ああ! いますね。テンション上がっちゃった子供が電車男の中で走ったりするんですよね」
「いや? 大人がね、走るんですよ」
「大人が!?」
「ほらほら、電車行っちゃうわよ!」
「駆け込み乗車ね。確かにいるわ」
「うわぁ!」
「投げた!? 閉まりそうな扉見て荷物投げたよ!?」
「ほら! アンタがちゃっちゃと走らないから電車行っちゃったじゃないの!」
「電車行っちゃいましたか。お子さん連れてたんでしょうね。怒られて可哀想に」
「あんた高校生でしょ!」
「高校生!?」
「骨折したくらいで情けない」
「走れないから! 骨折してるなら走らせないであげて!」
「荷物どうするのよ!」
「アンタが投げたからだろ!」
「駅員さん! 卵割れてたらどうするのよ!」
「駅員さん困るから。そんな理不尽な事言わないで!」
「ね、走り回ってる人は迷惑でしょ?」
「それ以上の展開に困惑してるわ」
「あと、うるさいヤツとかね」
「いますね~。周りが迷惑しててもずっと大声で喋る人ね」
「もしもし。そうなんだよ! 契約取れたから! 今日は祝勝会するぞ! 強制参加な!」
「サラリーマンですかね。こういう電話で大きな声出てる人いますよね。困りますよね~」
「そうなのよ~。今は受験シーズンでしょ? 気ぃ使っちゃって」
「今度はオバチャン。声でかいオバチャンもいますねぇ」
「ほんと、うちの子、あそこの女みたいにケバくてチャラくて下品な感じに育たなくて良かったわ~」
「ちょっ! 聞こえるって!」
「何、アンタ?」
「ああ、来ちゃったよ。オバチャンと女子高生が睨み合ってる。電車の中でもめ事は止めてよ」
「飴ちゃん食べる?」
「ここで飴ちゃん登場! ってそれでどうにか…………。なってる!? 受け取って元の席に戻ったよ」
「なあ、お兄ちゃん」
「オレ?」
「アンタ。さっきからウルサイね」
「ツッコミだから!」
「車掌さん。この人さっきからウルサイんですけど」
「オレを巻き込むな! いい加減にしろ!」
「「どうも。ありがとうございました!」」