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ドイツECMシリーズ-Part Alina
皆さんこんにちは。
先日のリッチー・バイラークのECM盤に続きもう一枚の愛聴盤を紹介したいと思います。
実はこちらも「Le Tabou」で先日とは別にもうひとりの音大生の子から紹介してもらったものです。
ぼくのクラシックの趣向をよく知ってくれていて、その上で教えてもらいました。
演奏家は知らない人ばかりです。
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ジャケットの色はずいぶん違います
こんなにビビットではなく
もう少しくすんだ淡い水色です
↓ このYouTubeも忠実に音量が抑えられていますね。
確か映画『ゼロ・グラビティ』でも使われていたと思います。
作曲家のアルヴォ・ペルトはエストニア出身で現在88歳。
多作で知られ数多くの作品がある。
所謂現代音楽ですが、このアルバムに不協和音は出てきません。
とてもゆったりしたリズムでピアノの3拍子が続き、そこにヴァイオリンの音色が乗ってきます。単純な旋律がずっと繰り返されるだけの楽章ですが不思議と飽きない。何百回聴いても心地いいんです。はじめは音大生の子がどうしてこんな単純な旋律のアルバムを薦めたのだろう…と不思議でした。
当時はまだ現役でバリバリ仕事をしていたのですが、疲れ果てて帰りの電車で聴くととても落ち着く。回りすぎて熱を持った脳がクールダウンしていくのがわかる。そして聴く度に離れられなくなっていました。
録音レベルが意図的と思われるほど低く抑えられています。
普段聴いているボリュームレベルだとほんとに消え入るようです。きっとペルト自身の指示でもあるのでしょう。
そして睡眠前に聴くととてもよく寝られます。
不眠症でお悩みの方はぜひ試してください。
それではまたお会いしましょう。