※フォンテーヌ魔神任務 第4章 5幕の一部ネタバレがあります。【魔神任務 第5膜(何かが違うフォンテーヌ)】
パイモン「うぎゃあああ!何だコレぇ!?水神フォカロルスは完全に天理を騙せたしフォンテーヌ人は赦されたんじゃなかったのか?なのにどうして、また海面が!フォンテーヌが海水に飲み込まれているんだ!?」
旅人「ちょっと待って、何か様子が、違う!見て、パイモン。」
パイモン「ん?本当だ!水に光沢感が無いぞ!でもなんだコレぇ何か濁ってるぞ…?赤黒いな…粘り気もあって変なのぉ。原始胎海の水じゃいけど何なんだ?」
旅人「誰?(後ろに振り返る)」
フリーナ「あぁ、旅人か…恥ずかしい所を見られちゃったな///」
パイモン「おいフリーナ!これどうなってんだよ!」
旅人「フリーナ、これ大丈夫なの?説明して!」
フリーナ「長くなるけど、いいかな?」
パイモン「お、おう」
フリーナ「まず安心して欲しい。大丈夫、聞いてる間におさまるさ…あの時フォカロルス、鏡の中の僕は僕にこう言ったんだ。「今まで本当にお疲れさまフリーナ。どうか僕の理想通り、人(女の子)として幸せに生きてね」これがどういう事かわかるかい?僕は女の子として生きていかなくてはならない。女の子として生きられるようになった、が正しいね。
そして、ここからが本題。
鏡の中の僕が神格と分離して作られたばかりの僕は500年老いずに生きてきた、初潮を迎えずにね。
500年だよ?あの馬鹿みたいに長い時間から解放されて、僕の身体も皆と同じように機能するようになったんだ。
神を演じる僕としてじゃなくて人間の僕が女の子みたいにオシャレもするし、美味しいものを食べれば太るからダイエットもする。そして女の子だし生理が来る。
これが人として、女として生きるって事なんだよ。
でも僕と皆とで違うのは、この今起こってるこれでね。
この水、何かもう分かっただろ?500年間溜めてた月経血を消化してるって話さ。
全く、これだけの血をどこに貯めてたんだか、笑っちゃうよ。最初はヌヴィレットがフォンテーヌ人の罪を赦した代わりに僕に新しい呪いでもかけたのかと思ったよ。
生理の日が来るとこのフォンテーヌを沈めるほどの月経血が僕から…ね?わかるだろ。
ほら、話してる間に引きはじめてきた。」
旅人「あれを見て、誰か溺れてる人が居る」
パイモン「大丈夫か!?助けないと。あ、でもオイラ泳げないぞ…」
フリーナ「大丈夫だよ、いつも通りさ」
パイモン「で、でもぉ。」
フォンテーヌ人達
「ゴボボボボ…ぶはっ!フリーナ様の月経血だぁ!嗚呼フリーナ様、美しい色だなぁ、今日も!美味しいです!
「泳ぐぞぉ水位が下がっていく…嗚呼引かないでくれ!」
フリーナ「まったく、もう今の僕は水神でもない一般人だフリーナと呼んで良いと言ってるだろ〜」
フォンテーヌ人「お〜いフリーナ様〜美味しいですぞぉ今日も〜!ドュフ!ただ少し粘り気がありますなぁゴボボボボ」
フリーナ「わぁ〜やめてくれったら!気持ち悪いなぁ」
パイモン「あ、あははは…(おい!旅人!早くここを離れようぜ!)」
旅人「やっぱりこの国は滅ぶべきだったかぁ(苦笑)」
フリーナ「僕がこんな辛いのに、今日みたいな日はフリーナ様の生理日とかいう不定期の祝日になるんだぞぉ…勘弁して欲しいよまったく」
パイモン「お、おい血が完全に引いたぞ!」
旅人「ほんとに大丈夫みたいだね。」
「おい、もう血が引いたのにまだ地面で泳いでるやつが居るぞ。」
旅人「大丈夫?」
フリーナ「大丈夫、とは言えないね。なんせ500年溜めてきた痛みも付いてくる。終わりが見えない、凄く苦しい。一体いつまで耐えればいいんだろう。ははは、はは、はぁ。」
パイモン「おいフリーナ、元気だせよ…辛かったらお前は特別に強くはダメだけどおいらを抱きしめてもいいぞ」
フリーナ「パイモンは優しいね、ほんとに辛い時はお願いするけど、いい?」
パイモン「おう、任せとけ!
ん?あそこにいるのヌヴィレットじゃないか?」
ヌヴィレット「引いてしまったか。水の味は、実に幽遠な趣を持つ。モンドの水は清く澄んでいて、璃月の水は後味が長く続く。稲妻の水は深みがあり、スメールの水は複雑で、フリーナの血は…下世話な話は辞めじっくりと舌で味わうとしよう。今日という祝日に乾杯」
パイモン「うわぁ、あいつグラス淹れたフリーナの血を呑んでんぞ。水だったら何でも好きなのかよ」
ヌヴィレット「ん?あれは、旅人か。見られる前にパレメルモニアに帰るとしよう。」
フリーナ「おいヌヴィレット、そのしまった水筒には何が入っているんだい?いいから出すんだ」
ヌヴィレット「今の君はもう水神じゃないはずだ、よってこの僕に強制する事は出来ない。帰らせてもらおう、まだ少し目を通しておきたい事件書類が残ってるんだ。」
フリーナ「やめてくれとお願いしてるんだ、神とか人とかの話じゃない。1人の女の子からのお願いだ。っておい!」
パイモン「おい、逃げたぞあいつ!追いかけろ」
旅人「水龍、水龍、逃げないで。」
フリーナ「だめだこりゃ。」