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”ぼくにとって”サイコーのスナップシューター【SONY α7CⅡ】

皆さんこんにちは。
今日は先日、4周目にして購入したα7CⅡについてのレビュー記事です。
いつも書くことですがぼくは評論家ではありません。タイトル通り、あくまでも”ぼくにとって”であることをご承知置きください。



・画質

踏み切ったきっかけになった「キョウトボーイズ」のYouTube動画。流される写真はミツルさんのレタッチ後なんだろう…と思っていた。「あゝきれいな色だなぁ、さすがレタッチ上手いな」なんて思っていた。ところが実際に撮影してみると、どうやらそれは撮って出しのようだということがわかった。自分が撮った写真の色味がそのまんま同じだったのだ。
どうせRAW現像するしレタッチするし撮って出しの色味なんてあまり関係ないんじゃないだろうか?と思っていた。
実際YouTubeでもよくそんな話が交わされている。
しかし、銀座でのスナップとその後の丸の内でのポートレートをRAW現像してみて驚いた。α7Ⅲとはまるで違うのだ。

これはもう戻れないな…と思った。
ガチで撮るポートレートはやはりα7Ⅲの方がいいと感じるかもしれないと思い当面は手元に置いておこうと思った。
しかし、撮影データをRAW現像~レタッチして、
・元画像(RAW現像)の優秀さ
・発色の良さ…特に空の青、植物の緑
・3300万画素の細部まで解像した画
・レタッチ耐性の強さ

がα7Ⅲとはまるで違うのだ。
そもそもRAW現像の時点でかなりいい色なのでレタッチが楽。あーでもないこーでもない…がない。これまでは空の青、植物の緑は撮って出しが気持ち悪くて必ずレタッチしていた。
それにしても3300万画素でこれだけ解像しているとなると7CRはどれ程凄いんだろう…と興味をそそられる。
体験してしまったからにはもうα7Ⅲを使うことはないだろう。そしてそそくさと買取持ち込みのための準備をした。

α7Ⅲとは全く違う絵作り
絞り8で和光の時計台の細部まで解像している
色表現だけでなくコントラストや明暗のグラデーションが格段にいい
いままで気持ち悪くて必ずレタッチしていた緑も色温度・色被りも
そのままで変更する必要が無い
α7Ⅲではどう頑張っても撮れない画だ

・操作性

操作性でα7Cから前面のダイヤルが追加された。そして露出補正ダイヤルが他の機能にも割り当てられるようになった。YouTubeで見てはいたがこれは本当に便利!
α7Ⅲでは露出補正は単なる飾りだったため本当にもったいないと思っていた。
ぼくは

前ダイヤル=F値
・後ダイヤル=シャッタースピード
・露出補正ダイヤル=ISO

にしている。
おかげでα7Ⅲよりも圧倒的に操作性がいい。

↓ よく参考にしているYouTuberのα7CⅡレビュー動画

しかしISOについてはLightroom ClassicにAIのノイズ除去強化機能が追加されたためオートでもいい。またオートの場合、シャッターボタンを半押しすると現在のISO値が出るので上げ過ぎも防ぐことができる。不都合があればその時点で右肩のダイヤルを回せばマニュアルで変更できる。

尚、AFは長年使い慣れた親指フォーカスにしている。なのでAF-ONボタンを押さない限りフォーカスは固定されたまま動かない。シャッターを半押ししてもAFは働かないようにしている。
まぁここは個人の好みなので半押しでも問題はないと思う。興味のある方は調べてみてください。

・熱問題

銀座でサクッとスナップを撮りはじめてすぐに感じたことが熱問題だ。動画を回している訳ではなく写真の話。…これは意外だった。
真夏の酷暑ではあるが、これまで使ってきた3機種のαシリーズでそんなことを感じたことは一度も無い。
動画でよく聞く熱暴走とまではいかないがかなり熱くなる。
熱を持つということは当然内部回路にとっていいことではなく部品の劣化、耐久性に直結する。この大きさでこれだけのスペックを出すためにいろいろと無理をしているんだろうな。

・バリアングル

はじめてのバリアングル。
4周目の記事で書いた通りウエストレベルファインダーとして使ってみた。これはめちゃくちゃ快適だった。特に下から煽る縦構図の撮影。今迄は道路に寝転んでファインダー越しに撮っていた。しかしバリアングルのお陰でもう寝ころばずに済む。

バリアングルを活用して撮った
AF性能、解像感、暗所耐性も極めて優秀
ISO20000程度まで上げているが
Lightroom Classicのノイズ除去強化のおかげで問題なく使える

・FE 40mm F2.5 G レンズ

このGレンズはよかった。α7CⅡの小さなボディと相まって操作性もよく軽くて小さい。解像感もコントラストも優秀。純正だけあってセンサーとの相性が良くいい画を出してくれる。フジツボ型のフードも付けたままでキャップを付けることができて便利だ。賛否あるようだが個人的にはデザインも気に入っている。

・その他

①細かいことだが、バッテリー残量が今までのような電池マーク三分割表示+パーセンテージから電池マーク内パーセンテージのみになった。これはぼくのような老眼にはかなり厳しい。今迄は三分割表示も見やすかったがパーセンテージもフォントが太くて見やすかった。ところがα7CⅡは三分割表示が無いばかりかパーセンテージの表示も小さく細い。…全く見えない。これは改悪と言わざるをえない。

②もう一つ注意点としてスローの動画を試そうとしたところSDカードの規格はV60以上が必要とのアラートが出た。すっかり抜けていた。慌ててamanzonで2枚注文した。

③バッテリーの持ちは熱発生のこともありα7Ⅲと同等とはいかないようだ。というかα7Ⅲがバケモノ級に持ちすぎる。これまで何千枚撮っても一度もバッテリーが切れたことが無い。
これからは一応予備は持って行った方がよさそうだ。

④電源を入れた時に結構な振動がある。α7Ⅲも多少はあったがα7CⅡはかなり大きくちょっと心配になる。当然だがアンチダストをOFFにすると多少小さくなる。

⑤シャッター音がいい。YouTubeで見た時にいいな…と感じていた通りだ。音が小さめで「カコン」と小気味いい音がする。

・まとめ

使ってみてのレビューを書いてみたが、多少の難点はあるものの、今現在ぼくの希望を叶えてくれる唯一の機種であることに間違いはない。この1台でポートレートも動画もスナップも…僕がやりたいことのすべてを程よいバランスで満たしてくれるカメラだ。正直ここまでの性能アップは期待していなかったので非常に嬉しい。
いい時代になったものだ。

…というわけで名残惜しいが長年お世話になったα7Ⅲともこれでお別れだ。

それではまたお会いしましょう。

#写真 #カメラ #スナップ #ポートレート #ソニー #SONY #A7C2 #単焦点レンズ #焦点距離40mm

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