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入院3日目

手術が無事終わった。

入院2日目は13時前後から手術ということで、昼過ぎに兄夫婦が来てくれた。婦人科の疾患とというセンシティブな部位なので、兄嫁(仲良し)が来た方が良いだろうという兄の配慮に感謝。

ただ、手術室控えには一人しか入れないらしい。もともと付き添いなしで臨む予定だったから定員まで確認しなかった私の痛恨のミス。結局二人はそれぞれの場所で待機していたみたい。申し訳なかったな。

手術当日の担当看護師が新人さんで、まず、点滴のルート確保に失敗。(これは人生でトップクラスに痛かった。)それに言動が、何かと神経を逆撫でする人で、ナーバスofナーバスになった。家族がいないことをやたら根掘り葉掘り聞いてきたり、手術翌日も家族がいないと困ると今更言ってきたり(その問題は術前オリエンテーションでも前日に打ち合わせ済みなのに。)手術が終わったら、師長にクレーム言おうと思いながら、手術室に。

そこから先はHCUまで記憶がない。(すごいな〜麻酔!)意識が覚めた時、猛烈な吐き気とお腹の痛み、大勢の声で、手を握ってー!深呼吸してー!吐けるなら吐いてー!と取り囲まれてた気がする。でも多分、5分程度の出来事で、あっという間に気持ち悪さは無くなった。手術は13:30開始でお腹の痛みもズキズキと痛むけど、痛いといえば痛み止めを投与してもらえた。
ただ、1時間おきの血圧測定や検温、常時挟まれたサチュレーションモニター、心電図。身体に付けられた装置類にもぞもぞしながら寝たり起きたり。そうしたら深夜の2:00頃完全に目が覚めてしまった。HCUには当然スマホも持ち込めず、目で追えるものは時計のみ。起きていれば痛みがじんじん響いてくるので痛み止めを投与してもらう。そうすると少しフワフワして寝れるような気がする。結局、2時間おきに投与→ウトウトを繰り返し、朝までやり過ごした。

そっからは朝、先生がきてくれて筋腫を取れるだけ取ったから縫ったところも多くて痛むけど頑張ってねと労われ、水分摂取OKとのことで、水道水を飲む。30時間ぶりの水分・・・点滴入ってるからか特に感慨なくスルッと喉奥に流れた。そのあとは清拭。自らが清拭される立場になるとは。恥ずかしかったけど気持ちよかった。

そして11時に一般病棟に移る。なんとか立ったり、足踏みできたので、車椅子へ移動。迎えにきたのは前述の忌々しい看護師だった。久しぶりに直角に座ったからか、吐き気に襲われ、少量嘔吐。吐いてるのにお構いなしに話しかけくる。ベッドについても、膝の荷物をどかしてくれるわけでもなく、車椅子とベッドも妙に距離が空いていて、やっとの思いで自力で移乗する。絶対許さねぇ。次にやって来てくれた同年代っぽい看護師さんにことのあらましを伝え、担当を換えてほしいとお願いすると、そこから先はベテランさんが持ち回りで来てくれた。

手術前の見えない不安や恐怖と違って、術後は明確な痛みというものを克服しなければならない。ただ、痛みに耐えるというよりはしっかりと疼痛コントロールして体を動かすことが大切らしく、恥ずかしかったけど、痛み止めの座薬を入れて、歩く。痛みは我慢できる程度には抑えられてるけど、特定の姿勢で痛みが強く出るので、慎重に歩く。

明日はとうとう点滴も外れ、自分につながるものがなくなる!ただ、お風呂も解禁らしい。自分の裸を見るのが怖い。(傷口は絆創膏が貼ってあって見れないけど)

ひとまず、無事に終わって、子宮も守れて良かった。


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