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子どもの言語教育について①

最近お天気が良すぎるぐらい良いので、毎日義母と娘と3人で近所をお散歩するのが日課です。
義母と散歩すると、だいたい毎日誰か知り合いに会います。
その度に義母は「孫娘なの〜!」と嬉しそうに紹介しているわけですが、その時によく、

「娘さんとは何語で話してるの?」

と聞かれます。

本当はずーっと日本語で話していたいのですが、義母と同居だと、義母を介して3人で話す(実際は2人で娘をあやす)ことも多く、例えばオムツを換えるときとか、お風呂のときなど、娘と2人きりあるいは夫と3人のときに日本語を話すことが多いです。

義母は「私のことは気にしないで、あなたは日本語で話しなさい」と言いますが、2人で娘を見ているときはそうもいかず…。

また、夫の日本語もまあまあカタコトなので、いくら夫が
「私、日本語練習シタイ。日本語デ 話シテ下サイ」
と言っても、私がティーチャートークになってしまったり、何度言いかえても伝わらないので結局スペイン語に直したり、夫が疲れて知らない間にスペイン語になったりということも多く、娘が日本語に触れる機会は、今のところ本当にわずかです。

これにはとても危機感をおぼえています。
実は、15年ほど前にスペイン人の友達が、お母さんが日本人だという友達を紹介してくれたのですが、彼女は日本語が全く分かりませんでした。
お母さんはスペイン語しか話さないそうなのですが、その時彼女が、

「時々お母さんの言ってることがよく分からないのよね」

と言ったのが衝撃的で、今でも忘れられません。
赤の他人ならいざしらず、親子の間に言葉の壁があるなんて…。

しかも、私の母は日本語しか話せませんから、日本語が話せないと、娘は自分のおばあさんとも話せないことになります。

これらの事態は何としても回避したい。

一応、日本から日本語の絵本を持ってきたり、日本の童謡を歌ったり、思いつく限りのことはしていますが、聞いた話では、お母さんが日本語で話しても子どもの返事はスペイン語、というケースもあるらしく、なかなか難しい問題です。

これから娘が成長していくにつれて、いろいろ状況の変化があるはずなので、その都度ここにその記録を残していこうと思います。

Maqui

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